大谷 暢順(おおたに ちょうじゅん、法名は経如、1929年3月19日 - )は、京都生まれの日本フランス文学者浄土真宗僧侶浄土真宗大谷本願寺派本山本願寺第二十五世法主本願寺維持財団理事長明仁上皇の従兄弟にあたる。

2012年8月31日、玄葉光一郎外務大臣
同上

蓮如研究のほか、ジャンヌ・ダルクの研究でも知られる。

略歴編集

真宗大谷派法主大谷光暢の次男として京都に生まれる。1952年東京大学印度哲学梵文学科卒、同大学院仏文科に学ぶ。

1960年代に父とともに大谷派を離脱、のち本願寺文化興隆財団(現、本願寺維持財団)門跡となる。「お東騒動」の重要人物。兄は大谷光紹、弟は大谷暢顯大谷光道。子は大谷光輪

平成8年(1996年)に京都府京都市伏見区下鳥羽において、新たに「宗教法人 本願寺」を登記・認可され、本願寺第二十五世法主に就任し、本願寺維持財団が経営している東山浄苑を拠点として活動を行っている。

2021年12月、フランスレジオン・ドヌール勲章オフィシエを受章した[1]

著書編集

共著・編纂編集

  • 『仏を現代に求めて 笠原一男対論大谷暢順』(評論社、1979年)
  • 『蓮如上人全集 言行篇』(編 河出書房新社、1989年)
  • 『蓮如上人全集』(全5巻 中央公論(新)社、1998年-2001年)

翻訳編集

  • ジャン=ポール・エチュヴェリー『百年戦争とリッシュモン大元帥』(河出書房新社、1991年)
  • 『蓮如上人・空善聞書』(全訳注 2005年 講談社学術文庫)

参考編集

  • 文藝年鑑2007 

脚注編集

外部リンク編集