大関 (酒造メーカー)

酒造会社

大関株式会社(おおぜき、OZEKI CO.,LTD.)は、兵庫県西宮市に本社及び工場を置く日本清酒製造メーカー。1合カップ容器入り清酒の先駈けとして知られる。また最近でもパイオニア精神が旺盛で、多岐に渡る新商品が軒を連ねる。

大関株式会社
OZEKI CO.,LTD.
大関(株)・寿蔵
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
663-8227
兵庫県西宮市今津出在家町4番9号
設立 1935年10月(創業は1711年
業種 食料品
法人番号 3140001068185 ウィキデータを編集
事業内容 清酒などのアルコール飲料、食品類の製造販売、化成品開発販売他
代表者 代表取締役社長 長部 訓子
資本金 1億円
従業員数 372名(2020年4月1日現在)
主要子会社 吹上焼酎株式会社
株式会社越後酒造場
真富士屋食品株式会社
OZEKI SAKE(U.S.A),INC
有限会社大関エステート
関係する人物 長部文治郎
外部リンク https://www.ozeki.co.jp/
テンプレートを表示

企業スローガンは「楽しい暮らしの大関」。

概要編集

正徳元年(1711年)に灘五郷の一つである今津郷で創業。本社は兵庫県西宮市今津出在家町にある。当主の長部家は辰馬家白鹿白鷹)、嘉納家菊正宗白鶴)、山邑家櫻正宗)などと並ぶ灘五郷の旧家で、屋号は「大坂屋」。当主は七代目以降「文治郎」を襲名する。

樽廻船などの安全を期して、長部家が文化7年(1810年)に設置した今津灯台は、21世紀の今なお現役の航路標識として存在している。

当初、酒銘は「萬両」としたが、明治17年(1884年)より酒銘を「大関」としている。大相撲の大関が横綱に次ぐ番付であることから「更に上を目指す」意味を込めている[1]

1935年株式会社長部文治郎商店に改組、1962年大関酒造株式会社に社名を変更、280周年を迎えた1991年に商号から「酒造」を省いて現在の「大関株式会社」に変更した。

1964年に発売が開始された「ワンカップ大関」は、1合カップ容器入り清酒の元祖である。最盛期には1秒間に4個売れていたという。

CMソングの「酒は大関 心意気」は、小林亜星の作詞・作曲。

2005年、経営難で民事再生法を申請した多聞酒造から「多聞」の商標及び製造・販売を譲り受けた。さらに2007年には清酒「金鹿」の醸造元で、2006年3月民事再生法を申請して経営再建中であった灘酒造を傘下に収めた(灘酒造独自での酒の製造は大関に委託する形となった)[2]。そして、2012年12月に灘酒造の解散により「金鹿」の商標を大関が取得した。

2011年、ワンカップ大関と「辛丹波」がモンドセレクション金賞を受賞し、以降9年連続で金賞を受賞している。

「大関総合研究所」では日本酒造りで培った技術を基にして得た醗酵技術を応用、「ヤタラーゼ」や「ウエスターゼ」といった大関独自の酵素も生産しており、その内数種類は国内特許も取得し、ライバル会社・宝ホールディングスの関連会社であるタカラバイオ等へ販売・供与している。

主な商品編集

『日本酒』部門編集

 
大関のものも
 
ロングセラーのワンカップ「大関」

大関編集

  • 純米大吟醸 長寿
  • 純米大吟醸 十段仕込
  • 大吟醸 大坂屋長兵衛
  • 特別純米酒 山田錦
  • 辛丹波(純米/本醸造/生貯蔵酒/にごり酒)
  • 極上の甘口
  • 極上の辛口
  • しぼりたて19
  • 金冠大関(特撰/上撰/佳撰)
  • 銀冠大関(佳撰)
  • 純米しぼりたて(1.8L・900ml)
  • 『のものも』(3L・2L・900ml・500ml・200ml・180ml)
  • のものも辛口(180ml)
  • 糖質ゼロプラス(1,8L・900ml)
  • あまくち大関(2L・900ml・500ml)
  • 花泡香(炭酸入り清酒)

ワンカップ大関編集

  • 上撰/佳撰
  • ジャンボ
  • ミニ
  • 大吟醸
  • 淡麗辛口
  • ワンカップミニ大吟醸
  • 夢見るひつじ

(譲受ブランド)編集

多聞編集

  • 多聞 上撰/生粋(瓶・はこ・乾杯カップ)
  • 多聞 『爽』生貯蔵酒

金鹿編集

  • 金鹿 生粋
  • 金鹿 上撰 灘の旨酒

『焼酎』部門編集

  • 吹上焼酎(芋/麦/米)
  • 麦酎(180ml)
  • 芋酎(180ml)

『サワーの素』部門編集

  • わが家のレモンサワーの素居酒屋の味
  • わが家のレモンサワーの素直七ブレンド
  • わが家のゆずサワーの素
  • わが家の梅干しサワーの素

『梅酒』部門編集

  • 完熟梅酒
  • にごり梅酒
  • カムカム梅酒
  • 紀州の南高梅原酒

『その他商品』編集

酒類
  • 大関の酒蔵本みりん
清涼飲料水
  • 大関甘酒
  • お米の発酵飲料
食品
  • 今夜はかす汁にしませんか。(粕汁の素)
  • 肉吸いの素
化粧品

蔵元発 灘

  • 化粧水
  • 乳液
  • 保湿クリーム
  • 純米酒と酒粕配合パック

酒粕石鹸

事業所編集

関連会社編集

受賞歴編集

全国新酒鑑評会

平成14酒造年 - 30酒造年[3]

  • 「大関」金賞受賞 - 平成30年受賞

CM出演者編集

※その他、声の出演で1985年の「のものも」のCMのナレーションに当時『まんが日本昔ばなし』の語り手で有名だった常田富士男市原悦子が起用されたことがある。

番組スポンサー編集

現在
過去

など。現在は週替わりが多く、基本的にはスポットCM中心。

大相撲と「清酒大関」編集

  • 大関株式会社は大相撲幕内最高優勝賞品に「酒の司 大関賞」として毎年6回行われる本場所幕内優勝力士に同賞の表彰状と金一封、副賞として「大関」の四斗樽と「ワンカップ大関」の一年分が贈られる。また、本場所の懸賞にも長年にわたり提供しており、懸賞幕が出てきた際の場内アナウンスは「灘の酒・清酒大関」とアナウンスされる。それ以前は「楽しい暮らしを提案する大関株式会社」(社名変更時)で、更にその前は「灘の清酒、大関 醸造元」と、それぞれアナウンスしていた。

脚注編集

  1. ^ 但し、番付に横綱の文字が掲載されるようになったのはそれより後の1890年(明治23年)5月場所からで、それまでは大関の中でも突出した者に与えられる名誉称号の意味合いが強かった。
  2. ^ 〈灘・伏見、中小酒蔵の挑戦㊤〉逆風下の蔵再開──「身の丈」生き残りのカギ 日本経済新聞 2008年5月8日
  3. ^ 独立行政法人 酒類総合研究所 -「全国新酒鑑評会 入賞酒一覧表」

関連項目編集

外部リンク編集