大阪城北詰駅

大阪府大阪市都島区にある西日本旅客鉄道の駅

大阪城北詰駅(おおさかじょうきたづめえき)は、大阪府大阪市都島区網島町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)JR東西線である。駅番号はJR-H42。駅シンボルは、豊臣秀吉馬印にちなみ、「瓢箪」である[3]。駅カラーは青藍である[3]

大阪城北詰駅
3番出入口(2023年2月)
おおさかじょうきたづめ
Ōsakajōkitazume
JR-H41 京橋 (0.9 km)
(1.3 km) 大阪天満宮 JR-H43
地図右下は大阪ビジネスパーク駅
所在地 大阪市都島区網島町7
北緯34度41分38.49秒 東経135度31分34.24秒 / 北緯34.6940250度 東経135.5261778度 / 34.6940250; 135.5261778座標: 北緯34度41分38.49秒 東経135度31分34.24秒 / 北緯34.6940250度 東経135.5261778度 / 34.6940250; 135.5261778
駅番号 JR-H42
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
関西高速鉄道
所属路線 JR東西線
キロ程 0.9 km(京橋起点)
木津から45.7 km
電報略号 オキ
駅構造 地下駅[1]
ホーム 1面2線[1]
乗車人員
-統計年度-
4,447人/日(降車客含まず)
-2023年-
開業年月日 1997年平成9年)3月8日[2]
備考 業務委託駅
みどりの窓口
阪 大阪市内
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歴史

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当駅はJR東西線の開業に伴って廃止された片町線(学研都市線)片町駅の代替駅として、その近隣に設置されたものである。当初の計画では「片町駅」であったが、現駅名へと変更になっている[4]。ただし、片町駅の移転ではなく新設扱いで開業しているため、駅の経歴は片町駅から継承しておらず、開業時に定期券・回数券で片町駅を起終点とするものは無効とされた。

年表

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駅構造

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島式ホーム1面2線を有する地下駅である[1]有効長は8両編成分。通常は、双方とも1両目(8両編成の、1番線は1号車部分、2番線は8号車部分)は停車しない。カーブ上にあるため、列車接近時にはホーム下の黄色回転灯が点灯する。ホームに設置されているエスカレーターは改札階への上り用のみ設置されている。また、駅コンコースがホーム同様にカーブしている。出入口は片町交差点付近に2か所、太閤園付近に1か所の合計3か所(旧・片町駅へは1番出入口が最も近い)。改札口は1か所のみ。トイレは改札内奥。

JR西日本交通サービスによる業務委託駅北新地駅の被管理駅)かつICOCA利用可能駅(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)。

のりば

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のりば 路線 方向 行先
1   JR東西線 下り 北新地尼崎方面[6]
2 上り 京橋四条畷松井山手方面[6]

利用状況

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2023年(令和5年)度の1日の平均乗車人員4,447人。JR東西線の途中駅では最も少ないが、大阪造幣局の最寄り駅の1つとなっており、造幣局の桜の通り抜けの開催時には混雑することもある。また、同じく天神祭の開催時にも混雑となる。

