天津敏
天津 敏(あまつ びん、1921年2月16日[1] - 1979年7月24日)は、日本の俳優。本名は天都 敏[1](あまつ とし、旧姓:佐藤)。身長182cmの体格、ドスの利いた声、鋭い眼光などを活かし、映画・テレビドラマで悪役・敵役スターとして活躍した。宮城県[1]桃生郡河南町(現・石巻市)出身。
あまつ びん 天津 敏 | |
---|---|
日本侠客伝シリーズ 第10作『日本侠客伝 昇り龍』(1970年)の予告編にて | |
本名 |
天都 敏(あまつ とし) 旧姓名:佐藤 敏(さとう とし) |
生年月日 | 1921年2月16日 |
没年月日 | 1979年7月24日(58歳没) |
出生地 | 日本、宮城県桃生郡河南町(現・石巻市) |
民族 | 日本人 |
身長 | 182cm |
職業 | 俳優 |
ジャンル | 映画・テレビドラマ |
活動期間 | 1953年 - 1979年 |
配偶者 | あり |
主な作品 | |
テレビドラマ 『隠密剣士』 『仮面の忍者 赤影』 『水戸黄門 第5部』 映画 『激突! 殺人拳』 『必殺女拳士』 |
来歴
編集両親および兄弟はすべて教員という一家に育つ。歌と水泳が得意な少年だったという[2]。宮城県師範学校を卒業後、教職に就く[1]。戦時中は海兵団で少年兵の教官の職にあった[3]。1944年に結婚、婿養子となり姓を天都(あまつ)とした。戦後は教職から離れ、鎌倉の夫人の実家の工場を手伝い、水道工事などの仕事をしていた[1][3]。戦後、教職を離れたのは、戦前と正反対の教育をすることはできないという理由であった[1][3]。鎌倉に居を構えた1953年に、32歳で東宝ニューフェイスとして映画界入りした[2][3]。東京映画制作の作品では端役ばかりだったが、1955年にTBSのオーディションに合格し、テレビ黎明期の生放送時代劇に出演し始める[4]。
1959年のテレビドラマ『豹の眼』を皮切りに宣弘社制作のテレビ作品で主に悪役として活躍する[3]。忍者ブームを巻き起こしたテレビドラマ『隠密剣士』でも第1部から出演しているが、1963年の第5部で演じた風魔小太郎が初の当たり役となった[4][2]。1964年には映画『忍者狩り』で演じた敵方の頭目・闇の蔵人が、映画『隠密剣士』を手がけたプロデューサー・俊藤浩滋や監督・マキノ雅弘の目に止まる[注 1]。任侠映画にも起用され始め敵役の常連となり、アクション映画では千葉真一の『激突! 殺人拳』(1974年)や志穂美悦子の『必殺女拳士』(1976年)などで主人公を追い詰める強敵・難敵を演じている[2]。時代劇でも悪役スターとして数多くの作品に出演しており、テレビドラマ『水戸黄門』第5部(1974年)の鉄羅漢玄竜、『仮面の忍者 赤影』第1部・第2部(1967年)の甲賀幻妖斉などが代表的な悪役・敵役である。
対照的に善人役では映画『黒い画集 ある遭難』(1961年)の両脚を失った陽気な登山家、『喜劇 駅前弁当』(前同)の優しい駅員、『日本大侠客』(1966年)の主人公に協力的な博徒、『五人の賞金稼ぎ』(1969年)の一揆で直訴する百姓、テレビドラマ『快傑ハリマオ』第5部(1961年)でハリマオの仲間で正義感あふれる熱血漢・村雨五郎、『火の国に』(1976年)ではヒロインを陰に陽に支える好人物・長谷川社長に扮するなど[注 2]、悪役・敵役に留まらず幅広い役柄を演じた。
1979年6月、脳内出血に倒れ、7月24日、心不全で死去。58歳没。1981年に欧米で封切り公開された映画『武士道ブレード』が遺作となった。
人物
編集『赤影』で共演した青影役の金子吉延は「怖い顔してるけど、すごく優しい人だった」と思い出を語っている[6][7]。宣弘社のプロデューサーだった野木小四郎も「とにかく温厚で、全く怒ったりしない。スタッフでも天津さんのことを悪く言う人などいなかった」と評している[8]。
