奈良岡朋子
奈良岡 朋子(ならおか ともこ、1929年12月1日 - )は、日本の女優、声優、ナレーター。劇団民藝の法人取締役および劇団共同代表を務める。父は洋画家の奈良岡正夫。
ならおか ともこ 奈良岡 朋子 | |||||||||||
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本名 | 奈良岡 朋子 | ||||||||||
生年月日 | 1929年12月1日(92歳) | ||||||||||
出生地 |
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民族 | 日本人 | ||||||||||
血液型 | AB型 | ||||||||||
職業 | 女優、声優、ナレーター | ||||||||||
ジャンル | 映画・テレビドラマ・舞台・テレビアニメ | ||||||||||
活動期間 | 1948年 - | ||||||||||
配偶者 | なし | ||||||||||
著名な家族 | 奈良岡正夫(父) | ||||||||||
事務所 | 劇団民藝 | ||||||||||
公式サイト | 奈良岡朋子 | ||||||||||
主な作品 | |||||||||||
テレビドラマ 『太陽にほえろ!PART2』 『おしん』 『いのち』 『春日局』 映画 『どですかでん』 『はなれ瞽女おりん』 『夜叉』 『釣りバカ日誌』シリーズ(9 - 20) 『鉄道員』 『半落ち』 『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』 | |||||||||||
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備考 | |||||||||||
劇団民藝法人取締役および劇団共同代表 |
来歴・人物編集
東京府東京市本郷区駒込に誕生。東京府立第一高等女学校(現・東京都立白鷗高等学校・附属中学校)在学中の1945年に父の故郷である青森県弘前市へ疎開し、青森県立弘前中央高等学校を卒業。
1951年、女子美術大学洋画科を卒業する[1]。「女優にならなければ医者になろう、と学生時代は考えていた」と『人生は三百六十五歩のマーチ』(BSフジ、2020年3月7日放送)のゲストトーク内で話している[出典無効]。
大学在学中[1]の1948年、民衆芸術劇場付属俳優養成所に1期生で入所し、同年の『女子寮記』の寮生役が初舞台となる。1950年、劇団民藝創設に参加。旗揚げ公演の『かもめ』に小間使役で出演。
1954年の『煉瓦女工』で初めて主役を演じ、『イルクーツク物語』のワーリャ役、『奇跡の人』のサリバン役などに出演し、 劇団の中堅女優として活躍した。
宇野重吉、滝沢修の死後は大滝秀治と共に代表を務めていた[注釈 1]。
2005年から2006年にかけ、『ドライビング・ミス・デイジー』で無名塾の仲代達矢と共演を果たした。
舞台のほか、橋田壽賀子脚本作品にはナレーターとして頻繁に起用されている(『おんな太閤記』『渡る世間は鬼ばかり』などの例外もある)。また、橋田の盟友である石井ふく子プロデュース作品にも演者・ナレーターとして起用された。
1992年、紫綬褒章を受章。2000年、勲四等旭日小綬章を受章。洋画の吹替えでは、ジャンヌ・モローやキャサリン・ヘプバーンの声を担当した。
父の影響で、幼い時から絵筆に親しんでいた[2]。愛煙家でもある。
交友関係編集
多くの大物俳優・女優などの芸能人と交友関係が広く、石原裕次郎は「最も尊敬していた女優」として大先輩の奈良岡を挙げ、藤堂俊介係長(ボス)役で出演していた石原が勇退した後の『太陽にほえろ!PART2』で篁朝子係長(ボス)役として出演し、共演もしている(192話「2・8・5・6・3」等)。ほか、木曜スペシャル枠で放送された『石原軍団INハワイ』にも石原軍団と同一待遇で出演している。
杉村春子とは1974年の舞台共演や『おんなの家』シリーズでの共演が縁となり、生涯に渡って実妹のようにとても可愛がってもらった。杉村の生前時には「私のことは春ちゃんと呼んでいいのよ」とよく言われていたが、「恐れ多くも杉村先生に対してそのようなことは言えなかった。」と語っていた[出典無効]。
