大谷 博子(おおたに ひろこ)は、日本漫画家女性北海道新冠郡新冠町出身[1]、血液型はO型[注釈 1]

おおたに ひろこ
大谷 博子
生誕 日本北海道新冠郡新冠町
職業 漫画家
活動期間 1973年 -
ジャンル 少女漫画
女性漫画
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概要 編集

1973年集英社の少女誌『別冊マーガレット』7月号で「ポコとロックのラブソング」にてデビュー[注釈 2]。その後1年ほど会社員として働いたのち、本格的な作家活動を開始[2]
初期はその集英社系列の少女誌などで主に執筆していたが、1980年後半以降は秋田書店の女性誌や双葉社の『Jourすてきな主婦たち』、集英社の『ヤングユー』など既婚の女性などをターゲットにした漫画雑誌に執筆の場を移した。代表作としては集英社発行分の『由似』シリーズや、秋田書店発行分で現在もシリーズ連載として継続されている『翔子の事件簿』シリーズなどがある。

2023年は画業50周年Yearとして、サイン入りポストカードや5月17日発売新刊10名の抽選プレゼントキャンペーン・電子配信の割引セール・小冊子の特別付録など様々な祝賀企画を、『JOUR』(双葉社)及び『Eleganceイブ』(秋田書店)の2社で実施した[4][5][6][7]

単行本リスト 編集

巻数表示のないものは単巻。

集英社発行分 編集

  • 通りすぎた青空(1975年8月、ISBN 978-4-08-850200-7
  • 風と緑と青い空(1977年4月、ISBN 978-4-08-850280-9
  • トライアングル物語(1978年2月、ISBN 978-4-08-850328-8
  • ドリームハウスの子どもたち(1979年12月、ISBN 978-4-08-850449-0
  • 灯色の童話(1982年11月、ISBN 978-4-08-850712-5[注釈 3]
  • 聞いてお兄ちゃん風の声(1983年7月、ISBN 978-4-08-850775-0
  • 灯色がせつない日(1984年2月、ISBN 978-4-08-850834-4
  • きのうの灯きょうの窓(1984年8月、ISBN 978-4-08-849005-2
  • 特大ポケット愛いっぱい(1985年5月、ISBN 978-4-08-849070-0
  • つかのまの夢つかのまの時(1988年9月、ISBN 978-4-08-849435-7
  • 角を曲がれば(1991年8月、ISBN 978-4-08-862197-5
  • 昨日の火影(1993年5月、ISBN 978-4-08-862250-7[注釈 3]
  • たおやかな峰(2001年11月、ISBN 978-4-08-785229-5

『星くず』シリーズ 編集

『由似』シリーズ 編集

『星くず』シリーズの主人公由布子の娘・由似が主人公となる

双葉社発行分 編集

『ペンションやましな』シリーズ 編集

秋田書店発行分 編集

翔子の事件簿シリーズ 編集

アシスタント 編集

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ p.186にペンネームと本名は同一で、出身地及び血液型の掲載はあるが、生年月日の項目は未記入である事を確認した[2]
  2. ^ "漫画スクール指導作品" として掲載されたものがそのままデビュー作となった[3]
  3. ^ a b c 集英社より新装版あり。
  4. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 双葉社より新装版あり。
  5. ^ a b c 当初はパン屋「パパンのパン」を中心とした別シリーズだったがやましなとの行き来が出来、合流

