学校法人日本航空学園

山梨県甲斐市に法人本部を置く学校法人

学校法人日本航空学園(がっこうほうじんにほんこうくうがくえん)は、山梨県甲斐市に法人本部を置く学校法人。山梨在郷軍人航空研究会に端を発する[2]航空会社日本航空(JAL)とは無関係。 山梨県甲斐市北海道千歳市石川県輪島市東京都目黒区に拠点を持ち、専修学校2校・高等学校3校・中学校1校・団体4校を運営。

学校法人日本航空学園

日本航空高等学校、2008年11月
日本航空高等学校、2008年11月

日本航空高等学校滑走路、2011年6月
日本航空高等学校滑走路、2011年6月
法人番号 6090005001698 ウィキデータを編集
理事長 梅沢重雄[1]
所属学校 日本航空大学校石川
日本航空大学校北海道
日本航空高等学校山梨
日本航空高等学校石川
日本航空高等学校通信制課程
日本航空高等学校附属中学校
内閣府認定・公益財団法人日本航空教育協会
キッズアフタースクール・ウィンパル
JAAウイングシアター
JAAサッカーアカデミー
所在地 日本の旗 日本山梨県甲斐市宇津谷445番地
ウェブサイト https://jaa.ac.jp/
Project.svg プロジェクト:学校/学校法人の記事について
Portal.svg Portal:教育
テンプレートを表示

教育方針編集

日本航空学園は、創立者の建学の志を基に5つの校訓を、建学の志や先代が定めた校訓を基にJ-shipという教育コンセプトを定めている[3]

沿革編集

  • 1932年 ‐ 甲府在郷軍人航空研究会を母体とし、航空発動機練習所開設。
  • 1933年 ‐ 山梨県中巨摩郡玉幡村に40万平方メートルの飛行場を開設。
  • 1936年 ‐ 財団法人 山梨航空研究会を設立し山梨飛行場を設置。 サルムソン機を使用して、飛行士養成を開始。所有機数10機。
  • 1939年 ‐ 山梨航空技術学校設立認可を受ける。
  • 1940年 ‐ 熊谷陸軍飛行学校甲府分校が設置され、飛行場を共用。逓信省航空局より200名、南方航空岡9326部隊より300名の整備委託生を収容、在校生2,000名となる。卒業生は陸軍航空廠へ軍属として全員優先採用される。
  • 1942年 ‐ 国家の要請により山梨航空機関学校と改称。航空整備士養成の専門校となる。
  • 1945年 ‐ 終戦により閉校。
  • 1960年 ‐ 学校法人 梅沢学園、山梨航空工業高等学校の設置認可を受ける。(学校教育法第一条による高等学校)
  • 1964年 ‐ 学校法人日本航空学園、日本航空工業高等学校と改称。
  • 1970年 ‐ 日本航空専門学校(各種学校)の設置認可を受ける。
  • 1974年 ‐ 日本航空大学校と改称。
  • 1976年 ‐ 日本航空大学校(専修学校専門課程)の認可を受ける。
  • 1977年 ‐ 日本航空大学校竜ヶ崎分校は、日本航空操縦大学校となり、専修学校専門課程の認可を受ける。
  • 1979年 ‐ 日本航空工業高等学校を日本航空高等学校と改称。
  • 1985年 ‐ 日本航空高等学校に普通科を新設する。
  • 1988年 ‐ 北海道千歳市に日本航空学園千歳校(専修学校専門課程)の設置許可を受ける。
  • 1992年 ‐ 日本航空高等学校の普通科を男女共学とする。また自宅通学を許可する。日本航空大学校の航空整備科、航空電子科、メカトロニクス科の3学科を日本航空学園千歳校と統合する。
  • 1994年 ‐ 日本航空高等学校の普通科を特別進学コースとする。日本航空学園千歳校を日本航空専門学校と改称。
  • 1995年 ‐ 日本航空専門学校に空港技術科を新設する。
  • 1999年 ‐ 日本航空高等学校通信制課程が認可される。
  • 2000年
    • 米国日本航空大学(JAUA)がカリフォルニア州より法人として認可される。
    • FAA(米国民間航空局)のキャッツセンター(学科試験場)として認可される。
  • 2003年
    • 石川県輪島市に日本航空大学校が移転。
    • 石川県輪島市に日本航空第二高等学校が開校。
    • 北海道白老町に日本航空専門学校 白老校が開校。
    • 山梨に日本自動車専門学校が開校。
  • 2005年 ‐ 日本自動車専門学校を日本航空総合専門学校と改称。
  • 2006年
    • 山梨に日本航空学園ヘーグル中学校が開校。
    • 日本航空総合専門学校を日本航空大学校山梨と改称。
  • 2007年 ‐ ヘーグル中学校を日本航空高等学校付属中学校と改称。
  • 2009年
    • 日本航空第二高等学校を日本航空高等学校石川と改称。
  • 2010年
    • 日本航空大学校が国土交通大臣指定航空従事者養成施設となる。
    • 日本航空大学校を日本航空専門学校石川と改称。
  • 2012年 ‐ 
    • 建学80周年を迎える。
    • 建学80年記念特別航空祭を開催。
  • 2021年
    • 日本航空高等学校付属中学校が教育を再開。
    • 日本航空専門学校を日本航空大学校北海道と改称。

出典:日本航空学園の歴史|学校法人 日本航空学園

国際交流編集

日本航空学園では、現在6カ国25校の学校と友好締結をしている[4]

在籍した人物編集

学校法人としての日本航空学園に勤務した人物を五十音順に記載し、在籍時の主要な役職を括弧内に記載し、それ以外の著名な役職をハイフン以降に併記した。学園が設置した学校に在籍した人物については、各学校の記事を参照されたい。

問題編集

国有地の不明朗取得編集

山梨県内の国有地里道)を、同学園が滑走路用地などとして約50年間に亘って無断使用をし続け、その後財務省関東財務局2016年5月に評価額の8分の1で同学園に売却していたことが、2018年1月8日付の毎日新聞の報道で明らかになった。同財務局は、無断取得の事実を把握していながら放置しており、森友学園問題に続く国有地の杜撰な管理体制が指摘されている[5]。同学園の梅沢重雄理事長は「土地取得は正当で、無断使用の認識もない」と主張している[6]

設置校編集

専修学校編集

高等学校編集

中学校編集

団体編集

関連会社編集

関連団体編集

脚注編集

  1. ^ 梅沢 重雄 (うめざわ しげお)”. かんき出版. 2018年1月8日閲覧。
  2. ^ 日本航空学園の歴史”. 学校法人 日本航空学園. 2020年6月7日閲覧。
  3. ^ 教育方針|学校法人 日本航空学園
  4. ^ 国際交流~International exchange~|学校法人 日本航空学園
  5. ^ 山梨の国有地 日本航空学園に格安売却 評価の8分の1 財務省 毎日新聞 2018年1月7日。
  6. ^ 日本航空学園 国有地手続きは正当「無断使用の認識ない」 毎日新聞 2018年1月9日。
  7. ^ チャンネル桜について

関連項目編集

外部リンク編集