後藤 ひろひと(ごとう ひろひと、1969年2月23日 - )は、日本演出家劇作家俳優山形県出身。Piper所属。芸能事務所吉本興業所属。別名は「大王」。

ごとう ひろひと
後藤 ひろひと
本名 後藤寛人
別名義 大王
生年月日 (1969-02-23) 1969年2月23日(55歳)
出生地 日本の旗 日本山形県山形市
国籍 日本の旗 日本
身長 172 cm
血液型 O型
職業 タレント舞台俳優劇作家演出家俳優構成作家造形作家
活動期間 1987年 - 現在
配偶者 楠見薫
公式サイト 公式サイト
備考
体重:78kg
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来歴 編集

山形大学附属小学校卒業、山形大学附属中学校卒業、山形県立山形東高等学校卒業、大阪外国語大学ヒンディー語学科(現:大阪大学外国語学部外国語学科ヒンディー語専攻)中退。

1987年に劇団「遊気舎」に入団。1989年からは二代目座長を務め、ほぼ全ての作品の作・演出を手掛ける。1996年に「遊気舎」を退団後はフリーの劇作家として活躍し、1997年には元「劇団そとばこまち」の川下大洋と「Piper」を結成。1998年、吉本興業とマネジメント契約を締結。小劇場系の劇作家が吉本と契約を交わすのは、当時は異例のことだった。2001年には自身が主宰する「王立劇場」を旗揚げした。以降、大阪を拠点に活動する。代表作に『人間風車』、『ダブリンの鐘つきカビ人間』、『BIZ三部作』『MIDSUMMER CAROL ガマ王子 vs ザリガニ魔人』などがある。

吉本に入った当時、芸人は演劇に興味がなく、演劇人は吉本を嫌っているという状況だった。2000年baseよしもとで上演した『北大阪信用金庫』は初めての芸人たちによる本格派演劇であり、たむらけんじ小籔千豊西野亮廣といった芸人たちに影響を与える。吉本芸人が演劇に携わるきっかけを作る役割を担った[1]

海外活動用の芸名として「ELVIS GOTO」を名乗る。彼が敬愛するミュージシャン、エルヴィス・プレスリーエルヴィス・コステロがその由来。

2019年11月から粘土活劇「やめとけ!チキンマン」を開始した。

人物 編集

主な作品 編集

映画 編集

  • YOSHIMOTO DIRECTOR'S 100 (2007年)
    • あなたにできない3つのこと… (監督・脚本・出演)
    • 14階段 (脚本)
    • カナリア (出演)
  • デルシネ「エル・シュリケンvs悪魔の発明」 (監督・脚本、2013年)
  • デルシネ「エル・シュリケンvs新昆虫デスキート」 (監督・脚本、2016年)[2]
  • Diner ダイナー(脚本、2019年)※杉山嘉一蜷川実花と共同

テレビ 編集

ラジオ 編集

舞台 編集

  • 止まれない12人(1998年、2003年、作・出演)
  • 人間風車(2000年、作・出演)
  • 天才脚本家(2001年、作・出演)
  • BIZシリーズ
    • BIG BIZ 〜宮原木材危機一髪!(2001年、2002年、作・出演)
    • BIGGER BIZ 〜絶体絶命!結城死す?〜(2003年、2005年、作・出演)
    • BIGGEST BIZ 〜最後の決戦! ハドソン川を越えろ〜(2006年、作・出演)
  • 「お屋敷シリーズ」
    • SPOOKY HOUSE (2004年、作・演出・出演)
    • ひーはー (2006年、作・演出・出演)
    • ベントラー・ベントラー・ベントラー (2008年、作・演出・出演)
  • 仮装敵国(2005年、作)
  • ダブリンの鐘つきカビ人間(2002年、2005年、2015年、2022年、作・出演)
  • Shuffle(2005年、作・演出・出演)
  • MIDSUMMER CAROL ガマ王子 vs ザリガニ魔人(2004年、作・出演、2008年、2014年の再演には出演せず)
  • 姫が愛したダニ小僧(2005年、作・演出・出演)
  • OUR HOUSE(2006年、出演・訳詞)
  • みんな昔はリーだった 〜EXIT FROM THE DRAGON〜(2006年、作・出演)
  • 恐竜と隣人のポルカ -K/T BOUNDARY-(2008年、作・演出・出演)
  • ガス人間第1号(2009年、脚色・演出・出演)
  • THE LEFT STUFF(2010年、作・演出・出演)
  • スリー・ベルズ〜聖夜に起こった3つの不思議な事件〜(2010年、作・演出・出演)
  • ニッポン無責任新世代(2011年、作・演出・出演)
  • ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック(2013年、演出・出演)
  • 劇団ひろひょう第一回公演「荒波次郎」(2014年、作・演出・出演)
  • 劇団ひろひょう第二回公演「やすらぎの家」(2015年、作・演出・出演)
  • メイシアター×ホルマリン兄弟「TOUCHABLES」(2016年、作・演出・出演)
  • ABCホールプロデュース公演第5弾「だーてぃーびー 〜汚れたテレビ〜」(2016年、作・演出・出演)
  • 「FILL-IN」(2017年、作・演出・出演)
  • T-works#1『源八橋西詰 ~ I’M STANDING AT THE CROSSROADS AGAIN ~』(2018年、作・演出・出演)[3]
  • 工藤俊作プロデュースプロジェクトKUTO-10 第17回公演『財団法人親父倶楽部』〜死んだと思って生きてみる〜(2018年、作・演出・出演)
  • 山田朗働組合 第一回公演 「奇人たちの朗読会」(2024年2月、出演(案内人))

脚注 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集