開業後各年度の1日平均乗車人員は下表の通り。

年度別1日平均乗車人員[統計 1][統計 2]
年度 1日平均
乗車人員
増減率 定期利用状況 出典
1日平均 定期率
1997年(平成09年) 4,550 2,795 61.4% [大阪府 1]
1998年(平成10年) 4,586 0.8% 2,805 61.2% [大阪府 2]
1999年(平成11年) 4,489 -2.1% 2,694 60.0% [大阪府 3]
2000年(平成12年) 4,242 -5.5% 2,497 58.9% [大阪府 4]
2001年(平成13年) 4,260 0.4% 2,502 58.7% [大阪府 5]
2002年(平成14年) 4,142 -2.8% 2,439 58.9% [大阪府 6]
2003年(平成15年) 4,189 1.1% 2,465 58.8% [大阪府 7]
2004年(平成16年) 4,258 1.6% 2,510 58.9% [大阪府 8]
2005年(平成17年) 4,237 -0.5% 2,524 59.6% [大阪府 9]
2006年(平成18年) 4,272 0.8% 2,577 60.3% [大阪府 10]
2007年(平成19年) 4,294 0.5% 2,618 61.0% [大阪府 11]
2008年(平成20年) 4,340 1.1% 2,677 61.7% [大阪府 12]
2009年(平成21年) 4,280 -1.4% 2,664 62.2% [大阪府 13]
2010年(平成22年) 4,267 -0.3% 2,686 62.9% [大阪府 14]
2011年(平成23年) 4,200 -1.6% 2,645 63.0% [大阪府 15]
2012年(平成24年) 4,224 0.6% 2,623 62.1% [大阪府 16]
2013年(平成25年) 4,114 -2.6% 2,567 62.4% [大阪府 17]
2014年(平成26年) 4,146 0.8% 2,533 61.1% [大阪府 18]
2015年(平成27年) 4,311 4.0% 2,601 60.3% [大阪府 19]
2016年(平成28年) 4,479 3.9% 2,666 59.5% [大阪府 20]
2017年(平成29年) 4,829 7.8% 2,828 58.6% [大阪府 21]
2018年(平成30年) 5,344 10.7% 3,284 61.5% [大阪府 22]
2019年(令和元年) 5,484 2.6% 3,376 61.6% [大阪府 23]
2020年(令和02年) 4,077 -25.7% 2,825 69.3% [大阪府 24]
2021年(令和03年) 3,947 -3.2% 2,616 66.3% [大阪府 25]
2022年(令和04年) 4,261 8.0% 2,621 61.5% [大阪府 26]
2023年(令和05年) 4,447 4.4% 2,678 60.2% [大阪府 27]

駅周辺

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当駅のすぐ近くを京阪電気鉄道京阪本線が通っているが、駅は設置されていない。但し、当駅開業前の1955年まで野田橋址付近に野田橋駅があり、移転・駅名変更の後、1969年まで片町駅が当駅の真上に存在していた。

当駅の所在地は都島区網島町となっているが、かつて関西鉄道が最初のターミナルとして建設し、都島区内に存在していた網島駅の所在地は、現在の地名では都島区東野田四丁目となっている。つまり、現在では網島町には網島駅跡はなく、大阪城北詰駅があるということになるが、網島は都島区南部一帯の広域地名でもあり(旧網島公設市場など)、必ずしも誤りではない。

近松門左衛門作の人形浄瑠璃心中天網島』の舞台になった大長寺は、江戸時代当時は当駅北側の藤田美術館の場所にあった。

バス路線

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「片町」停留所にて、大阪シティバスの路線が発着する。

隣の駅

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西日本旅客鉄道(JR西日本)
  JR東西線
快速・区間快速・普通(すべてJR東西線内各駅停車)
京橋駅 (JR-H41) - 大阪城北詰駅 (JR-H42) - 大阪天満宮駅 (JR-H43)

脚注

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記事本文

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注釈

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出典

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  1. ^ a b c 『週刊 JR全駅・全車両基地』 02号 大阪駅・神戸駅・鶴橋駅ほか77駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年8月12日、29頁。 
  2. ^ a b c 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '97年版』ジェー・アール・アール、1997年7月1日、187頁。ISBN 4-88283-118-X 
  3. ^ a b “JR東西線が開業 洗練された鉄道イメージ”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 2. (1997年3月10日) 
  4. ^ a b 鉄道ジャーナル』第30巻第08号、鉄道ジャーナル社、1996年8月、90頁。 
  5. ^ 「ICOCA」いよいよデビュー! 〜 平成15年11月1日(土)よりサービス開始いたします 〜インターネットアーカイブ) - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2003年8月30日
  6. ^ a b 大阪城北詰駅|構内図:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年1月25日閲覧。

利用状況

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  1. ^ 大阪府統計年鑑 - 大阪府
  2. ^ 大阪市統計書 - 大阪市

大阪府統計年鑑

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関連項目

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外部リンク

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