始元(しげん)は、大長和鄭仁旻の時代に使用された元号。910年 - 使用期間不詳。

概要 編集

諸書には改元が5度行われ、始元、天瑞景星安和貞祐初暦が史料で確認できる。また明代の史家の沈徳符は更に孝治の存在を主張している。

雲南志略』によれば鄭仁旻は在位期間が18年となるが、始元の使用開始年以外はその使用期間は不明である[1]

関連項目 編集

脚注 編集

  1. ^ 治世を16年とするものもある。『南詔野史』上巻・仁旻偽諡粛文太上皇帝「明宗丙戌天成元年八月,仁旻餌金丹,躁怒,常殺人,遂暴卒,在位十六年,子隆亶立。」s:zh:南詔野史

参考文献 編集

  • 『中国歴代年号考』李崇智(中華書局 2004年)


前の元号
安国
南詔の元号 次の元号
天瑞景星