婦人公論文芸賞(ふじんこうろんぶんげいしょう)は、女性をテーマとした小説やエッセイなどの文芸作品に贈られた、中央公論新社が創設した文学賞[1][2]。前身は女流文学賞[1]、「女流」という名称に対して批判があり、女性作家の進出が著しい中で女性の作品だけを顕彰するあり方について再検討、名称を改めた[2]。前年7月から当年6月までの作品に対して、10月に年1回の発表であった。選考委員は渡辺淳一林真理子鹿島茂俵万智がつとめた[2]。受賞は選考委員の合議によって決定され、受賞者には正賞として記念品、副賞として100万円が授与された。

婦人公論文芸賞
受賞対象女性や女性が関係する問題をテーマとする文芸作品
日本の旗 日本
主催中央公論新社
初回2001
最新回2005
初代受賞者田口ランディ
最新受賞者桐野夏生

2006年から同賞を発展させる形で、中央公論文芸賞に継承された[3]

受賞作一覧 編集

第1回から第5回 編集

関連項目 編集

脚注 編集

  1. ^ a b c 婦人公論文芸賞”. デジタル大辞泉プラス(コトバンク). 2021年11月5日閲覧。
  2. ^ a b c “女流文学賞、名も実も衣替え 女性だけは時代遅れ? 中央公論新社”. 朝日新聞: p. 朝刊 36. (2001年5月12日) 
  3. ^ “中央公論新社、文学賞を創設”. 朝日新聞: p. 朝刊 33. (2006年4月7日)