『赤影』で共演した赤影役の坂口祐三郎によると、天津は甲賀幻妖斎では楽しそうにメイクしていたとのことで「第2部 まんじ党編」ではメイクや髪形を変え、かなり遊びの要素を入れていた[9]。金子も天津が幻妖斎役を気に入っていたと証言しており、赤影に倒されるシーンのテストでは「もっと出たい」というアドリブを入れていたという[7]。
出演
編集映画
編集- 北海の虎(1953年、東京映画)- 捕鯨船の船員
- 母の初恋 (1954年、東宝 )(ノンクレジット)
- あんみつ姫 (1954年、東宝) - 塩野飴内
- やがて青空 (1955年、東宝) - 大熊
- 女囚と共に(1956年、東京映画)- 原妙子の恋人
- おしゃべり社長 (1957年、東宝) - 平和玩具KK社員
- 三十六人の乗客 (1957年、東宝) - 安西刑事
- 黒い画集 ある遭難 (1961年、東宝) - 土岐真吉
- 喜劇 駅前弁当 (1961年、東宝) - 駅員
- 南の島に雪が降る(1961年、東宝)
- 娘と私(1962年、東京映画)- 刑事
- 隠密剣士 (1964年、東映) - 甲賀竜四郎
- 続隠密剣士 (1964年、東映) - 風摩小太郎
- 忍者狩り (1964年、東映) - 闇の蔵人
- ミスター・ジャイアンツ 勝利の旗 (1964年、東宝) - 刑事
- 日本侠客伝シリーズ (1964年 - 1970年、東映)
- 日本侠客伝(1964年、東映)- 沖山剛造
- 日本侠客伝 浪花篇(1965年、東映)- 黒木
- 日本侠客伝 関東篇(1965年、東映)- 郷田勢之助
- 日本侠客伝 血斗神田祭(1966年、東映)- 大貫猪三郎
- 日本侠客伝 雷門の決斗(1966年、東映)- 青木
- 日本侠客伝 白刃の盃(1967年、東映)- 根占揆一
- 日本侠客伝 斬り込み(1967年、東映)- 勝又三吉
- 日本侠客伝 花と龍 (1969年、東映)- 伊崎仙吉
- 日本侠客伝 昇り龍(1970年、東映)- 有田喜造
- 間諜(1964年、東映) - 波藤隼人
- 徳川家康 (1965年、東映) - 大久保新十郎
- 大忍術映画 ワタリ (1966年、東映) - 楯岡の道順
- 怪竜大決戦 (1966年、東映) - 結城大乗[注 3]
- 日本大侠客(1966年、東映) - 花山精吉
- 丹下左膳 飛燕居合斬り(1966年、東映) - 蒲生泰軒
- 燃えよ剣(1966年、松竹) - 清河八郎
- 牙狼之介地獄斬り(1967年、東映) - 桧笠甚六
- 昭和残侠伝 血染の唐獅子 (1967年、東映) - 三日仏
- 河内遊侠伝 (1967年、東映) - 浜村栄蔵
- 人間魚雷 あゝ回天特別攻撃隊 (1968年、東映) - 三好中佐
- 緋牡丹博徒 一宿一飯 (1968年、東映) - 笠松弥一郎
- 極悪坊主 人斬り数え唄 (1968年、東映) - 曽我部大寛
- 兄弟仁義 関東命知らず (1968年、東映) - 鳴海軍治
- 極道(1968年、東映) - 八ツ藤武
- 帰ってきた極道 (1968年、東映) - 仁丹
- 旅に出た極道 (1969年、東映) - 黒沼
- 女親分 喧嘩渡世(1969年、東映) - 富樫国典
- 渡世人列伝 (1969年、東映) - 豪楽寺
- 五人の賞金稼ぎ (1969年、東映) - 冶三郎
- やくざ刑事 (1970年、東映) - 阿久津宏
- 極道釜ヶ崎に帰る(1970年、東映) - 唐沢
- 玄海遊侠伝 破れかぶれ (1970年、大映) - 柳川代議士
- シルクハットの大親分 (1970年、東映) - 陸軍中佐・鬼頭太一郎
- 遊侠列伝 (1970年、東映) - 泉熊太郎
- 不良番長 暴走バギー団 (1970年、東映) - 二階堂修造
- 懲役太郎 まむしの兄弟 (1971年、東映) - 山北達平
- 傷だらけの人生 (1971年、東映) - 半田謙三
- 不良番長 やらずぶったくり (1971年、東映) - 榊清之助
- 純子引退記念映画 関東緋桜一家 (1972年、東映) - 大寅
- ゾロ目の三兄弟 (1972年、東映) - 関根林蔵
- 日本暴力団 殺しの盃 (1972年、東映) - 青木寅市
- 男の代紋 (1972年、東映) - 大滝剛平
