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好美 清光(よしみ せいこう、1929年10月20日 - )は、日本法学者一橋大学名誉教授。専門は民法。土地法。特に日照権を研究。瑞宝中綬章受章。

経歴編集

鹿児島県大島郡宇検村生まれ。1948年旧制大島中学校(現鹿児島県立大島高等学校)卒業、1950年鹿児島県立鶴丸高等学校卒業、1954年一橋大学法学部卒業。商法の田中誠二ゼミ出身。一橋大学では、戦後、常盤敏太が教職追放され、吾妻光俊労働法に関心を移すなどし、民法を専門とする教員が不在となり民法研究が低調となっていた。吾妻の他、労働法の蓼沼謙一や、商法の吉永榮助、非常勤講師の並木俊守、国際私法の久保岩太郎らが民法の講義を行っていた中、1959年から好美清光が民法を講ずることとなった。その後、1971年に川井健島津一郎との3人体制となるまで、一橋大唯一の民法専任教員として教鞭を執り、戦後設立されまだ歴史の浅かった新制一橋大学法学部で、商科から独立して実学から離れた法学研究・教育の基礎を築いた[1]

1956年東京地方裁判所判事補、1957年一橋大学法学部助手、1959年同専任講師、1962年助教授、1962年ドイツ連邦共和国(西ドイツ)へ留学(フンボルト財団)。1970年一橋大学法学部教授、1992年2月一橋大学法学博士、1992年4月一橋大学名誉教授。1992年4月から2000年まで中央大学法学部教授。1992年から弁護士鳥飼総合法律事務所客員弁護士等を歴任。また1971年から1973年まで最高裁判所臨時調停審議会幹事、1973年から1981年まで建設省建築審議会委員、1975年から2000年まで日本土地法学会理事、1982年から1985年まで不動産鑑定士試験委員、2003年からクレディセゾン監査役等も歴任[2][3]

エピソード編集

著書編集

  • 「債権に基く妨害排除についての考察」(一橋大学法学研究2号、1959年)
  • 「 Jus ad rem とその発展的消滅 ― 特定物債権の保護強化の一断面」(一橋大学法学研究3号、1961年)
  • 「賃借権に基づく妨害排除請求権」(『契約法大系Ⅲ』、有斐閣、1962年)
  • 「物権的請求権」(舟橋諄一編『注釈民法(6)』、有斐閣、1967年)
  • 「即時取得(民法192条から195条まで)」(川島武宜編『注釈民法(7)』、有斐閣、1968年)
  • 「日照権の法的構造(1)-(3)」(ジュリスト490号・493号・494号、1971年)
  • 「不当利得法の新しい動向について(上)(下)」(判例タイムズ386号・387号、1979年)
  • 「契約の解除の効力」(遠藤浩他編『現代契約法大系 第2巻』、有斐閣、1984年)

脚注編集