出典 編集

  1. ^ 日外アソシエーツ発行『漫画家人名事典』(2003年2月)ISBN 9784816917608、P75
  2. ^ a b 日本漫画家名鑑500編集委員会 1992, p. 186-187.
  3. ^ 大谷博子「ポコとロックのラブ♡ソング」『別冊マーガレット 1973年7月号』第9巻第7号、集英社、1973年7月1日、419-434頁。 
  4. ^ エレガンスイブ&フォアミセス [@e_motto] (2022年11月29日). "2023年は✨大谷博子先生画業50周年記念イヤー✨です🎉🎊 エレガンスイブではさまざまな企画を準備中。 お楽しみに❤️". X(旧Twitter)より2023年12月23日閲覧
  5. ^ 大谷博子と名香智子の画業50周年記念企画がスタート、JOUR付録にサイン入りカードなど」『コミックナタリー』株式会社ナターシャ、2023年2月2日。2023年12月23日閲覧。
  6. ^ 画業50周年の大谷博子&名香智子の新刊が同時発売、電子版割引キャンペーンもスタート」『コミックナタリー』株式会社ナターシャ、2023年5月17日。2023年12月23日閲覧。
  7. ^ PR TIMESエンタメ [@prtimes_etm] (2023年12月1日). "大谷博子先生画業50周年記念『風のペンション』 豪華W付録つき!漫画誌『JOUR』1月号12/1発売". X(旧Twitter)より2023年12月23日閲覧
  8. ^ 恋歌”. 双葉社. 2022年5月22日閲覧。
  9. ^ 風のペンション-春告鳥-”. 双葉社. 2022年5月22日閲覧。
  10. ^ 風のペンション-家族の絆-”. 双葉社. 2022年5月22日閲覧。
  11. ^ 風のペンション-粉雪-”. 双葉社. 2022年5月22日閲覧。
  12. ^ 風のペンション-幸せの一雫-”. 双葉社. 2022年5月22日閲覧。
  13. ^ 風のペンション-慟哭-”. 双葉社. 2022年5月22日閲覧。
  14. ^ 風のペンション-惜別-”. 双葉社. 2022年5月22日閲覧。
  15. ^ 風のペンション-薫る季節-”. 双葉社. 2022年5月22日閲覧。
  16. ^ 風のペンション-春ゆらり-”. 双葉社. 2022年5月22日閲覧。
  17. ^ 風のペンション-逢瀬-”. 双葉社. 2022年5月22日閲覧。
  18. ^ 風のペンション-ささやかな夢-”. 双葉社. 2022年5月22日閲覧。
  19. ^ 風のペンション-約束-”. 双葉社. 2022年5月22日閲覧。
  20. ^ 風のペンション-思い出を ひとかけら-”. 双葉社. 2022年5月22日閲覧。
  21. ^ 街角花慕情 秋田文庫”. 秋田書店. 2021年9月16日閲覧。
  22. ^ 街角子守唄”. 秋田書店. 2021年9月16日閲覧。
  23. ^ 街角散歩道”. 秋田書店. 2021年9月16日閲覧。
  24. ^ ニャンニャンコラム”. 秋田書店. 2021年9月16日閲覧。
  25. ^ 翔子の事件簿”. 秋田書店. 2021年9月16日閲覧。
  26. ^ 青い鳥小鳥”. 秋田書店. 2021年9月16日閲覧。
  27. ^ コインの逸話”. 秋田書店. 2021年9月16日閲覧。
  28. ^ 翔子の事件簿シリーズ 私小説”. 秋田書店. 2021年9月16日閲覧。
  29. ^ 翔子の事件簿シリーズ 春風とタンポポ”. 秋田書店. 2021年9月16日閲覧。
  30. ^ 翔子の事件簿シリーズ あなたを恋うる女”. 秋田書店. 2021年9月16日閲覧。
  31. ^ 翔子の事件簿シリーズ 子供達の小夜曲”. 秋田書店. 2021年9月16日閲覧。
  32. ^ 翔子の事件簿シリーズ 鎮魂歌 光と影のはざまで”. 秋田書店. 2021年9月16日閲覧。
  33. ^ 翔子の事件簿シリーズ 心残されて”. 秋田書店. 2021年9月16日閲覧。
  34. ^ 翔子の事件簿シリーズ 夢ほのか”. 秋田書店. 2021年9月16日閲覧。