美空ひばりの事を愛称の「御嬢」ではなく、唯一敬称を付けずに本名の「和枝」と呼べた大親友でありプライベートでも特に親交が深かったそうで、岸本加世子をひばりに引き合わせたのが太地喜和子と奈良岡である。1986年にTBS系(中部日本放送制作)のトーク番組だった『すばらしき仲間』の対談収録後に、奈良岡の自宅へ太地と岸本が飲食に訪れたところ、太地が奈良岡に「御嬢へ連絡して今から会えないって誘ってみようよ。」と話したそうで、奈良岡がひばりの自宅に電話を掛けて呼び出した後に、奈良岡と太地の元へ訪れたのがきっかけだった。晩年、ひばりは岸本を実妹のように可愛がっており、岸本自身も、個人的に気に入られて大変可愛がっていただいたとNHKのひばり特集の番組内などで度々語っている。[要出典]
奈良岡とひばりが親友になったきっかけは、ひばりの出演番組に奈良岡がナレーションで参加後、ひばりの元へ花束を持って駆けつけたところ、お互い初対面だったがひばりが奈良岡の自宅へ今から訪問したいと言い出し、奈良岡が了承して当日の深夜まで自宅で飲食を楽しんだのが始まり。「泊まりたい」とひばりが言った後に「今日は帰宅しなさい」と奈良岡が注意して帰宅後の翌日にひばりの母親がお礼の電話をかけてきた会話内で「御嬢があなたの事を非常に気に入ったそうで御嬢を注意してくれる人も周りにはいないので、是非とも友達になってもらえないか。」と言われたが、奈良岡は「天下の美空ひばりとではなく一個人の加藤和枝とならお付き合いします。」との返事がきっかけとなりその後ひばりが亡くなるまで長年の交流になったと2019年11月16日の『サワコの朝』ゲスト時のトーク内で語っている[出典無効]。ひばりからは「奈良岡さん」や「お姉さん」と呼ばれていたという。[要出典]
田宮二郎は実姉の様に慕っており、自殺の際に奈良岡宛てに遺書を残している。
黒柳徹子ともデビュー時より長期間親交が深く、定期的に『徹子の部屋』にも出演しているほか、父の作品を進呈したこともある。
沢田研二の大ファンである。
受賞歴編集
出演作品編集
テレビドラマ編集
- プレイハウス / 恋愛ダービー(1957年、NHK)
- 東芝日曜劇場 (TBS)
- 第48話「ぶっつけ本番」(1957年)
- 第325話「河豚」(1963年)
- 第539話「影絵の女」(1967年)
- 第570話「子守唄由来」(1967年)
- 第573話「夜の波」(1967年)
- 第583話「瞽マチ子」(1968年)
- 第668話「遠き日の唱歌」(1969年)
- 第686話「海はあおいか」(1970年)
- 第710話「友、遠方より」(1970年) - おせん
- 第712話「酒場の扉」(1970年)
- 第723話「下町の女 その1」(1970年) - 小村いね
- 第744話「下町の女 その2」(1971年)
- 第752話「父」(1971年)
- 第764話「24才シリーズ 11」(1971年)
- 第767話「さらば夏の日」(1971年)
- 第778話「続・父」(1971年)
- 第803話「ひとひらの雲」(1972年)
- 第806話「あだこ」(1972年)
- 第825話「下町の女 その5」(1972年)
- 第845話「初蕾」(1973年)
- 第848話「祇園花見小路」(1973年)
- 第872話「秋の蛍」(1973年)
- 第879話「放蕩一代息子」(1973年)
- 第896話「冬の恋人」(1974年)
- 第898話「おんなの家」(1974年) - 三女・桐子
- 第900話「幼なじみ」(1974年)
- 第928話「風は知っている」(1974年)
- 第939話「おんなの家 その2」(1974年)
- 第948話「台所のおと」(1975年)
- 第963話「おんなの家 その3」(1975年)
- 第972話「七月の青春」(1975年)
- 第985話「おんなの家 その4」(1975年)
- 第1010話「おんなの家 その5」(1976年)
- 第1041話「おんなの家 その6」(1976年)
- 第1044・1045話「家族」(1976年)
- 第1069話「おんなの家 その7」(1977年)
- 第1081話「一台のテレビ」(1977年)
- 第1114話「おんなの家 その8」(1978年)
- 第1118話「放蕩かっぽれ節」(1978年)
