太郎』(たろう)は、小学館の雑誌『週刊ヤングサンデー』に1992年から1999年にかけて連載されていた細野不二彦漫画作品。コミックス全24巻。

太郎
漫画
作者 細野不二彦
出版社 小学館
掲載誌 週刊ヤングサンデー
発表期間 1992年12号 - 1999年41号
巻数 全24巻
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あらすじ 編集

つくし信用金庫(つく信)に勤務する金融サラリーマン、吉野太郎は勤務終了後にボクシングジムに通うプロボクサー。かつて自らの不注意により死なせてしまったボクサー花形青児に代わり、ボクシングの世界王者になるため銀行員とプロボクサーの二足の草鞋を履くうちに、次第にプロボクサーとしての能力を開花させる。

登場人物 編集

吉野太郎(よしの たろう)
本作の主人公。プロボクサーと信用金庫勤務の二足の草鞋を履いていた。ボクシングで勝利を重ねるうちにプロボクサー専業となる。かつてはオーソドックスのスタイルであったが、サウスポーのデトロイトスタイルを兼ね備えたスイッチボクサーに変身を遂げる。
花形青児(はながた せいじ)
クマタジム所属のボクサー。世界王座獲得を嘱望され、世界戦が決定していたが不慮の事故により夭逝。
森崎みほ(もりさき みほ)
本作のヒロイン。つくし信用金庫に勤務していたが退職し、アポロジムに勤める。
ガルシア・ロメロ
Q共和国出身のボクサー。太郎にデビュー戦で土をつける。ハメドスタイルを習得。後に階級をフェザー級に上げ、WBCフェザー級王者となる。
イワン・ヴァシリエフ
WBC世界バンタム級王者。オリンピック金メダルの実績を持ち、黄金のバンタムと呼ばれる階級で10度の世界王座防衛を成し遂げた最強のボクサー。「鷹の翼(ウイングス・オブ・ホーク)」の異名を持つ。
速水卓(はやみ たく)
インターハイ準優勝の実績を持つプロボクサー。太郎のプロ2戦目で対戦し引き分けに終わる。後の再戦ではデトロイトスタイルを習得した太郎に KO で敗れる。

単行本 編集

ヤングサンデーコミックス 編集