太田英明
文化放送アナウンサー、エグゼクティブ・プロデューサー
太田 英明(おおた ひであき、1963年(昭和38年)5月19日 - )は、文化放送アナウンサー、エグゼクティブ・プロデューサー。東京都葛飾区出身。中学・高校生時代は茨城県水戸市で育つ[1]。茨城県立水戸第一高等学校、慶應義塾大学文学部文学科卒業。
おおた ひであき 太田 英明 | |
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プロフィール | |
出生地 |
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出身地 |
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生年月日 | 1963年5月19日(59歳) |
最終学歴 | 慶應義塾大学文学部卒業 |
勤務局 | 文化放送 |
部署 | コミュニケーションデザイン局 エグゼクティブ・プロデューサー |
活動期間 | 1986年 - |
ジャンル | 情報・音楽など全般 |
出演番組・活動 | |
出演中 | 大竹まこと ゴールデンラジオ! |
出演経歴 |
東京っ子NIGHTお遊びジョーズ!! 今夜もBREAK OUT ラジオバカナリヤ 太田英明のまさかのラジオ 太田英明 ナマ朝! ニュース・パレード 壇蜜の耳蜜 太田英明のMUSIC NEO 内海文化・QRの現金5万円入りのハンドバッグ(Podcast QR) |
その他 | 寺島尚正アナと漫才コンビ「内海文化・QR」としても活動。 |
来歴・人物編集
- 元々目立ちたがりで、大学時代は演劇をやっていたこともあり、自分が表現できる職業としてアナウンサーを目指す。元々はテレビ局志望だったが、テレビ朝日とフジテレビは最終選考で落選。日本テレビの最後の面接では徳光和夫から直接「君は声が小さいから向かないね」と言われたことで落ち込み、それでもその帰りの駅で見た「向き不向きより前向き」の広告に、もう少しがんばってみようと思ったという[2]。
- 1986年(昭和61年)4月、文化放送にアナウンサーとして入社[1]。
- 先輩アナウンサーである寺島尚正と「内海文化・QR」(うつみぶんか・きゅーあーる、太田は「内海QR」)という漫才コンビを組んでおり、アナウンサーと漫才師という2つの顔を持つ。このコンビは内海好江にとって最後の弟子である。
- 文化放送の労働組合の執行委員長を務めていたことがある。
- 神奈川県伊勢原市からの遠距離通勤。
- 新人の頃、度胸をつけるためと称して車掌姿で電車に乗せられ観光案内をしていた[3]。
- 自他共に認める恐妻家[1]。『吉田照美のやる気MANMAN!』内で『太田英明プレゼンツ 恐妻家グランプリ』というコーナーが出来たほどである。
- 入社以来、スポーツ実況を担当したことがない。現職男性アナウンサーでスポーツ実況経験がないのは太田だけである[4](2015年2月で定年退職→嘱託の竹内靖夫もスポーツ実況担当歴がなかった)。
- 番組で、一緒に担当したのを機に、プリンセス・プリンセスのファンとなり、全国ツアーの開演前・終演後のMC(テープ録音)を担当したことがある[1]。
- アーティストのライブコンサートのCMのナレーションを多く担当している。
- エビなどの甲殻類、蛸・イカなどの軟体類及び貝類に対しての食物アレルギーをもつ。
- 金曜日パーソナリティを務めていた『東京っ子NIGHTお遊びジョーズ!!』の中で『中森明菜の太田君がんばって!』という番組が放送されていたが、この番組のタイトルは太田自身に因むものである[5]。
- 2014年1月1日付で、報道事業局 制作部 担当部長に就任。
- 2017年7月3日付で、編成局 アナウンス部長に就任[6]。
- 2020年10月1日付で、放送事業本部 編成局長に就任。9月24日(木曜日)に、アシスタントとして出演している『大竹まこと ゴールデンラジオ!』のオープニングで、フリートークを始めた途端に「太田に関する重大発表」と称して文化放送社長(当時)の上口宏が緊急出演し、上口から太田に対し編成局長への人事異動の内示を通達された。民間放送局の正社員に対する人事異動の内示が、当該社員が出演する生放送番組の中で社長から直々に伝えられたことは、他局を含めても異例である[7]。