- 第1126話「黒髪のあと」(1978年)
- 第1129・1130話「若きいのちの日記」(1978年)
- 第1165話「おんなの家 その9」(1979年)
- 第1167話「婚前時代」(1979年)
- 第1173話「愛という字」(1979年)
- 第1193話「ぼくの妹に その6」(1979年)
- 第1200話「女たちの忠臣蔵」(1979年)
- 第1206話「おんなの家 その10」(1980年)
- 第1212話「遺産」(1980年)
- 第1235話「当節妻の条件」(1980年) - しげ
- 第1246話「晴れた日に」(1980年)
- 第1268話「おんなの家 その11」(1981年)
- 第1287話「鼓の女」(1981年)
- 第1312話「花は花」(1982年)
- 第1319話「おんなの家 その12」(1982年)
- 第1324話「夏に向って」(1982年)
- 第1139話「つゆくさ・愛」(1982年)
- 第1364話「おふくろの味」(1983年)
- 第1382話「ああ!長男長女」(1983年)
- 第1400話「おんなの家 その13」(1983年)
- 第1427話「危険な賭」(1984年)
- 第1466話「おんなの家 その14」(1985年)
- 第1483話「女のいろは坂」(1985年)
- 第1505話「東京の秋(前編)家族ふたつ」(1985年) - 千場幾子
- 第1506話「東京の秋(後編)愛、けれど-」(1985年) - 千場幾子
- 第1516話「忘れ傘」(1986年)
- 第1519話「みれん」(1986年)
- 第1531話「優しい女房は殺人鬼」(1986年)
- 第1534話「予約番号は?」(1986年)
- 第1555話「優しい女房は殺人鬼 その2」(1986年)
- 第1568話「芸者と第九交響曲」(1987年)
- 第1657話「おんなの家 その15」(1988年)
- 第1660話「南の家族」(1988年) - 千鶴
- 第1675話「胡桃の部屋」(1989年) - 清子
- 第1721話「クワタさんとマリ」(1990年) - 芳江
- 第1730話「再婚しますか」(1990年)
- 第1757話「ちょっといい母娘」(1990年)
- 第1767話「新婚旅行」(1991年)
- 第1826話「待って」(1992年)
- 第1877話「おんなの家 その16」(1993年)
- ここに人あり(NHK)
- 第25話「テスト・パイロット」(1957年)
- 第31話「その夜の歌」(1957年)
- 第84話「小さな灯」(1959年)
- 第140話「黒い山の泉」(1960年)
- 民芸アワー / 春の雪(1958年、NTV)
- テレビ劇場(NHK)
- 窓(1958年)
- 相手のない対話(1960年)
- 早春(1962年)
- 我等は死者と共に(1962年)
- お好み日曜座(NHK)
- 白い墓標の影に[4](1958年) - 川路由紀
- 母の初恋(1958年)
- ちゃん(1959年)
- 夫婦百景(NTV)
- 第26話「聖女房」(1958年)
- 第113話「けんかと夫婦」(1960年)
- サンヨーテレビ劇場(KR)
- 風と雲と(1958年)
- にあんちゃん(1959年)
- 集団就職(1961年)
- ダイヤル110番 第68話「死闘」(1958年、NTV)
- おかあさん(KR)
- 第1シリーズ 第18話「母の作文」(1958年)
- 第2シリーズ
- 第88話「姥捨」(1961年)
- 第354話「あいつのおふくろ」(1966年)
- 母と子 第10話「ばら」(1959年、KR)
- 三行広告(CX)
- 第4話「ピアノ売ります」(1959年)
- 第19話「梅雨」(1959年)
- 東京0時刻(KR)
- 電話が追ってくる(1959年)
- 指名手配(1959年)
- 被害者を探せ!(1959年)
- 遭難(1959年)
- スリラー劇場・夜のプリズム 第14話「不幸を愉しむ会」(1959年、NTV)
- 東芝家族劇場 第12話「枯野」(1959年、NET)
- 雑草の歌(NTV)
- 第63話「わが道は君とともに」(1959年)
- 第130話「赤と緑」(1960年)
- ミステリー影(MBS)
- 失われた恋の始末(1959年)