- 日陰者 (1972年、東映) - 栗原常松
- 東京-ソウル-バンコック 実録麻薬地帯 (1973年、東映) - 藤堂宗雄
- 女番長 (1973年、東映) - 淀博丈
- 三池監獄 兇悪犯(1973年、東映) - 河津源蔵
- 子連れ狼 冥府魔道 (1973年、東宝 / 勝プロ) - 菊池弥門
- 激突! 殺人拳 (1974年、東映) - 盲狼公
- 忘八武士道 さ無頼 (1974年、東映) - 棚橋才兵衛
- 山口組外伝 九州進攻作戦 (1974年、東映) - 元達文
- 仁義なき戦い 完結篇 (1974年、東映) - 河野幸二郎
- 極悪拳法 (1974年、東映) - 鄭
- 女必殺拳 (1974年、東映) - 角崎重臣
- 任侠花一輪(1974年、東映) - 大和田剛一
- 華麗なる追跡 (1975年、東映) - 猪俣越夫
- けんか空手 極真無頼拳 (1975年、東映) - 藤村富蔵
- 資金源強奪 (1975年、東映) - 芥川信義
- 日本暴力列島 京阪神殺しの軍団 (1975年、東映) - 中本初太郎
- 東京ふんどし芸者(1975年、東映) - 銭村
- 必殺女拳士 (1976年、東映) - 二階堂弘宣
- 子連れ殺人拳 (1976年、東映) - 平尾鬼一郎
- 任侠外伝 玄海灘 (1976年、ATG) - 久保田
- 北陸代理戦争 (1977年、東映) - 元村武雄
- 突然、嵐のように (1977年、松竹) - 南
- 俺の空 (1977年、東宝) - 黒崎組長
- 多羅尾伴内 (1978年、東映) - 望月八郎
- 冬の華 (1978年、東映) - 中井俊助
- 赤穂城断絶 (1978年、東映) - 梶川惣兵衛
- がんばれ!ベアーズ大旋風 -日本遠征- (1978年、パラマウント映画)
- 武士道ブレード (1979年、アメリカ・イギリス合作) - 山崎伝之進 ※遺作
- 動乱 (1980年、東映) - 水沼鉄太郎少将
テレビドラマ
編集- 豹の眼(1959年 - 1960年、KR / 宣弘社) - ジャガー
- 快傑ハリマオ 第5部「風雲のパゴダ」(1961年、NTV / 宣弘社) - 村雨五郎
- 隠密剣士シリーズ(TBS / 宣弘社)
- 隠密剣士(1962 - 1965年) ※大瀬康一版
- 第1部「隠密剣士」
- 第3話「廣野の剣風」(1962年) - 飛騨屋の用心棒・錣典膳
- 第9話「盲目の剣客」(1962年) - 盲目の浪人・天堂左馬之助
- 第2部「忍法甲賀衆」第7 - 9話(1963年) - 甲賀十三人衆・蜘蛛の幻蔵
- 第3部「忍法伊賀十忍」第3、4、6 - 12話(1963年) - 伊賀十忍の小頭・水口幻斉
- 第4部「忍法闇法師」第1 - 3、5 - 8、10 - 13話(1963年) - 水口幻斉
- 第5部「忍法風摩一族」第1 - 10、12、13話(1963年) - 風摩一族の頭領・風摩小太郎
- 第6部「続 風摩一族」(1964年) - 風摩小太郎
- 第8部「忍法まぼろし衆」第1、2、4 - 13話(1964年) - 甲賀五十三家筆頭忍者・甲賀の金剛
- 第9部「傀儡忍法帖」第1 - 5、8 - 10話(1964年) - 甲賀の金剛
- 第10部「変幻忍法帖」第3、4、6 - 9、11 - 13話(1965年) - 甲賀の金剛
- 第1部「隠密剣士」
- 新隠密剣士 第3部「黒潮忍法帖」(1965年) - 黒潮党の頭領・戸隠幻鬼 ※林真一郎版
- 隠密剣士(1973年) - 赤目幻幽斎 ※荻島真一版
- 隠密剣士 突っ走れ! 第13話「悪だくみを斬る信太郎」・第14話「暗闇首領を斬る信太郎」(1974年) - 赤目幻幽斎
- 隠密剣士(1962 - 1965年) ※大瀬康一版
- 素浪人 月影兵庫 第1シリーズ 第18話「浜の千鳥が啼いていた」(1966年、NET / 東映) - 間弥十郎
- 銭形平次(CX / 東映)
- 第19話「帰らぬ鳩」(1966年) - 馬場陣内
- 第157話「妄執の刃」(1969年) - 辰五郎