- 実際には異動を機にアナウンス部を離れたものの、編成局長への就任後も、『ゴールデンラジオ!』のアシスタントを続けている。2020年10月第3週まではアナウンス部時代と同じく週5日(月 - 金曜日)担当していたが、編成局長としての職務との兼ね合いで同月最終週から出演日を週1日に限ることがあらかじめ決まっていたため、日替わりで出演するパートナー(月曜日:阿佐ヶ谷姉妹、火曜日:はるな愛、水曜日:壇蜜、木曜日:光浦靖子、金曜日:室井佑月)が太田との共演継続に向けた手紙でのアピール合戦(放送上の呼称は「太田英明争奪・パートナーお手紙対決」)を展開。「文化放送 スペシャルウィーク」期間中の10月22日(木曜日)放送分でリスナー投票を実施したところ、室井の手紙に最も多い支持票が集まった。この結果を受けて、太田は引き続き「文化放送アナウンサー」という肩書で、同月30日から金曜日にのみ出演を継続[8]。月 - 木曜日担当アシスタントの後任には、アナウンス部時代の同僚かつアナウンス部長在任時の部下に当たる砂山圭大郎(休暇期間中の放送で「砂山大輔」・「K太郎」名義を含めてアシスタント代理を経験)が、同月26日放送分から起用されている。なお、アナウンス部長の後任には、部長在任時にアナウンス部次長であった水谷加奈が就任している。
- 編成局長としては、文化放送の開局70周年(2022年3月31日)に向けた「文化放送開局70周年記念企画実行委員会」(2021年3月に局内で発足した部署・年代横断型の委員会)の委員長を兼務している[9]。
- 文化放送が2021年7月1日付で実施した社内組織改編で、編成局が「コミュニケーションデザイン局」へ改組したことに伴って、前日(6月30日)に編成局長を退任。7月1日付で、コミュニケーションデザイン局に新設された局長級のポストである「エグゼクティブ・プロデューサー」に異動した。異動後も引き続きアナウンサーを兼務しているが、2022年に入ってからは、詳細は不明ながら病気の療養に専念。『ゴールデンラジオ!』の金曜放送分についても、年始の2回目(1月14日)から長期にわたって休演している。
- 2022年11月29日、『CultureZ』放送後のミニ番組『ミッドナイトメロディ』のMCでアナウンサーとして復帰し、収録番組のナレーション等をした後、12月22日の『ゴールデンラジオ!』でほぼ1年ぶりに番組に出演した(本来の担当日ではないので、短時間のサプライズゲストとしての出演)。2023年には社外イベントへの出演をするなど徐々に活動を再開している。
担当番組編集
現在の担当番組編集
- 大竹まこと ゴールデンラジオ!(2007年5月7日〜、月曜~金曜 → 金曜 13:00 - 15:30)アシスタント、ニュース担当
- 番組開始(アナウンス部時代)から編成局長就任直後の2020年10月23日までは全曜日、同月30日以降は金曜日にのみ出演。2015年12月7日に放送された「FMでもキキマス!ゴールデンたまむすび」(TBSラジオ・ニッポン放送との共同制作による関東圏のワイドFM開局記念特別番組)でも、文化放送を代表して総合進行を担当した。
過去の担当番組編集
- 東京っ子NIGHTお遊びジョーズ!!(1987年4月6日〜1988年3月、金曜日担当)
- 吉田照美のやる気MANMAN!(1988年4月〜2007年3月30日、金曜日お助けマン担当)
- 15はドキドキ ピンクコング'88(1988年度、ナイターオフシーズン)
- ノオチンと太田さんのピンコン二人旅(1989年4月〜1989年10月、乃生佳之とのダブルDJ進行)
- From C Side(1989年4月〜1990年10月5日、月曜〜金曜放送、徳永英明とのダブルDJ進行)
- 今夜もBREAK OUT ラジオバカナリヤ(1989年10月9日〜1990年10月5日 月曜〜木曜担当)
- 太田英明のまさかのラジオ
- 全国歌謡ベストテン(火曜会加盟局向け)
- マンデーミュージックステーション
- こだわりミュージックBOX(地方局への裏送り。この番組でも、太田節が聞けた)
- ラジオふるさと便(2002年ナイターオフシーズン)
- 太田英明のモクモクスポーツ(2002年~2005年のナイターシーズン、木曜17:57 - 19:00
- サタデーネクスト! なるほどひざポン!!(2003年4月~2004年9月、土曜7:00 - 9:45(のちに10:00までに拡大))※寺島尚正とのダブルパーソナリティ
- ラジオふるさと便(ナイターオフシーズンのみ 日曜 19:00-20:00 ※2005年度まで担当)
- A&Gメディアステーション こむちゃっとカウントダウン(ヴェネツィア国際映画祭出席のため欠席した櫻井孝宏の代打、2005年9月3日)
- 太田英明 ナマ朝!(2005年10月~2007年3月、月曜~金曜5:00 - 6:30)
- セイ!ヤング ネクステージ(2007年4月2日〜5月2日の月曜〜金曜 13:00 - 15:30)アシスタントなど
- SONOKO ビューティフル・サンデー(2007年10月7日〜2008年3月30日、日曜 10:00 - 10:30)
- 前任者の山中つよしの後任。パートナーは、声優の平野文
- 下町おやじ診療所(2008年3月31日〜2009年9月28日、月曜日 20:00 - 20:30)
- 下町おやじ大人塾(2009年10月5日〜2013年3月25日、月曜 20:00 - 20:30)
- くにまるワイド ごぜんさま〜(2008年10月3日〜2010年10月1日、金曜 10:04 - 10:25頃 「クイズ!だいぶショック!?」進行)
