女流文学(じょりゅうぶんがく)は、女性作家が書いた文学、すなわち女性の手に成る文学である。ただし、文学上の明確なジャンルではない。日本では、平安時代などに特に女流文学が盛んとなって流行した。特に当時、『源氏物語』で著名な紫式部清少納言などの、多数の女性作家が輩出したことは特筆に値する。最近では、中央公論社が、女流文学者会主催の女流文学者賞を引継いで、「女流文学賞」という文学賞を創設したが、2000年から「婦人公論文芸賞」に代わった。