- 第212話「黒い矢」(1970年) - 市兵衛
- 第279話「旗本無頼」(1971年) - 石川大学
- 第292話「平次撃たれる」(1971年) - 龍神の五郎蔵
- 第380話「朧夜の甘い匂い」(1973年) - 田尻嘉平次
- 第402話「第402話「父と子と」(1974年) - 狐火の甚五郎
- 第490話「おっ母あ!」(1975年) - 儀十
- 第535話「俺の十手は俺の手で」(1976年) - 閻魔の伝蔵
- 第582話「夫婦坂」(1977年) - 鬼夜叉の藤三
- 第668話「危機一髪! 辰の下刻」(1979年) - 唐津屋政五郎
- 名探偵明智小五郎シリーズ 怪人四十面相(1966年、NTV / 宣弘社) - 怪人四十面相
- 仮面の忍者 赤影 第1話「怪物蟇法師」〜第26話「大爆發」(1967年、KTV / 東映) - 甲賀幻妖斉
- 素浪人 花山大吉(NET / 東映)
- 第31話「狂った奴ほど強かった」(1969年) - 阿座上烈鬼
- 第84話「地獄の槍が呼んでいた」(1970年) - 坂田三左衛門
- 水戸黄門(TBS / C.A.L)
- 遠山の金さん捕物帳(NET / 東映)
- 第3話「鼠が愛した女」(1970年) - 堀田伝八郎
- 第31話「よみがえらせた女」(1971年) - 遠州屋治三郎
- 第106話「女房と二度別れた男」(1972年) - 浪人
- 大岡越前(TBS / C.A.L)
- 柳生十兵衛 第18話「隠密子守唄」・第19話「南国慕情」(1971年、CX / 東映) - 島津家久
- 徳川おんな絵巻 第34話「母恋い三度笠」・第35話「涙の祭り囃子」(1971年、KTV / 東映) - 蜂須賀刑部
- 清水次郎長 第22話「花一輪 渡世の女」(1971年、CX / 東映 / タケワキプロ) - 万屋仙造
- 世なおし奉行 第4話「関八州罷り通る」(1972年、NET / 東映) - 桶川人鬼
- 忍法かげろう斬り 第24話「忍者狩り始末」(1972年、KTV / 東映) - 久保田監物
- 長谷川伸シリーズ 第11話「三ツ角段平」(1972年、NET / 東映) - 鷹の茂十
- 快傑ライオン丸 第40話「大魔王ゴースン 再び怒る」・第41話「大魔王ゴースン あの胸を狙え!」(1972年 - 1973年、CX / ピープロ) - 豪山(ゴースン人間体)
- 大江戸捜査網(12ch / 第1・2シリーズ日活・第3シリーズ三船プロ)
- 第131話「火を招く狼の群れ!」(1974年) - 田尻
- 第268話「撃滅! 江戸の黒い霧」(1976年) - 塚田主膳
- 第372話「除夜の鐘は皆殺しの調べ」(1978年) - 西脇主膳
- 第384話「大爆破を招く恐怖の大凧」(1979年) - 風魔玄斎
- 第398話「島破り 執念の逃亡者」(1979年) - 藤田
- おしどり右京捕物車 第3話「讐(かたき)」(1974年、ABC / 松竹) - 浅造
- ご存知遠山の金さん 第44話「地獄の死者も金次第」(1974年、NET / 東映) - 鉄心
- 右門捕物帖(1974年、NET / 東映)
- 第25話「影を斬る男」- 橘屋藤兵衛
- 第39話「黄金の墓」
- 白い牙 第24話「復讐の呼び声」・第25話「復讐の炎」(1974年、NTV / 大映テレビ) - 大伴徳雄(大伴不動産社長)
- 特捜記者 犯罪を追え 第24話「青春は傷つく」(1974年、KTV / 松竹)
- おんな浮世絵 紅之介参る! 第3話「長屋に燃える人情」(1974年、NTV / ユニオン映画)
- プレイガールQ (12ch / 東映)
- 第5話「ハイティーン残酷私刑」(1974年) - 黒沼
- 第25話「連れ込みホテル殺人事件」(1975年) - 名倉辰造
- 第35話「可愛いあばずれ」(1975年) - 山部
- 必殺シリーズ(ABC / 松竹)
- 暗闇仕留人
- 第15話「過去ありて候」(1974年) - 森田屋惣兵衛
- 第26話「拐かされて候」(1974年) - 与力名島