  35. ^ 翔子の事件簿シリーズ 風の子へ”. 秋田書店. 2021年9月16日閲覧。
  36. ^ 翔子の事件簿シリーズ 揺籃の詩”. 秋田書店. 2021年9月16日閲覧。
  37. ^ 翔子の事件簿シリーズ 若葉色の十字路”. 秋田書店. 2021年9月16日閲覧。
  38. ^ 翔子の事件簿シリーズ 小さき春のうた”. 秋田書店. 2021年9月16日閲覧。
  39. ^ 翔子の事件簿シリーズ 愛しさを抱いて”. 秋田書店. 2021年9月16日閲覧。
  40. ^ 翔子の事件簿シリーズ 今、掌にあるものを”. 秋田書店. 2021年9月16日閲覧。
  41. ^ 翔子の事件簿シリーズ 天使のスキャット”. 秋田書店. 2021年9月16日閲覧。
  42. ^ 翔子の事件簿シリーズ 家族の横顔”. 秋田書店. 2021年9月16日閲覧。
  43. ^ 翔子の事件簿シリーズ 雪の花のバラード”. 秋田書店. 2021年9月16日閲覧。
  44. ^ 翔子の事件簿シリーズ 末っ子物語”. 秋田書店. 2021年9月16日閲覧。
  45. ^ 翔子の事件簿シリーズ 子供達の季節”. 秋田書店. 2021年9月16日閲覧。
  46. ^ 翔子の事件簿シリーズ はじけ草 ポン”. 秋田書店. 2021年9月16日閲覧。
  47. ^ 翔子の事件簿シリーズ 生まれ出づるとき”. 秋田書店. 2021年9月16日閲覧。
  48. ^ 翔子の事件簿シリーズ 五つのひらがな”. 秋田書店. 2021年9月16日閲覧。
  49. ^ 翔子の事件簿シリーズ 優しさのなかで”. 秋田書店. 2021年9月16日閲覧。
  50. ^ 翔子の事件簿シリーズ 優しさのなかで”. 秋田書店. 2021年9月16日閲覧。
  51. ^ 翔子の事件簿シリーズ 花嫁の父”. 秋田書店. 2021年9月16日閲覧。
  52. ^ 翔子の事件簿シリーズ 子犬と木枯らしとお陽さま”. 秋田書店. 2021年9月16日閲覧。
  53. ^ 翔子の事件簿シリーズ そして、残る想い”. 秋田書店. 2021年9月16日閲覧。
  54. ^ 翔子の事件簿シリーズ ある日の午後”. 秋田書店. 2021年9月16日閲覧。
  55. ^ 翔子の事件簿シリーズ 空の下”. 秋田書店. 2021年9月16日閲覧。
  56. ^ 翔子の事件簿シリーズ 出会い ふたたび”. 秋田書店. 2022年10月1日閲覧。
  57. ^ 翔子の事件簿 第1巻”. 秋田書店. 2021年9月16日閲覧。
  58. ^ 翔子の事件簿 第2巻”. 秋田書店. 2021年9月16日閲覧。
  59. ^ 翔子の事件簿 第3巻”. 秋田書店. 2021年9月16日閲覧。
  60. ^ 翔子の事件簿 第4巻”. 秋田書店. 2021年9月16日閲覧。
  61. ^ 翔子の事件簿 第5巻”. 秋田書店. 2021年9月16日閲覧。
  62. ^ 翔子の事件簿 第6巻”. 秋田書店. 2021年9月16日閲覧。
  63. ^ 翔子の事件簿 第7巻”. 秋田書店. 2021年9月16日閲覧。
  64. ^ 翔子の事件簿 第8巻”. 秋田書店. 2021年9月16日閲覧。
  65. ^ 翔子の事件簿 第9巻”. 秋田書店. 2021年9月16日閲覧。
  66. ^ 翔子の事件簿 第10巻”. 秋田書店. 2021年9月16日閲覧。
  67. ^ 翔子の事件簿 第11巻”. 秋田書店. 2021年9月16日閲覧。
  68. ^ 翔子の事件簿 第12巻”. 秋田書店. 2021年9月16日閲覧。
  69. ^ 翔子の事件簿 第13巻”. 秋田書店. 2021年9月16日閲覧。
  70. ^ 翔子の事件簿 第14巻”. 秋田書店. 2021年9月16日閲覧。
  71. ^ 翔子の事件簿 第15巻”. 秋田書店. 2021年9月16日閲覧。
  72. ^ 翔子の事件簿 第16巻”. 秋田書店. 2021年9月16日閲覧。
  73. ^ 同上『漫画家人名事典』P165参考

参考文献 編集

外部リンク 編集