- 五年目の殺人(1959年)
- コメディ・ドラマ / きょうも朗らか(1960年、NTV)
- 三菱ダイヤモンド劇場・直木賞シリーズ 第17話「終身未決囚」(1960年、CX)
- 日立劇場 第30話「帰郷」(1960年、KR)
- 現代人間模様 第61・62話「トラックの群れ 国道の人々」(1960年、NHK)
- 愛の劇場 第50話「あひる」(1960年、NTV)
- 東芝土曜劇場(CX)
- 第81話「殺される男」(1960年)
- 第148話「黄色い汗」(1962年)
- グリーン劇場 第2話「灰色に見える猫」(1960年、KR)
- 東レサンデーステージ(NTV)
- 第15話「台風」(1960年)
- 第45話「石庭」(1961年)
- これが真実だ 第37話「会津娘子軍」(1960年、CX) - 神保雪子
- 松本清張シリーズ・黒い断層(TBS)
- NECサンデー劇場 / 生きて愛して死んだ(1961年、NET)
- テレビ指定席 / プリムラの森(1961年、NHK)
- 日立ファミリーステージ / 冷えた茶(1962年、TBS)
- 文芸アワー / 或る女(1962年、NTV)
- 指名手配 第135・136話「兄弟」(1962年、NET)
- 結婚 第4話「けむり」(1962年、CX)
- 近鉄金曜劇場(TBS)
- 雪子の生涯(1962年)
- あやふやを愛す(1964年)
- 息子の歌(1965年)
- お前のとまり木(1966年)
- 七歳の捕虜(1966年)
- 名作推理劇場 / 晩餐後の筋書(1962年、MBS)
- 黒の組曲 第41話「結婚式」(1963年、NHK) - 新田元子
- 七人の刑事(TBS)
- 第81話「動機」(1963年)
- 第309話「泣かない女」(1967年)
- 嫁ぐ日まで(CX)
- 第17話「つゆ」(1963年)
- 第33話「残夏」(1963年)
- シャープ月曜劇場 第25話「喪服の女」(1963年、CX) - 京子
- 判決(NET)
- 第57話「幼きものの砦」(1963年) - 谷口美也子
- 第71話「鎖の園」(1964年) - 里子
- NHK大河ドラマ
- 虹の設計(1964年、NHK)
- 風雪 / 炎の女(1964年、NHK) - 景山英
- NHK劇場 / 初雪(1965年、NHK)
- 木下惠介劇場 第6話「石の薔薇」(1965年、TBS)
- 木下恵介アワー / 記念樹(1966年、TBS) - 宮地たつ子
- シオノギテレビ劇場(CX)
- 海外短編シリーズ・旅路(1967年)
- 愛情について 第2話「驟雨」(1967年)
- 銀河ドラマ(NHK)
- ありがとう(1970年、TBS)
- 赤ひげ(1972年、NHK)
- 川端康成名作シリーズ / 伊豆の踊り子(1973年、関西テレビ)
- 寿の日(1975年、TBS) - マダムきよみ
- 太陽にほえろ! 第192話「2・8・5・6・3」(1976年、日本テレビ) - 滝田美也子(ゲスト出演)
- ほんとうに(1976年、TBS)
- 俺たちの朝 第42話「芸術の秋とチャンスとどうしてこうなるの?」(1977年、日本テレビ) - 美術大・阿部講師
- 兄弟刑事(1977年 - 1978年、フジテレビ) - 葉山志津江
- 連続テレビ小説(NHK)
- 悪女について(1978年、テレビ朝日)
- 松本清張シリーズ・虚飾の花園(1978年、NHK土曜ドラマ) - 村瀬妙子
- 江戸の波濤(1979年、フジテレビ) - りよ
- 御宿かわせみ 第2話「卯の花匂う」(1980年、NHK)
- 木曜ゴールデンドラマ(日本テレビ)
- 死者と栄光への挽歌(1982年)
- 死者をして語らしめよ!(1983年)
- 復讐の歌がきこえる(1987年)
- 他人家族III(1987年)
- 黒い雨・姪の結婚(1983年、日本テレビ) - 閑間シゲ子
- 火曜サスペンス劇場(日本テレビ)
- 松本清張スペシャル・黒の回廊(1984年) - 江木奈岐子
- 街の医者・神山治郎シリーズ(2001年 - 2005年) - 柳井英恵
- 花のこころ(1985年、TBS) - ナレーション
- 太陽にほえろ!PART2(1986年 - 1987年、日本テレビ) - 篁朝子(七曲署捜査第一係長)