- 必殺必中仕事屋稼業 第6話「ぶっつけ勝負」(1975年) - 吉五郎
- 必殺仕業人 第22話「あんたこの迷惑をどう思う」(1976年) - 間監物(伊達藩家老)
- 必殺からくり人 第9話「食えなければ江戸へどうぞ」(1976年) - 高田屋惣兵ヱ
- 新・必殺仕置人
- 第22話「奸計無用」(1977年) - 油問屋 松崎屋徳兵ヱ
- 第37話「生命無用」(1977年) - 大黒屋七兵ヱ
- 翔べ! 必殺うらごろし 第10話「女は子供を他人の腹に移して死んだ」(1979年) - 坂崎右近
- 必殺仕事人 第5話「三十両で命が買えるか?」(1979年) - 松吉 ※岩崎良美の義父で善人役
- 暗闇仕留人
- 運命峠 第13話「百万両の遺産」(1974年、KTV / 東映) - 佐渡屋甚九郎
- 伝七捕物帳 第71話「むすめ捕物花ざかり」(1975年)-徳次郎
- ご存じ金さん捕物帳 第19話「辻斬り地獄唄」(1975年、NET / 東映) - 山野井
- 鬼平犯科帳 第16話「盗賊婚礼」(1975年、NET / 東宝)
- バーディー大作戦 第50話「神出鬼没! おしゃれ泥棒」(1975年、TBS / 東映) - 偽札組織のボス
- ザ★ゴリラ7(NET / 東映)
- 第6話「お湯に群がる野獣ども」(1975年) - 桜木(桜木興業会長)
- 第25話「誘拐されたシンデレラ」(1975年) - 寺沢
- 剣と風と子守唄 第14話「地獄に恋した野郎ども」(1975年、NTV / 三船プロ) - 鬼頭亥十郎
- 非情のライセンス(NET / 東映)
- 第2シリーズ 第40話「兇悪の棺桶」(1975年) - 神戸社長
- 第2シリーズ 第87話「兇悪の弾痕」(1976年) - 門脇
- 長崎犯科帳 第4話「闇の中の闇奉行」(1975年、NTV / ユニオン映画) - 京極屋宗兵衛
- 影同心 第25話「相合傘の殺し節」(1975年、MBS / 東映) - 立花新八郎
- 影同心II 第9話「山茶花一輪武士の首」(1975年、MBS / 東映) - 叶屋利兵衛
- 遠山の金さん 杉良太郎版(NET~ANB / 東映)
- 第1シリーズ 第4話「神隠しをあばけ!」(1975年) - 宗助
- 第1シリーズ 第41話「今ひとたびの青春に哭け!!」(1976年) - 根来伝蔵
- 第1シリーズ 第83話「しじみに咲く花」(1977年) - 辺見十郎左
- 第1シリーズ 第100話「忍び絵図を掏った娘」(1977年) - 夜鴉の庄兵衛
- 夜明けの刑事 第73話「私の幸せは今日でお終い!!」(1976年、TBS / 大映テレビ) - 稲葉
- 隠し目付参上 第5話「これにて一件落着か」(1976年、MBS / 三船プロ) - 重五郎
- お耳役秘帳 第17話「お耳役狩り」(1976年、KTV / 歌舞伎座テレビ) - 黒木典膳
- 火の国に(1976年 - 1977年、NHK) - 長谷川社長
- 徳川三国志 第23話「江戸の毒を斬れ!」(1976年、NET / 東映)- 田沢大二郎
- 桃太郎侍(NTV / 東映)
- 第11話「夜桜小僧 闇に哭く」(1976年) - 寺田新兵ヱ
- 第33話「のれん分け油地獄」(1977年) - 黒川内膳
- 第73話「十手と恋と初手柄」(1978年) - 並木左近
- 第81話「瞼に咲いた白い花」(1978年) - 小森右京太夫
- 第123話「別れに泣いた信州路」(1979年) - 岩佐の砂五郎
- 第134話「通り雨に消えた女」(1979年) - 波屋元六
- 破れ傘刀舟 悪人狩り 第119話「初春の虹を越えて」(1977年、NET / 三船プロ) - 下坂大膳(油奉行)
- 新・座頭市 第27話「旅人の詩」(1977年、CX / 勝プロ) - 京屋元義
- 破れ奉行 第2話「血風! 世直し快速船」(1977年、ANB / 中村プロ) - 吉田屋
- 人形佐七捕物帳 第4話 過去を見失った男 (1977年、ANB / 東映) - 遠州屋仁吉