- 太田英明とCOONのP!ck Up ★ STATION(2008年4月2日〜、水曜 26:00 - 27:00)
- 前任者のハマモトヒロユキの後任
- 2007年10月3日〜2008年3月26日までは「太田英明のP!ck Up ★ STATION」として放送
- 太田英明・小泉麻耶のアソブココロ倶楽部(土曜 17:15 - 17:30、東海ラジオ放送は土曜16:45 - 17:00。2005年10月〜2009年10月3日。2007年4月7日より竹内のぞみから小泉麻耶へアシスタント変更)
- がちっ娘〜GACHIKKO(2009年4月8日〜2010年3月31日、水曜 21:30 - 22:00)
- 2009年9月まで水曜 25:30〜26:00に放送
- 吉田照美 ソコダイジナトコ(2010年4月6日〜2011年9月27日、7時の情報デリバリー、毎週火曜日担当)
- 太田英明の健康ワンポイントチェック(大竹まこと ゴールデンラジオ!内 15:04 - 15:05頃 ※セイ!ヤング ネクステージ内で、先に放送開始。2007年4月2日~2011年9月30日)
- 太田英明の元気な一週間(大竹まこと ゴールデンラジオ!内 月曜〜金曜 15:05 - 15:07頃)
- ニュース・パレード(2011年10月3日〜2013年9月27日、月曜〜金曜担当。2013年9月30日〜2014年9月30日、月・火曜担当(月曜のみの時期もあり))
- 高田純次 毎日がパラダイス(椎間板ヘルニアのため、休養中の高田純次の代打。2015年2月2日〜2月13日)
- 吉田照美 飛べ!サルバドール 飛び出せ子ザル中継レポーター(金曜担当 2013年10月4日 - 2016年3月25日)
- くにまるジャパン(2010年10月8日〜、金曜 10:05 - 10:25頃 「クイズレストラン ジャポネ」支配人(司会進行))
- 太田英明のMUSIC NEO(2009年10月11日から放送中断期間を挿みながら2020年9月まで放送)
- 内海文化・QRの現金5万円入りのハンドバッグ(Podcast QR、隔週金曜日更新)
- 壇蜜の耳蜜 アシスタント(2013年7月1日〜9月23日、月曜 18:35 - 18:45。2013年10月1日〜2020年10月26日、月曜 19:30 - 20:00)
- 編成局長への就任後も1ヶ月間出演した後に、2020年11月2日放送分から山田弥希寿(文化放送アナウンサー)へ交代。
- “New Normal” HIT SONG COLLECTION(2020年11月17日 21:30 - 22:00、パーソナリティ)
- 編成局長への就任後に、当該時間帯のレギュラー番組のパーソナリティが活動の無期限自粛を発表したことに伴って番組の休止を余儀なくされたため、代替番組として急遽編成。翌週以降は、『松井佐祐里“new normal”の小部屋』と改題したうえで、当該番組でアシスタントを務める松井佐祐里(文化放送アナウンサー)が太田からパーソナリティを引き継いで2021年9月21日まで放送。翌週の9月28日から、当該時間帯のレギュラー番組のパーソナリティが活動を再開して、この放送枠で新番組を開始している。
出演テレビ番組編集
- タモリ倶楽部(1996年1月26日「クイズ?これは何だ!(名乗るほどの物ではありませんが)」、1996年6月14日「第1回水上コント大会」)
出演映画編集
関連人物編集
出典編集
- ^ a b c d “文化放送・太田英明氏語るラジオ醍醐味/プロに聞く(5/5)”. 日刊スポーツ (2020年10月10日). 2021年12月27日閲覧。
- ^ “文化放送・太田英明氏語るラジオ醍醐味/プロに聞く(3/5)”. 日刊スポーツ (2020年10月10日). 2021年12月27日閲覧。
- ^ “ラジオの現場から『文化放送・太田英明氏、徳永英明とのラジオ秘話「武道館で2年連続歌った」』(1/2)”. マイナビニュース (2021年2月16日). 2021年12月27日閲覧。
- ^ 文化放送 大竹まこと ゴールデンラジオ! [@1134golden] (2010年6月25日). "太田英明アナウンサーは、長いアナウンサー歴の中でも、スポーツ実況をほとんどしてこなかったので、今のは貴重でした。" (ツイート). Twitterより2021年12月27日閲覧。
- ^ ラジオパラダイス 1987年5月号「特集・'87春のラジオここが変わった!」22頁
- ^ 文化通信(文化通信社)2017年6月28日号。
- ^ “生ラジオで人事発令 大竹まこと相棒が編成局長昇進”. 日刊スポーツ. (2020年9月24日) 2020年9月24日閲覧。
- ^ “局長の肩書でラジオ番組出演継続、文化放送太田アナ”. 日刊スポーツ. (2020年10月23日) 2020年10月24日閲覧。
- ^ “文化放送開局70周年アニバーサリーイヤーコンセプトが決定 「もっと過激に もっと優しく 文化放送」”. 文化放送. (2021年3月16日) 2021年3月16日閲覧。