- 松本清張サスペンス 隠花の飾り 「遺墨」(1986年、KTV)
- 忠臣蔵・女たち・愛(1987年、TBS) - ナレーション
- 京都サスペンス 「マルゴォの杯」(1988年12月、KTV系・東映)
- 忠臣蔵・いのちの刻(1988年、TBS) - 梶川多加
- 裸の大将放浪記第34話「天からマリアが降ってきた~長崎編」(1989年、フジテレビ)
- 凪の光景(1990年、テレビ朝日)
- 家族って(1990年、TBS)
- 花嫁(1991年、TBS)
- はぐれ刑事純情派(1999年) ‐ 石橋葉子
- 櫂(1999年5月6日〜20日、NHK)- ナレーション[5]
- 百年の物語第1夜「大正編・愛と憎しみの嵐」(2000年、TBS) - ナレーション
- 忠臣蔵(2004年、テレビ朝日) - ナレーション
- 吉原炎上 (2007年、テレビ朝日) - ナレーション
- ドラマ特別企画 居酒屋もへじ (2011年、TBS) - 由亀
- 南極大陸(2011年、TBS) - ナレーション
- ドラマ特別企画 金子みすゞ物語〜みんなちがってみんないい〜(2012年、TBS) - 金子ウメ
- 月曜ゴールデン 居酒屋もへじ2〜あなたとわたし〜(2013年、TBS) - 由亀
- テレビ朝日開局55周年記念番組 松本清張ドラマスペシャル・三億円事件(2014年、テレビ朝日) - 武田ヨシコ
- 55歳からのハローライフ 最終話(2014年、NHK) - 吉沢明子
- 被爆70年特集ドラマ・赤レンガ(2015年 NHK広島) - 月子
- ドラマ特別企画 居酒屋もへじ5-母という字-(2016年、TBS)- 由亀
- やすらぎの刻〜道(2019年) ‐ 菊村あやの
映画編集
- 痴人の愛(1949年、大映) - 娘・初子 役
- 原爆の子(1952年、近代映画協会) - 咲江 役
- 混血児(1953年、蟻プロ) - 小野さん 役
- 縮図(1953年、近代映画協会)
- 女の一生(1953年、近代映画協会)
- どぶ(1954年、近代映画協会)
- 東京の空の下には (1955年、日活)- 美容師のマサ子 役
- ここに泉あり(1955年、中央映画) - 看護婦
- 狼(1955年、近代映画協会) - 十二号の看護婦
- 由起子(1955年、中央映画) - 女中・きく 役
- こころ(1955年、日活) - 女中・粂 役
- 石合戦(1955年、民藝) - お君 役
- 病妻物語 あやに愛しき(1956年、民藝) - 妹澄代
- 夜あけ朝あけ(1956年、民藝) - 小学校の先生
- 夜の鼓(1958年、現代ぷろだくしょん) - 女中・おりん 役
- 荷車の歌(1959年、全国農村映画協会) - コムラ
- 祈るひと(1959年、日活) - 清水看護婦 役
- 俺は淋しいんだ(1959年、日活) - マダム
- 世界を賭ける恋(1959年、日活) - 村岡さち子 役
- 豚と軍艦(1961年、日活) - ホテル「チェリィ」の女将 役
- どじょっこの歌(1961年、日活) - 吉野婦長 役
- 抜き射ち風来坊(1962年、日活) - 前原由紀 役
- 煙の王様(1963年、日活) - 百々山加代 役
- 風の視線(1963年、松竹) - 妻・英子 役
- 光る海(1963年、日活) - 花田看護婦 役
- 波浮の港(1963年、日活) - キク 役
- 香華(1964年、松竹) - 江崎の妻
- うず潮(1964年、日活) - 林ミノ 役
- 執炎(1964年、日活) - 母
- 怪談(1965年、東宝) - 関内の妹・鈴江 役[6]
- 証人の椅子(1965年、大映) - 葛西洋子 役
- 星と俺とできめたんだ(1965年、日活) - 雨宮道代 役
- 父と娘の歌(1965年、日活) - 母・ 妙子(故人) 役
- こころの山脈(1966年) - 西坂貞子 役
- おゆきさん(1966年、日活) - 「とめ八」の女将 役[注釈 2]
- 花と果実(1967年) - 村上富子 役
- 花の恋人たち(1968年) - つね 役
- 日本の青春(1968年、東宝) - 白坂美代 役
- 前科 ドス嵐(1969年、日活) - 千石三千 役
- 鉄火場慕情(1970年、日活)
- どですかでん(1970年、東宝) - お蝶 役
