バスセンター前駅

北海道札幌市中央区にある札幌市交通局の駅
大通バスセンターから転送)

バスセンター前駅(バスセンターまええき)は、札幌市中央区南1条東4丁目にある、札幌市営地下鉄東西線である。駅番号はT10

バスセンター前駅
8番出入口
バスセンターまえ
Bus Center mae
T09 大通 (0.8 km)
(1.1 km) 菊水 T11
地図
所在地 札幌市中央区南1条東4丁目
北緯43度3分40.57秒 東経141度21分37.7秒 / 北緯43.0612694度 東経141.360472度 / 43.0612694; 141.360472 (バスセンター前駅)座標: 北緯43度3分40.57秒 東経141度21分37.7秒 / 北緯43.0612694度 東経141.360472度 / 43.0612694; 141.360472 (バスセンター前駅)
駅番号 T10
所属事業者 札幌市交通局
所属路線 札幌市営地下鉄東西線
キロ程 9.3 km(宮の沢起点)
駅構造 地下駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
7,810人/日(降車客含まず)
-2020年-
開業年月日 1976年(昭和51年)6月10日
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歴史 編集

駅構造 編集

南大通の下にあり、地下歩道とホームはこの通り沿いに東西に伸びる。出入口の数は10ヶ所で、東西の端の出入口の間の距離は約500メートルある。西の出口はバスセンタービルの中にある。地下歩道はその西の大通駅までつながっている。ホームは1面2線の島式で、改札は西・中央・東の3ヶ所。当駅の駅名にやや反して、ホーム出口からバスセンターまでの距離は比較的長く、東豊線・大通駅から歩いてもあまり所要時間は変わらない。

札幌市営地下鉄の島式ホームの駅では最後にエレベータが設置された(2008年3月完成、同年4月から供用開始)。エレベータは、ホームと中央改札口の間に1基、コンコースと地上の間には9番出口に1基が設置された。これに併せて男子トイレと女子トイレの間に身障者用トイレを新設し、エレベータと同じく供用を開始した。

大通バスセンタービルに直結しており、隣の大通駅とは地下歩道・さっぽろ地下街オーロラタウン経由で繋がっている。また大通駅からさっぽろ地下街ポールタウン経由で南北線すすきの駅へも地下を通って行く事が出来る。さらに2011年3月12日札幌駅前通地下歩行空間が開通し、さっぽろ駅へも地下を通って行く事ができ、JR札幌駅にもさっぽろ駅からアピア経由で行くことが出来る。

白石方面に、豊平川の異常出水の際にホームの水没を防ぐための防水扉が設けられている。

のりば 編集

ホーム 路線 行先
1   東西線 白石新さっぽろ方面
2 大通宮の沢方面

利用状況 編集

札幌市交通局によると、2020年度の一日平均乗車人員は7,810人であった。

年度 1日平均
乗車人員
出典
2008年 7,390 [2]
2009年 7,279 [2]
2010年 7,392 [3]
2011年 7,445 [3]
2012年 7,757 [3]
2013年 8,199 [3]
2014年 8,476 [3]
2015年 8,764 [4]
2016年 9,268 [4]
2017年 9,597 [4]
2018年 9,845 [5]
2019年 9,752 [5]
2020年 7,810 [6]

駅周辺 編集

大通バスセンター、及び北海道電力(ほくでん)本社ビルと地下通路で直結する位置にある。周辺は先に述べた北海道電力をはじめとする業務ビルが多いが、東に行くと住宅も多くなる。駅の西には創成川をはさんでさっぽろテレビ塔が立っている。この塔を含んで西方が大通公園である。東の出入口からは、豊平川をまたぐ一条大橋が近い。

大通バスセンター 編集

 
地下のりば

札幌市中央区南1条東1丁目に駅直結の大通バスセンター(正式名称:大通バスターミナル)を設置している。停留所名は、一般路線バスは「バスセンター」、北都交通と宗谷バスは「大通バスセンター」、北海道バスは「大通バスセンター前」。

