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大魔王シャザーン』(だいまおうシャザーン、原題: Shazzan)は、アメリカ合衆国テレビアニメ作品。

概要編集

1967年CBSで全36回放送された。ハンナ・バーベラ・プロダクション製作。日本でも1968年に放送された(全20話)。後年にはカートゥーン ネットワークで不定期放送が行われている。

二卵性双生児のチャックとナンシーが、洞窟で見つけた指輪の力で1000年前のアラビアへとタイムスリップしてしまい、元の世界に戻るために指輪の持ち主を探す冒険の旅を繰り広げる。お互いの指に嵌めている一対の指輪を合わせて「出て来いシャザーン!」と叫ぶと、稲妻と爆発の中から高らかな笑い声とともにジンである大魔王シャザーンが登場し、2人の窮地を救ってくれる。基本的にシャザーンは魔法の指輪を行使する者に従うが、チャックとナンシーに対して好感を持っているため、悪人に指輪が奪われたさい、その悪人に表面上は従っていても、二人を密かに助けている。シャザーンが魔法を使うときの掛け声「パパラパー」(アメリカ放送版には掛け声自体が存在しない)は、当時の子供たちの間で流行語にもなった[要出典]。シャザーンの他にも、小さな翼で空を飛ぶラクダ「ブービー」や空飛ぶ絨毯などが登場し、『アラビアンナイト』を意識したものになっている。放送時期は、モチーフが同じ『ハクション大魔王』より先である。

日本語版の演出を担当した高桑慎一郎によると、オリジナルの英語版ではシャザーンは双子の召使い的に活躍するものの、本当は双子よりも上の位にいるという[1]。日本人に受けるために主従関係を逆転させ双子を優位にする必要を感じたが、内容を変更する案が揉めたため、オリジナル通りにシャザーンを優位に立たせた第一話の吹き替え版を作り、放送局側に見てもらった上で脚色の了承を得たという[2]

声の出演編集

シャザーン
声 - 小林清志 / 英 - バーニー・フィリップス
チャック
声 - 竹尾智晴 / 英 - ジェリー・デクスター
ナンシー
声 - 富田千代美 / 英 - ジャネット・ワルドゥ
ブービー
声 - 立壁和也 / 英 - ドン・メシック
ナレーター
声 - 高橋元太郎

日本語版主題歌編集

オープニングテーマ「大魔王シャザーン」
作詞 - 本田カズオ / 作曲 - 広瀬健次郎 / 歌 - 東芝児童合唱団
シャザーンの笑い声も入っているが、声優(小林清志)はノンクレジット。当時朝日ソノラマに勤務していた橋本一郎は自身のツイッターで作詞を担当したと語っている[3]
イメージソング「シャザーン・マーチ」
作詞 - 本田カズオ / 作曲 - 広瀬健次郎 / 歌 - ボーカル・ショップ

放送局編集

脚注編集

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  1. ^ 英語版でもシャザーンはチャックとナンシーを"little masters"と呼んでおり、シャザーンは従者として描かれている。ただイスラム世界ではシャザーンのような「ジン」は人間と神の間にあるとされている。
  2. ^ 高桑慎一郎『ケンケンと愉快な仲間たち』イーハトーヴ出版、1995年、初版第1刷、80頁。ISBN 4-900779-02-4
  3. ^ hashimotoichi23のツイート(762737016219971584)
  4. ^ 『北海道新聞』(縮刷版) 1967年(昭和42年)7月 テレビ欄。
  5. ^ 『北國新聞』1968年5月7日付朝刊テレビ欄より。
  6. ^ 『北日本新聞』1968年5月1日付朝刊テレビ欄より。
NET系列 金曜19:30枠
前番組 番組名 次番組
スーパースリー
(1967年9月8日 - 1968年1月5日)
大魔王シャザーン
(1968年1月12日 - 1968年3月29日)
サイボーグ009 (第1シリーズ)
(1968年4月5日 - 1968年9月27日)
NET系列 月曜19:30枠
ジャイアントロボ
(1968年1月29日 - 1968年4月1日)
大魔王シャザーン
(1968年4月8日 - 1968年5月27日)
美空ひばりショー ひばりはひばり
(1968年6月3日 - 1968年9月30日)