- 怪人二十面相 第20話「対決! 魔術師 二十面相に挑戦」(1977年、CX / 大映テレビ)
- 達磨大助事件帳 第6話「血染めの恋友禅」(1977年、ANB / 前進座 / 国際放映) - 大津屋
- お昼のテレビ小説 華うるし (1977年、CX / 国際放映) - 中条宗太郎
- ロボット110番 第34話「ガンちゃんの贈りもの」(1977年、ANB / 東映)
- 気まぐれ本格派 第13話「一寛の恋も一巻の終り」(1978年、NTV)
- 柳生一族の陰謀(KTV / 東映)
- 第3話「駿府の黒い影」(1978年) - 天野刑部
- 第21話「夕焼けに恨みが残った」(1979年) - 相良源之進
- 吉宗評判記 暴れん坊将軍(ANB / 東映)
- 第1話「春一番! 江戸の明星」(1978年) - 鬼沢兵衛
- 第24話「七里飛脚は鬼より恐い」(1978年) - 武州屋伊右衛門
- 第62話「黄金の闇に花一輪」(1979年) - 大久保丹後守
- 特捜最前線 第68話「誘拐・東京-函館縦断捜査!」・第69話「誘拐II・パニックイン・函館!」(1978年、ANB / 東映) - 勝原秀一郎
- 西遊記 第14話「地震妖怪! なまず大王の謎」(1979年、NTV / 国際放映) - 鯰震魔王
- 同心部屋御用帳 江戸の旋風IV 第11話「友情一路」(1979年、CX / 東宝) - 夜桜の弥次郎
- 破れ新九郎 第16話「流浪の女 おゆう」(1979年、ANB / 中村プロ) - 黒部玄馬
- 江戸を斬るIV 第7話「初恋が解いた殺しの鍵」(1979年、TBS / C.A.L) - 赤鴉の才蔵
- 八丁堀暴れ軍団 第3話「必殺の短筒が歓びを裂いた」(1979年、12ch / C.A.L) - 仁王の弥平
- 江戸の激斗 第3話「鉄砲道の決斗」(1979年、CX / 東宝) - 矢倉井典馬
- 土曜ワイド劇場 / 生きていた死美人 病院偽装殺人 (1979年、ANB / 大映映像)
吹き替え
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b c d e f g 『福島民報』1976年11月23日付朝刊、8面。
- ^ a b c d 中田雅喜. “敏ちゃんってどんな人?”. BIKENSHI. 2013年4月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年2月12日閲覧。
- ^ a b c d e DVD『宣弘社フォトニクル』 2015年9月18日発売 発売元-デジタルウルトラプロジェクト DUPJ-133 p18
- ^ a b 平凡社 2008, p. 169.
- ^ 平凡社 2008, p. 192.
- ^ 扶桑社 1998, p. 84.
- ^ a b 石橋春海「ヒーローを探して 金子吉延インタビュー」『’60年代 蘇る昭和特撮ヒーロー』コスミック出版〈COSMIC MOOK〉、2013年12月5日、108-110頁。ISBN 978-4-7747-5853-4。
- ^ 平凡社 2008, p. 170.
- ^ 扶桑社 1998, p. 154.
- ^ 池田憲章、伊藤秀明、『ミステリー・ゾーン/未知の世界 傑作選 Vol.7』 Disc 2、ジャケット裏解説文、パイオニアLDC、1998年
参考文献
編集- 坂口祐三郎と赤影支援会『赤影参上!』扶桑社、1998年7月20日。ISBN 4-594-02517-X。
- 樋口尚文『「月光仮面」を創った男たち』平凡社〈平凡社新書〉、2008年9月16日。ISBN 978-458-285435-0。
- 天都カネ子(監修) 著、中田雅喜、円尾敏郎 編『天津敏 テレビが生んだ悪役スタア』ワイズ出版〈日本個性派俳優列伝4〉、2005年。ISBN 4898301878。
外部リンク
編集- 天津敏 - 日本映画データベース
- 天津敏 - allcinema
- 天津敏 - KINENOTE
- Bin Amatsu - IMDb