大阪税関
日本の大阪府大阪市港区にある税関
大阪税関(おおさかぜいかん、Osaka Customs)は、日本の税関。大阪府大阪市港区に主たる事務所を置く。
大阪税関 Osaka Customs | |
---|---|
![]() 大阪税関本関(大阪港湾合同庁舎) | |
種別 | 税関 |
管轄区域 |
富山県、石川県、福井県、滋賀県、 京都府、大阪府、奈良県、和歌山県 |
所在地 |
〒552-0021 大阪府大阪市港区築港4丁目10番3号 大阪港湾合同庁舎 |
リンク | 公式サイト |
位置 | 北緯34度39分11.9秒 東経135度25分50.2秒 / 北緯34.653306度 東経135.430611度座標: 北緯34度39分11.9秒 東経135度25分50.2秒 / 北緯34.653306度 東経135.430611度 |
歴史 編集
歴代大阪税関長 編集
氏名 | 出身校 | 在任期間 | 前職 | 後職 |
---|---|---|---|---|
中山 峰孝 | 東京大学経済学部 | 2019年7月‐ | 独立行政法人住宅金融支援機構監事 | |
小林 一久 | 東京大学経済学部 | 2020年7月‐ | 福岡財務支局長 |
管内支署・出張所 編集
トラブル・不祥事など 編集
- 2011年5月に同税関関西空港税関支所が、覚醒剤約1.2kgを密輸入したとされたウガンダ国籍の男性2人から覚醒剤を押収したが、この際に職員らが、エックス線検査への同意書への署名を求めるに当たり、「早く書け、おら」などと、厳しい口調で執拗に署名を迫った。この事案の公判を担当する大阪地裁は2013年2月6日に、押収に当たって税関職員が取った手段について「威圧的な手段であり違法である」として、押収した覚醒剤を証拠として採用しないことを決めた[3]。この事件に関しては、税関職員が上司に対し、暴言を隠して報告書を提出していたことも判明している[4]。
- 2017年1月17日21時頃に、関西国際空港第2ターミナルで2、同空港発香港行ピーチ・アビエーション機の最終便の離陸直前に、搭乗した家族の女性が、乗客に書類を渡すよう、同税関関空税関支所の職員に依頼。その際、職員は保安検査を受けさせることなく、女性を出国審査場まで通過させていたことが明らかになった。この影響で、同所は乗客全員の出国審査をやり直したため、この影響で同機の離陸は約2時間遅れることになった[5]。
- 2019年8月、関西空港税関支署に所属する20代の係員が出国審査場で勤務中に落し物として預かった現金やオーストラリアドル、合わせて約10万円相当が入った財布を横領した疑いで書類送検。落とし主の申告で調べたところ拾得物の台帳に記載がなく、聞き取りの結果、係員が横領を認めた。懲戒免職処分。
関連項目 編集
脚注 編集
- ^ 大阪税関メールマガジン「まいど!大阪税関通信」第12号[リンク切れ]
- ^ 大阪税関メールマガジン「まいど!大阪税関通信」第14号[リンク切れ]
- ^ 「早く書け、おら」は違法 覚せい剤の大半証拠とせず 密輸事件、無罪の可能性も 大阪地裁 産経新聞 2013年2月6日
- ^ 税関職員の暴言隠し報告書 覚醒剤密輸めぐり地検に 朝日新聞 2012年8月23日
- ^ 関空 保安検査せず女性通過許す…税関 毎日新聞 2017年1月19日