1976年(昭和51年)6月10日全面供用開始。乗り場は1階と地下に分かれており、トイレのある中地下階で結ばれている。バスセンター1号館1階に北都交通の案内・発券窓口および待合所が設置されている(バスセンター2号館の地上部にはターミナル機能はない)。また1階待合所付近の道路上にもバス停が設けられている。2021年(令和3年)12月の平日1日あたり、スクールバス等の非公示便を除く発着便数はバスセンター内乗り場と路上停留所を合わせて348便(感染症流行による一時運休便を含む)[7]

地下のりばにはバス発車案内装置が設置されており、バスがのりばに停車している間は乗車口上の「発車」ランプが点灯し、自動放送が流れる。各のりばの乗車口には自動ドアがあり、バスがのりばに停車している間のみドアが開くようになっている。また、在庫表示装置、バス営業所から直接案内放送を流すことができる遠隔放送装置が設置されている。

バスセンター1階の乗り場は札幌市営バスが中心に乗り入れていたが、地下鉄延伸に伴う路線再編の影響もあり減少、一時は地上乗り場に発着するバスが存在していなかった。現在は地上のりばは各都市間バスのみ発着しており、バス通路を挟んで向かいに北都交通の窓口および待合所を設置して運用している。また地上乗り場のスペースの一部は改装されセイコーマートの店舗となっている。地下階の乗り場も8レーンまで存在したが、フロアの半分ほどは閉鎖されており立ち入れないようになっている。

2019年、札幌市は施設の老朽化や他のバスターミナルの再整備などから大通バスセンターの廃止の検討に入った[8]

路線は2023年(令和5年)10月1日現在。詳細は事業者(営業所・路線)記事を参照。

地下1番のりば[9]
地下2番のりば[9][10]
1階のりば[11]
路上 3番出入口側[9]
  • 北海道中央バス 札幌東営業所
  • ジェイ・アール北海道バス 空知線
路上 バスセンタービル1号館北側[12]

その他 編集

  • 駅スタンプはバスセンター前駅のイニシャルBの中に二条市場が描かれている[13]
  • 「バスセンター(Bus Center)」という表現は和製英語であり、英語圏では通用しにくい。英語圏における一般的な表現は Bus Terminal(米)、もしくは Coach Station(英)である。
  • 札幌市営地下鉄の駅名では、表記文字数が7文字と最も多く、なおかつ、唯一カタカナを使用している駅でもある。

隣の駅 編集

札幌市営地下鉄
  東西線
大通駅 (T09) - バスセンター前駅 (T10) - 菊水駅 (T11)

脚注 編集

  1. ^ ホームドアの設置状況>札幌市東西線国土交通省 2016年1月21日閲覧
  2. ^ a b 地下鉄駅別乗車人員経年変化(1日平均) (PDF)
  3. ^ a b c d e 年度別駅別人員の推移(一日平均) (PDF)
  4. ^ a b c 年度別駅別人員の推移(一日平均) (PDF)
  5. ^ a b 年度別駅別人員の推移(一日平均) (PDF)
  6. ^ 年度別駅別人員の推移(一日平均) (PDF)
  7. ^ 札幌の都市交通データブック2021 後半” (PDF). 札幌市. pp. 68 - 73. 2022年6月19日閲覧。
  8. ^ 大通バスセンター廃止検討 札幌市、駅前再整備し集約 - 北海道新聞 2019年2月22日
  9. ^ a b c バスセンター のりば地図”. 北海道中央バス. 2022年6月19日閲覧。
  10. ^ バスセンター詳細”. ジェイ・アール北海道バス. 2022年6月19日閲覧。
  11. ^ 大通バスセンター”. バスNAVI北海道. 2022年6月19日閲覧。
  12. ^ 大通バスセンター前(北側) 停留所”. 北海道バス. 2022年6月19日閲覧。
  13. ^ 地下鉄駅情報(東西線) - 札幌市交通事業振興公社、2016年1月25日閲覧

関連項目 編集

外部リンク 編集