大阪カテドラル聖マリア大聖堂

大阪市中央区にあるカトリック玉造教会の大聖堂

大阪カテドラル聖マリア大聖堂(おおさかカテドラルせいマリアだいせいどう)は、大阪府大阪市中央区玉造にあるカトリック玉造教会大聖堂である。カトリック大阪大司教区司教座聖堂カテドラル)であることから「大阪カテドラル」と呼ばれる。教会の記念する聖人は「無原罪の聖母聖マリア)」。

大阪カテドラル聖マリア大聖堂
カトリック玉造教会
地図
所在地 大阪府大阪市中央区玉造二丁目24-22
日本の旗 日本
教派 カトリック
ウェブサイト 大阪カテドラル聖マリア大聖堂~カトリック玉造教会
歴史
創設日 1894年 (1894)
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西側
ファチマの聖母と羊飼い
/アリギーニ作
地図
大阪カテドラル聖マリア大聖堂の位置

概要 編集

創立は1894年(明治27年)。創立時に建てられた「聖アグネス聖堂」は1945年(昭和20年)の大阪大空襲により滅失。現在の大聖堂は1963年(昭和38年)に落成した。

大聖堂西側の道路沿いは越中町という旧町名で、この町名は豊臣政権時代に細川越中守忠興の屋敷があったことに由来している。大聖堂の北西にある越中井細川ガラシャ終焉の地と伝わり、大聖堂内内陣左側には細川ガラシャを描いた画が掲げられている。その「最後の日のガラシア夫人」および聖堂正面の壁画「栄光の聖母マリア」、右側の「高山右近」は堂本印象の筆、大小100の窓に施されたステンドグラス羽淵紅州の作、十字架や聖像はオーストリアの彫刻家ルンガルチエの作と、当時一流の芸術家を集めて造られた。パイプ数2400の巨大なパイプオルガンでも知られる。近代建築家・長谷部鋭吉の遺作ともいえる建築作品である[1]

通常司教座聖堂に併設される大司教館(大司教公邸)は長らく兵庫県西宮市甲陽園に所在していたが(戦災で玉造教会が焼失してから再建までの間、カトリック夙川教会に臨時に司教座が置かれていたこともある。)、阪神・淡路大震災で損傷したため、現在は移転され玉造教会(司教座聖堂)の敷地内に所在する。

現在の大阪大司教は、枢機卿トマス・アクィナス前田万葉[2]

脚注 編集

所在地 編集

〒540-0004 大阪府大阪市中央区玉造二丁目24-22

交通 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集

座標: 北緯34度40分43.2秒 東経135度31分36.9秒 / 北緯34.678667度 東経135.526917度 / 34.678667; 135.526917