- 地の群れ(1970年、えるふプロ) - 家弓光子 役
- 甦える大地(1971年、石原プロ) - 岩下住子 役
- 朝霧(1971年、日活) - 潮田久子 役
- 海軍特別年少兵(1972年、東宝) - 栗本昌子 役
- はなれ瞽女おりん(1977年、表現社) - テルヨ 役
- 父よ母よ!(1980年、松竹) - 俊二の母 役
- 五番町夕霧楼(1980年、松竹) - 櫟田まさ 役
- 連合艦隊(1981年、東宝) - 本郷歌子 役[7]
- 夜叉(1985年、東宝) - 塙松子 役
- 男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日(1988年、松竹) - 八重子
- 息子(1991年、松竹) - 昭男の隣人
- 天河伝説殺人事件(1991年、同製作委員会) - 権藤綾 役
- 釣りバカ日誌シリーズ(松竹) - 鈴木久江 役
- 釣りバカ日誌9(1997年)
- 釣りバカ日誌10(1998年)
- 釣りバカ日誌イレブン(2000年)
- 釣りバカ日誌12 史上最大の有給休暇(2001年)
- 釣りバカ日誌13 ハマちゃん危機一髪!(2002年)
- 釣りバカ日誌14 お遍路大パニック!(2003年)
- 釣りバカ日誌15 ハマちゃんに明日はない!?(2004年)
- 釣りバカ日誌16 浜崎は今日もダメだった♪♪(2005年)
- 釣りバカ日誌17 あとは能登なれ ハマとなれ!(2006年)
- 釣りバカ日誌18 ハマちゃんスーさん瀬戸の約束(2007年)
- 釣りバカ日誌19 ようこそ!鈴木建設御一行様(2008年)
- 釣りバカ日誌20 ファイナル(2009年)
- 鉄道員(1999年、東映) - 加藤ムネ 役
- ホタル(2001年、東映) - 山本富子 役
- 半落ち(2004年、東映) - 高木ひさ江 役
- RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語(2010年) - 筒井絹代 役
- まほろ駅前狂騒曲(2014年)
- おかあさんの木 (2015年、東映) - 坂井サユリ 役
- たたら侍(2017年、LDH PICTURES) - 三洲穂 役
- 高津川(2019年) - 斉藤絹江 役
- 土を喰らう十二ヵ月(2022年公開予定、日活) - チエ[8]
舞台編集
- 女子寮記(1948年)寮生役※初舞台
- 山脈(1949年)
- かもめ(1950年)※ニーナ役
- 煉瓦女工(1954年)※初主演
- 放浪記(1981年)※日夏京子役、出演:713回
- イルクーツク物語(1989年)
- グレイクリスマス(1992年)
- 根岸庵律女(1998年~)
- 浅草物語 (2004年~)
- ドライビング・ミス・デイジー(2005年)
- 喜劇の殿さん(2006年)※みやこ蝶々役
- 坐漁荘の人びと(2007年)※片品つる役
- 神戸北ホテル(2009年)※大関うらら役
- 十二月 下宿屋『四丁目ハウス』(2010年)
- カミサマの恋(2011年)
- 満天の桜(2012年)
- 黒い雨-八月六日広島にて、矢須子-(2013年~)
- 八月の鯨(2013年)※リビー役
- バウンティフルへの旅(2014年~)
- 二人だけの芝居(2016年)※クレア役
- LOVE LETTERS 〜31st Season Anniversary Special〜(2022年〈予定〉)※メリッサ役[9]
テレビアニメ編集
劇場アニメ編集
吹き替え編集
- 卒業(ミセス・ロビンソン/アン・バンクロフト)※TBS版で思い出の復刻版ブルーレイに収録
- 愛と喝采の日々(アン・バンクロフト)
- イヴの総て(マーゴ・チャニング/ベティ・デイヴィス)
- 恋の旅路 (ジェシカ・メドリコット/キャサリン・ヘプバーン)
- 恋人たち(ジャンヌ・モロー)
- 子鹿物語 (ジェーン ・ワイマン)
- ニキータ(アマンド/ジャンヌ・モロー)
- 愛人/ラマン(ジャンヌ・モロー)
- カサンドラ・クロス(エレナ・ストラドナー/イングリッド・チューリン)※日本テレビ版でブルーレイに収録
- 死の勲章 ―亡き息子にささげる母の鎮魂歌ー (母/キャロル・バーネット)
- ジュリア(ジュリア/ヴァネッサ・レッドグレイヴ)
