太上道君(たいじょうどうくん)は道教。別名を霊宝天尊(れいほうてんそん)、上清天尊(じょうせいてんそん)ともいう。

太上道君。

太上老君(道徳天尊)、太上道君(霊宝天尊)、元始天尊の三柱で三清という。元始天尊は「太元」、太上老君が「老子」を神格化したものに対し、太上道君は「」を神格化したもの。

道教において最高の天上界、三清境の上清境の弥羅宮に住むことから上清(天尊)の呼び名がある。三尊は三清境に住まうため、三清とも呼ばれる。

ただ、道教には崇拝の対象となることは少ないが、道を知ることこそが太上道君の教えだとされることもある。