太宗イ・バンウォン

2021年-2022年韓国のテレビドラマ

太宗イ・バンウォン』(原題:「太宗 李芳遠」、: 태종 이방원: The King of Tears, Lee Bang-won)は、2021年12月11日から2022年5月1日まで放送された韓国KBSのテレビドラマ。全32話。

太宗イ・バンウォン
別名 太宗(テジョン)イ・バンウォン~龍の国~(日本語題)
ジャンル 時代劇
テレビドラマ
脚本 イ・ジョンウ
演出 キム・ヒョンイル
出演者 チュ・サンウク
キム・ヨンチョル
パク・ジニ
イェ・ジウォン
国・地域 大韓民国の旗 韓国
時代設定 朝鮮時代初期
話数 32
各話の長さ 50分
放送
放送チャンネルKBS1
放送国・地域大韓民国の旗 韓国
日本の旗 日本
放送期間2021年12月11日 - 2022年5月1日
放送枠KBS大河ドラマ
KBS公式サイト
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太宗 イ・バンウォン
各種表記
ハングル 태종 이방원
漢字 太宗 李芳遠
発音 テジョン イ・バンウォン
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KBS大河ドラマ」としては、『チャン・ヨンシル 〜朝鮮伝説の科学者〜』以来5年ぶりの復活作でもある[1][2]

日本での放送は2022年9月28日、KNTVで開始され[3]、2023年5月現在、WOWOWで放送中。

概要編集

この作品は、高麗という国を倒し李氏朝鮮という新しい国造りへと導いた人の一人太宗イ・バンウォンの生涯を描いた正統派時代劇である。

キャスト編集

主要登場人物編集

主人公。ソンゲの五男。後の朝鮮第3代国王。
バンウォンの父。李氏朝鮮初代国王。
バンウォンの正室
ソンゲの継室

その他編集

ソンゲの長男。
ソンゲの次男。後の朝鮮第2代王定宗。
ソンゲの三男。
ソンゲの四男。
ソンゲの正室。バンウォンの母。

スタッフ編集

  • 脚本:イ・ジョンウ
  • 演出:キム・ヒョンイル

製作編集

演出を担当したキム・ヒョンイルによれば、KBS大河ドラマのテーマは「国家や権力、政治、そしてその中で苦悩する人間を扱うことである」としたうえで、イ・バンウォンがこのテーマを最も表現できる人物であることを主人公とした理由として説明している[1][4]。また、龍の涙大王世宗鄭道伝などの既存のKBS大河ドラマとの違いとして、キムは「既存のドラマにはイ・バンウォンの動機に対する答えが描かれていなかったため、今回のドラマはその理由を探っていくものである」と語っており[4]、「イ・バンウォンが真の国家を建てるためにどのように労したのか、朝鮮建国に影響を与える物語の中軸であることを描きたい」と語っている[1]

2021年12月11日に行われた制作発表会に出席した、KBSのキム・ウィチョル社長は5年ぶりの大河ドラマとなる今作に関して、「KBSが大河ドラマの名家であるという名声を取り戻すきっかけ」として期待する発言を行った[4]

第7話の落馬シーンを収録する際に、ワイヤーを用いて馬を転倒させ、その1週間後に馬が死亡する事故が発生しており、動物愛護団体から厳しい批判を受けている[5]

こうした批判を受けKBSは3週間放送休止し、動物安全保障ガイドラインを設けた上、2月19日に前回放送した分をまとめたスペシャル版を放送、26日に放送再開を発表した[6]

反響編集

韓国の視聴率調査会社であるニールセン・コリアによると、韓国全体における第1話の視聴率は8.7 %、第2話の視聴率は9.4 %であったが、第6話までにこの視聴率上回った回は存在せず、第6話の視聴率は6.7 %であった[7]

その後、1月2日に放送された第8話にて自己最高視聴率となる10.2 %を記録した[8]

受賞編集

2022年 KBS演技大賞
大賞:チュ・サンウク

脚注編集

  1. ^ a b c “5年ぶりに復活するKBS大河ドラマ「太宗イ・バンウォン」、きょう(11日)初放送”. wowKorea. (2021年12月11日). https://www.wowkorea.jp/news/enter/2021/1211/10326715.html 2022年1月5日閲覧。 
  2. ^ a b c d e “韓国KBSの新時代劇『太宗イ・バンウォン』主演キャスト決定!まもなくクランクアップへ”. スポーツソウル. (2021年8月24日). https://sportsseoulweb.jp/star_topic/id=33813 2022年1月5日閲覧。 
  3. ^ 太宗イ・バンウォン(原題)”. KNTV. 2022年9月26日閲覧。
  4. ^ a b c “新ドラマ「太宗イ・バンウォン」で主演のチュ・サンウク、「大河ドラマにプレッシャーも感じる」”. KBS WORLD. (2021年12月13日). https://www.kbsworld.ne.jp/entertainment/view?blcSn=59605&rowNum=2 2022年1月5日閲覧。 
  5. ^ “馬の脚にワイヤーを結んで落馬シーン撮影、馬死亡で韓国KBS謝罪”. 朝鮮日報日本語版. (2022年1月21日). http://www.chosunonline.com/m/svc/article.html?contid=2022012180008 
  6. ^ “馬の死亡事故による議論から約1ヶ月…ドラマ「太宗イ・バンウォン」の放送が2月26日より再開”. Kstyle. (2022年2月9日). https://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=2186569 2022年2月16日閲覧。 
  7. ^ 정헌희 (2022年1月1日). “주말드라마 ‘태종 이방원’ 7·8회 줄거리, 주상욱, 최종환을 향한 결단 "정몽주 죽일 것"” (朝鮮語). 韓国講師新聞(한국강사신문). http://www.lecturernews.com/news/articleView.html?idxno=85578 2022年1月5日閲覧。 
  8. ^ 유원정 (2022年1月3日). “'태종 이방원' 대하사극 통했다…선죽교 사건→10% 돌파” (朝鮮語). ノーカットニュース. https://www.nocutnews.co.kr/news/5683270 2022年1月5日閲覧。 

関連項目編集

  • 開国 1984年 KBS(イ・バンウォンの父、イ・ソンゲが主人公で朝鮮初代王として即位するまでの過程を描く)
  • 龍の涙 1996年 - 1998年 KBS
  • 大王世宗 2008年 KBS(バンウォンの息子、世宗が主人公の作品)
  • 鄭道伝 2014年 KBS(イ・ソンゲの側近、鄭道伝が主人公の作品)
  • 六龍が飛ぶ 2016年 SBS
  • 私の国 2019年 jTBC

外部リンク編集