- ファニア歌いなさい (ヴァネッサ・レッドグレイヴ) ※テレビ東京版
- ふたりのカリフォルニア (ジェーン/ルイーズ・ラサー)
- ふるえて眠れ (シャーロット/ベティ・デイヴィス)
- 招かれざる客(キャサリン・ヘプバーン)
- もう子守歌はいらない(ネル・ハリントン/ジョアン・ウッドワード)
ラジオ編集
- 久米宏 ラジオなんですけど(TBSラジオ、2009年10月31日) - ゲスト
ラジオドラマ編集
- FMシアター「四季を知る」(NHK-FM、2014年7月12日)
- 奈良岡朋子の戦争体験と朗読「黒い雨」(NHKラジオ第1、2014年8月15日) - 朗読
ドキュメンタリー編集
- ハイビジョン特集「役者 奈良岡朋子〜舞台の上の60年〜」(2011年12月3日、NHK)
- NHK特集「遠野物語をゆく〜柳田國男の風景〜第1部、第2部」(2021年11月23日・11月30日、NHK)- 朗読[10][11]
バラエティ編集
- 徹子の部屋(テレビ朝日)
- ビッグショー「石原裕次郎 あの青春の詩 - そして今も」(NHK、1975年9月7日)
- 桂文珍の演芸図鑑(NHK、2013年10月27日、11月3日)
- 松平健・高将の名言(BSジャパン、2017年3月5日)
- 爆報!THE フライデー (TBS 2019年6月28日)
- サワコの朝(MBS 2019年11月16日)
- 人生は三百六十五歩のマーチ(BSフジ 2020年3月7日)
CM編集
- やずや(ナレーション)
脚注編集
注釈編集
出典編集
- ^ a b 日外アソシエーツ現代人物情報(利用には会員登録が必要)[要文献特定詳細情報]
- ^ 竹内正年『日本映画人名辞典 女優編<下巻>』、株式会社キネマ旬報社、1995年、302頁。
- ^ “大賞は片岡仁左衛門が受賞 「第23回読売演劇大賞」が発表に”. シアターガイド (2016年2月4日). 2016年2月5日閲覧。
- ^ 白い墓標の影に - NHK名作選(動画・静止画) NHKアーカイブス
- ^ “櫂”. NHK. 2021年5月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年6月7日閲覧。
- ^ 東宝特撮映画大全集 2012, p. 91, 「『怪談』作品解説/俳優名鑑」
- ^ 東宝特撮映画全史 1983, p. 538, 「主要特撮作品配役リスト」
- ^ “松たか子が沢田研二の恋人役、「土を喰らう十二ヵ月」追加キャスト発表”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2022年2月17日) 2022年2月17日閲覧。
- ^ “「ラヴ・レターズ」岡本健一&奈良岡朋子が11年ぶりに登場、溝口琢矢&仙名彩世ペアも”. ステージナタリー. 株式会社ナターシャ (2021年12月24日). 2021年12月24日閲覧。
- ^ “遠野物語をゆく〜柳田國男の風景〜第1部”. NHK (2021年11月23日). 2021年11月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月28日閲覧。
- ^ “遠野物語をゆく〜柳田國男の風景〜第2部”. NHK (2021年11月30日). 2021年11月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月28日閲覧。
参考文献編集
- 『東宝特撮映画全史』監修 田中友幸、東宝出版事業室、1983年12月10日。ISBN 4-924609-00-5。
- 『東宝特撮映画大全集』執筆:元山掌 松野本和弘 浅井和康 鈴木宣孝 加藤まさし、ヴィレッジブックス、2012年9月28日。ISBN 978-4-86491-013-2。
関連項目編集
- 丹野郁弓(奈良岡のめい)
外部リンク編集
- 奈良岡朋子 - 日本映画データベース
- 奈良岡朋子 - allcinema
- 奈良岡朋子 - KINENOTE
- Tomoko Naraoka - IMDb(英語)
- 奈良岡朋子 - Movie Walker
- 奈良岡朋子 - テレビドラマデータベース
- 奈良岡朋子 - 劇団民藝公式ウェブサイト
- 奈良岡朋子 - NHK人物録