大石 邦彦(おおいし くにひこ、1970年昭和45年〉5月20日 - )は、CBCテレビ報道部の論説委員[1]アナウンサー

おおいし くにひこ
大石 邦彦
プロフィール
出身地 日本の旗 日本 山形県最上郡最上町
生年月日 (1970-05-20) 1970年5月20日(53歳)
血液型 AB型
最終学歴 慶應義塾大学経済学部
勤務局 CBCテレビ
部署 報道局論説室
職歴 アナウンサー
1994年4月 - )
論説委員(2023年7月 - )
活動期間 1994年4月 -
ジャンル 報道・情報
配偶者 あり
公式サイト CBCアナウンサー・大石邦彦
出演番組・活動
出演中チャント!
(アンカーマン)
『大石邦彦のNOW ON SHARE!』
CBCラジオ
出演経歴ユーガッタ!CBC
晴れドキ
イッポウ』など

概要 編集

山形県最上郡最上町の出身。山形県立山形東高等学校を経て、慶應義塾大学経済学部卒業後の1994年4月1日付で、アナウンサーとしてCBC(当時はラジオ・テレビ兼営局の中部日本放送)へ入社した。同期入社のアナウンサーに、中橋かおり吉村洋子日角真(現在は報道部に所属)、相羽装子がいる。

アナウンサーとしては、CBCラジオへのラジオ放送部門移管に伴うCBCテレビへの自動転籍(2014年4月1日)などをはさみながら、平日の夕方にテレビ(CBCテレビ)で放送される情報・報道番組に長らく出演。若手時代には『ミックスパイください』や『ユーガッタ!CBC』内のコーナーでリポーター、2006年4月から3年間は『イッポウ』、後継番組の『チャント!』では2021年3月までメインキャスターを務めた。また、CBCテレビを含むJNN加盟局・CBCラジオを含むJRN加盟局から優秀なアナウンサーを表彰するアノンシスト賞で、テレビ・フリートーク部門の優秀賞を第36回(2010年度)・第43回(2017年度)・第47回(2021年度)に受賞している。

『チャント!』での肩書が「アンカーマン」に変更された2021年度からは、日本国内で前年(2020年)の初頭から新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行が広まり始めたことを背景に、COVID-19ワクチン接種後の副反応や後遺症に関する調査報道活動(新型コロナワクチンの副反応問題に関する調査報道)にも従事。他のメディアがこの問題をほとんど取り上げない状況で、患者や関係者への取材を2年以上にわたって続けた。さらに、その成果を「大石が行く!」(『チャント!』内での担当コーナー)やYouTube限定の配信動画で随時公表したところ、前述した第47回アノンシスト賞を「活動部門」でも受賞。2023年には、第60回ギャラクシー賞放送批評懇談会)でも、報道活動部門で「選奨」として表彰された[2]。このような調査報道に対する視聴者や関係者からの反響は大きく、同年には、取材の成果を記録した特別番組の放送[3]著書の出版にも至っている。

本人によれば、アナウンサー時代にはCBCの放送対象地域(愛知県三重県岐阜県)内の全市町村を取材で訪れたほか、累計で2万人以上を取材したという[4]。アナウンス部では後年に専任部長を務めていたが、入社29年目の2023年7月1日付で報道部へ異動。異動を機に、論説室の解説委員(論説委員)に就任した[1]

報道部への異動後も、異動前まで担当していた『チャント!』と『大石邦彦のNOW ON SHARE!』(2022年4月からCBCラジオで放送されている収録番組)への出演を続けていることから、両番組を初めとする対外活動では「『チャント!』アンカーマン」という肩書を主に使用している[5]。その一方で、2023年10月3日放送分の『ゴゴスマ -GO GO!Smile!-』には、レギュラーコメンテーターの石塚元章(大石が報道部へ異動する前からの「論説委員」)に代わって「CBC論説委員」という肩書で出演している。

上記のとおり所属は報道部であり、2024年4月現在は報道部専任部長でアナウンサーを兼務している(CBCテレビの公式HPの「CBCアナウンサープロフィール」内にプロフィールが載っており、チャント!のHPではCBCアナウンサーの肩書となっている)。

現在の出演番組 編集

テレビ 編集

  • チャント!
    • メインキャスター:2019年4月1日 - 2021年3月26日[6]
    • アンカーマン:2021年3月29日 -
      • Nスタ』(TBSテレビ制作の報道・情報番組)の平日版から第0部(任意ネット枠)と第2部(JNN全国ニュース枠)を内包している関係で、アナウンサー時代には、第0部で中京広域圏(CBCの放送対象地域)内からの生中継に登場することもあった。

ラジオ 編集

  • 大石邦彦のNOW ON SHARE!(2022年4月2日 - 、毎週土曜日11:40 - 11:55)
    • リスナーから寄せられたメッセージ(日常生活での悩みや直近に報じられたニュースへの疑問など)を基に独自で収集・取材した情報を、自身の解説を通じてリスナーと「SHARE」(共有)する番組。アナウンス部からの異動当日(2023年7月1日)以降も放送が続けられている。

過去の出演番組 編集

ラジオ 編集

テレビ 編集

  • 晴れドキ(司会)
  • ミックスパイください(「赤札小僧」の中継で人気を博した)
  • ユーガッタ!CBC(冠コーナー「大石で行こう」のリポーター)
  • 乱!総選挙2009乱!参院選2010(CBCローカル版メインキャスター)
  • イッポウ(2006年4月3日 - 2019年3月29日、メインキャスター)
  • ゴゴスマ -GO GO!Smile!-(2023年10月3日、「CBC論説委員」という肩書で出演)

CBCは中部日本放送時代の1956年12月1日から2013年3月31日まで、ラジオとテレビの兼営局として運営されていた。しかし、中部日本放送のラジオ放送部門とラジオ放送免許を2013年4月1日付でCBCラジオが承継されたことを受けて、テレビ放送のコールサインが変更された。このような事情から、2013年4月1日の午前0時には、コールサイン変更のアナウンスを中京ローカル向けの生放送で特別に担当した。なお、中部日本放送はテレビ放送部門・テレビ放送免許・(アナウンス部や報道部を含む)テレビ放送関連の部署を翌2014年4月1日にCBCテレビへ移管したことに伴って、CBCテレビ・CBCラジオなどのグループ会社を統括する認定放送持株会社へ移行。当時は中部日本放送のアナウンサーだった大石も、同日付でCBCテレビへ自動的に転籍している。

著書 編集

  • 『新型コロナワクチンの光と影 誰も報じなかった事実の記録』(2023年2月21日初版刊行、方丈社、ISBN 978-4910818030

脚注 編集

外部リンク 編集