妖鬼化

水木しげるの画集

妖鬼化』(むじゃら)は、Softgarage発行の水木しげるによる妖怪画集のシリーズ。他に廉価版、DVDセットの完全版、電子書籍版がある。

妖鬼化
著者 水木しげる
発行日 1998年12月 - 1999年05月
2004年01月 - 2004年10月(廉価版)
2008年01月 - 2010年11月(完全版)
発行元 Softgarage
ジャンル 妖怪画集
日本の旗 日本
言語 日本語
形態 B4変形判
B6並製本(廉価版)
B5変形判(完全版)
[ ウィキデータ項目を編集 ]
テンプレートを表示

概要 編集

水木妖怪画集の決定版と呼称され[1]、実際に他の水木による妖怪画集や図鑑の類と比較すると収録数が桁違いに多い[2]。また、本書用に着色かつ描き下ろした妖怪画も多数収録し、各項目毎に水木による解説文が掲載されている。

各シリーズの概要 編集

妖鬼化(むじゃら) 編集

水木しげるの作画活動50周年を記念して全8巻構成で出版。B4変形判、収録数約1600点[3]。装幀を京極夏彦が担当している。本書にはオリンパスのスキャントークにより「妖怪の音声」が記録されており、各ページに印刷されているコードから再生することが出来る。特別編は『ゲゲゲの鬼太郎』をメインとした画集構成となっており、「妖怪の音声」として鬼太郎たちの声が記録されている。声の担当はアニメ第4期のキャストで、鬼太郎松岡洋子目玉おやじ田の中勇ねずみ男千葉繁、計3名が出演者である。

妖鬼化(むじゃら)廉価版 編集

作画活動55周年と旭日小綬章受章を記念して全6巻構成で出版。B6判ソフトカバー、収録数約800点[4]と、本のサイズと収録数を大幅に縮小した廉価版。

妖鬼化(ムジャラ)完全版 編集

妖怪原画集と妖怪動画集DVDのセット全12巻構成で出版。B5変形判、収録数約1700点[5]。1998年出版の「妖鬼化(むじゃら)」に妖怪画を追加して分冊、ナレーション付きのDVDを付属した完全版。

妖鬼化(ムジャラ)電子書籍 編集

  • 妖怪原画集 妖鬼化(ムジャラ)- iPad対応
  • ポケット妖怪図鑑 妖鬼化(ムジャラ)- iPhone/iPad対応
  • 妖鬼化(ムジャラ)電子版 全6巻 - KindleブックライブGoogle Play ブックスApple Booksほか、各電子書籍サイトにて配信[6]
    • 『第1巻 沖縄・九州編』 2021年
    • 『第2巻 四国・中国編』 2021年
    • 『第3巻 近畿編』 2022年
    • 『第4巻 中部編』 2022年
    • 『第5巻 関東編』 2022年
    • 『第6巻 東北・北海道編』 2022年

脚注 編集

  1. ^ 『妖怪まんだら 水木しげるの世界』(世界文化社)水木しげる年譜 参考
  2. ^ 東京堂出版の妖怪事典(水木しげるの妖怪事典、~続妖怪事典、~世界妖怪事典、~中国妖怪事典)総収録数約400点、『図説 日本妖怪大全』+『図説 日本妖怪大鑑』(講談社+α文庫)総収録数約700点、『愛蔵版 妖怪画談』(岩波書店)収録数約200点 各書比較参考
  3. ^ 『妖鬼化(むじゃら)1巻』参考
  4. ^ 『妖鬼化(むじゃら)1巻~6巻』廉価版 参考
  5. ^ 『妖鬼化(ムジャラ)完全版 1巻』参考
  6. ^ 妖鬼化 [ムジャラ / 電子版]”. 水木プロダクション. 2023年10月6日閲覧。

外部リンク 編集