太上王(だいじょうおう、朝鮮語: 태상왕・テサンワン)は、李氏朝鮮譲位後の国王に対して使われた尊号上王(じょうおう、サンワン)または太上国王とも呼ばれる。中国では譲位後の皇帝太上皇日本では譲位後の天皇太上天皇と呼んだことに由来する。

上王が存命中に次の国王がまた譲位すると、譲位後のその国王が新しく上王と呼ばれるようになり、それまでの上王だった前国王は太上王と呼ばれる。

李氏朝鮮第26代国王の高宗は、大韓帝国の成立とともに皇帝となったため、その譲位後は太上皇とよばれた。

歴史編集

高麗編集

  • 献宗 - 国王:1094年 - 1095年、上王:1095年 - 1097年 ( 1095年に政変が起こり、鶏林公が反対勢力を駆逐して実権を握った。同年10月、献宗は王位を鶏林公(後の粛宗)に譲って後宮に移る。
  • 恭譲王 - 国王:1389年 - 1392年、上王:1392年(恭譲王は李成桂に王位を譲り、杆城に追放となる。)

朝鮮編集

  • 1代 太祖 - 国王:1393–1398年、上王:1398–1400年、太上王:1400–1408年
  • 2代 定宗 - 国王:1398–1400年、上王:1400–1418年、老上王:1418–1419年
  • 3代 太宗 - 国王:1400–1418年、上王:1418–1421年、太上王:1421–1422年
  • 6代 端宗 - 国王:1452–1455年、上王:1455–1456年 - その後魯山君に左降され、さらに庶人とされた。粛宗代の1691年に名誉回復され「端宗」の諡号を贈られて歴代国王の列に加えられた。
  • 7代 世祖 - 国王:1455–1468年、上王:1468年
  • 11代 中宗 - 国王:1506–1544年、上王:1544年

その他の国々編集

ベトナム編集

ベトナム鄭阮戦争鄭主広南国に各1人の太上王が存在した。

カンボジア編集

ブータン編集

脚注編集

関連項目編集