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女は女である』(おんなはおんなである、Une femme est une femme)は、1961年(昭和36年)製作・公開、ジャン=リュック・ゴダール監督によるフランスイタリア合作の長篇劇映画である。

女は女である
Une femme est une femme
Singin' in the Rain trailer.jpg
カリーナとベルモンドが真似て踊る
スタンリー・ドーネン雨に唄えば』、1952年
監督 ジャン=リュック・ゴダール
脚本 ジャン=リュック・ゴダール
原案 ジュヌヴィエーヴ・クリュニー
製作総指揮 ジョルジュ・ド・ボールガール
カルロ・ポンティ
出演者 ジャン=クロード・ブリアリ
アンナ・カリーナ
ジャン=ポール・ベルモンド
音楽 ミシェル・ルグラン
主題歌 挿入歌 アンナ・カリーナ
『アンジェラのシャンソン』(Chanson D'Angela
撮影 ラウール・クタール
編集 アニエス・ギュモ
リラ・エルマン
製作会社 ローマ=パリ・フィルム
ユーロ・インタナショナル・フィルム
配給 フランスの旗 ユニデックス
日本の旗 新外映
公開 フランスの旗 1961年9月6日
イタリアの旗 1961年10月14日
日本の旗 1961年12月23日
上映時間 84分
製作国 フランスの旗 フランス
イタリアの旗 イタリア
言語 フランス語
製作費 16万米ドル
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概要編集

ゴダールの長篇劇映画第3作である。女優のジュヌヴィエーヴ・クリュニーの話をもとにゴダールが脚本を書き、ジャック・ドゥミのミュージカル映画『ローラ』(1961年)のスコアを書いたばかりのミシェル・ルグランがスコアを書きおろした、ゴダールのミュージカル・コメディ第1作、『小さな兵隊』(1960年)についでアンナ・カリーナが出演したゴダール作品の第2作、カリーナとの結婚後第1作、ゴダールのカラー映画第1作でもある。フランスの首都パリ市内、フォブール=サン=ドニ街サン=ドニ門等で撮影された。現在もサン=ドニ街セックスショップの立ち並ぶ通りであるが、通過する程度だったら問題はない[1]

カリーナのセリフ「コレオグラフはボブ・フォッシー、共演はシド・チャリシージーン・ケリー[2]にもあるように、アメリカ映画狂のゴダールがメトロ・ゴールドウィン・メイヤーのダンス映画に憧れ、ドゥミが白黒映画『ローラ』に迎えたようにジーン・ケリーを迎えることはできないが、イーストマンカラーのシネマスコープ(フランスコープ)でスタンリー・ドーネンばりのミュージカルコメディに、ゴダールなりに迫ろうとする。セットの赤を基調としたデザイン[2]は、本作の2年後に製作されたドゥミの『シェルブールの雨傘』(1963年製作)で部屋ごとに色彩を変えてみせるベルナール・エヴァンである。

カメオ出演でバーに登場する女優ジャンヌ・モローに、フランソワ・トリュフォーと撮影中の『突然炎のごとく』について、アルフレードを演じるジャン=ポール・ベルモンドが尋ねるシーンが存在する。ほかにもモローとベルモンドが主演したマルグリット・デュラス原作の『雨のしのび逢い』、トリュフォー監督の『ピアニストを撃て』に言及するセリフがあり、「早くしてくれ、テレビで『勝手にしやがれ』が見たいんだ」とのセリフも存在する[2]。また喫茶店のシーンでベルモンドがカリーナに聞かせる話は、そのままオムニバスパリところどころ』の一篇『モンパルナスとルヴァロア』のストーリーである。アルフレードのフルネーム「アルフレード・リュビーシュ Alfred Lubitsch」は、イギリス出身のアメリカの映画監督アルフレッド・ヒチコックの名とドイツ出身のアメリカの映画監督エルンスト・ルビッチの姓を合わせたものである。前年の1960年(昭和35年)に公開されたルイ・マル監督の『地下鉄のザジ』に主演したカトリーヌ・ドモンジョは、「ザジ」のまま出演している。モローが登場するバーのオーナー役で出演しているエルネスト・メンツェルは、本作でスクリーンに登場以来、ゴダールの「ジガ・ヴェルトフ集団」時代の『ウラジミールとローザ』(1970年)に至るまで、ゴダール作品の常連となる。

1961年6月23日 - 7月4日、西ドイツベルリンで行なわれた第11回ベルリン国際映画祭で、本作は金熊賞にノミネートされコンペティションで正式上映された。結果、銀熊賞最優秀女優賞をアンナ・カリーナが、銀熊賞特別賞をゴダールが、それぞれ獲得した。ゴダールの銀熊賞受賞は、前年の第10回ベルリン国際映画祭での『勝手にしやがれ』から2年連続の受賞である。

1964年(昭和39年)9月18日には、アメリカ合衆国ニューヨークで行なわれたニューヨーク映画祭で上映された。

ストーリー編集

エミール(ジャン=クロード・ブリアリ)は、パリの小さな書店に勤める青年である。彼は、コペンハーゲンから来たばかりで、フランス語の「R」がうまく発音できないストリップ・ダンサーのアンジェラ(アンナ・カリーナ)といっしょに暮らしている。ある日アンジェラが、突然、赤ちゃんが欲しいと言いだす。それも24時間以内に。ふたりは意見が合わず、アンジェラは、「それならほかの男に頼む」と啖呵を切る。エミールは動揺するが、勝手にしろと答えてしまう。

アンジェラもアンジェラで、彼女の住むアパルトマンの下の階に住む、駐車場のパーキングメーター係のアルフレード(ジャン=ポール・ベルモンド)に頼むと宣言する。アルフレードはなにかとアンジェラにちょっかいを出していた。ある日、アンジェラはついにアルフレードと寝てしまう。

深夜、アンジェラがエミールと住むアパルトマンに帰ってくる。ふたりはベッドで黙り込む。エミールは、試しに自分の子をつくってみようとアンジェラを抱く。フレッド・アステアのダンスミュージカルが幕を閉じて終わるように、アンジェラは寝室のカーテンを閉じてみせる。

スタッフ編集

キャスト編集

ノンクレジット

関連事項編集

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外部リンク編集