大江川(おおえがわ)は、木曽川水系一級河川岐阜県岐阜市羽島市を流れる。長良川揖斐川を経て伊勢湾に至る木曽川の3次支川[1][2]

大江川
岐阜市日置江付近
(中央に写っている二連アーチになっている建造物が二本戸樋門である)
水系 一級河川 木曽川
種別 一級河川
延長 6 km
流域面積 10.1 km²
水源 岐阜市中鶉付近
河口・合流先 長良川(岐阜県岐阜市)
流域 岐阜県
地図
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概要 編集

 
岐阜市周辺主要河川の位置関係図
 
大江川河口付近の航空写真(木曽川上流河川事務所[3]

岐阜県岐阜市南部の岐阜市中鶉付近が源である。荒田川境川の間の水を集めている。

荒田川にかかる荒田橋付近から発している。岐阜県道31号岐阜垂井線に沿って南西に向かう。県道31号から南に離れ、合併前の柳津町と岐阜市の境をなしていた。岐阜流通センターの西側を通過し、岐阜運輸支局付近からは境川に沿い西に流れ、岐阜市茶屋新田で新大江川樋門を経て長良川と合流する。

なお一部は羽島市に入り、大江川逆水樋門を通過後、境川と背割堤防で隔てられて並行して南流し、境川樋門[注 1]大江川樋門地点で両河川が合流する。

施設 編集

かつては岐阜運輸支局北側あたりに二本戸樋門[4]が存在していた。

関連施設 編集

  • 大江川樋門
  • 新大江川樋門
  • 大江川逆水樋門
  • 大江排水機場[5]
  • 大江五十石排水機場[5]
  • 大江排水樋管
  • 大江五十石排水機樋管
  • 境川樋門

水害 編集

1976年昭和51年)9月の水害では、川の水があふれ、大きな浸水被害があった。

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 本来は境川の施設である。一つの施設内で大江川樋門と一体となった構造(4つあるゲートの内、3つが境川樋門、1つが大江川樋門)となっており、平常時は境川の水を排水している。
    しかし増水時(背割堤防を越流して大江川と一体となる)には、両河川の水を同時に両樋門より排水する。

出典 編集

  1. ^ 国土交通省中部地方整備局. “河川コード台帳(河川コード表編)” (PDF). 2022年11月14日閲覧。
  2. ^ 国土交通省中部地方整備局. “河川コード台帳(河川模式図編)” (PDF). 2022年11月14日閲覧。
  3. ^ 大江川河口付近の航空写真(出典:国土交通省中部地方整備局 木曽川上流河川事務所)
  4. ^ 一級河川木曽川水系 境川圏域河川整備計画” (PDF). 岐阜県 県土整備部河川課. pp. 29,34 (2009年7月23日). 2016年5月7日閲覧。
  5. ^ a b 岐阜市公式ホームページ 排水機場等河川施設の管理/岐阜市が管理する排水機場