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学習センター (高等学校通信教育)

学習センター(がくしゅうセンター)とは、高等学校通信教育(通信制高校)において、在校生の学習の利便性を補完するために設置された、物理的な教室を置く施設をいう。ターミナル駅近くの通学立地のよい場所に設置され、キャンパスなど学習センター以外の名称を用いる通信制高校もある(後述)。
通信制高校が学習指導要領に基づいて実施する面接指導(一般にスクーリングと呼ばれる)の会場と別個に別法人(学校法人・塾)が設置運営する場合はサポート校と呼ばれる学習施設であることが多い。一方で、通信制高校が直営で学習センターを設置していたり、立地箇所の都道府県知事から高等専修学校の認可を得ている学習センターもある。

概要編集

通信制高等学校は主に、添削指導面接指導定期試験の三つの要素によりカリキュラムが構成されている。そのうち、添削指導を主に実施するために設置されている。面接指導定期試験は原則として本校で実施しなければならない。

志願者が通信制高校への入学転学編入学を検討する際に、どの通信制高校を選択するかは、学習センターの立地と授業スケジュールによって決まることが多い。広域通信制高校は毎年のように増設されているので志願者は最新の情報を入手する必要がある。まず、学習センターの有無を確認し、有ればその場所、そして週の登校日数や設置科目について自分に合った学校を選ぶことになる。

学習センターの主な種類編集

面接指導施設(めんせつしどうしせつ)

高校教育の本部となる学校(以下、「本校」とする)が定めた基準で「本校に近い水準の教育」が書類上保証された施設である。よって、常勤の教員免許状保有者が必要であり、面接指導(スクーリング)や定期試験の実施の全てを面接指導施設で実施することができる。但し、この項で示している基準は本校が策定するため本当に「本校に近い水準の教育」なされているかは各事業者で異なる。但し、ここに記述する常勤の教員免許状保有者は、必ず実施校と個別の契約を結び、みなし本校教員として扱っていることになる。(この項は、本校と面接指導施設の法人が異なることを前提にした記述である。運営主体が本校と同一である場合も、面接指導施設の分類に入る。)

連携教育施設(れんけいきょういくしせつ)

本校が定めた基準で「一定の教育水準」が書類上保証された施設である。面接指導施設との違いは常勤の教員免許状保有者が不要であり、添削指導及び面接指導の際に指導を行えば法律上の問題は解決されたことになる。但し、連携教育施設としての添削指導は必ず本校教員の検査が必要である。面接指導施設は、教員免許状保有者が本校教員とみなす契約を結ぶことで、その行為に充てることができる。 また、それ故に連携教育施設内での活動を面接指導の時間(スクーリング)に充てることができず、必要な時間の本校への登校が修了認定の第一前提となる。同時に原則として定期試験などは本校で受ける義務が生ずる。(各校ごとに例外あり。)(この項は本校が学校法人であることを前提にした記述である。もし運営主体が株式会社などの学校法人以外の学校である場合は、すべての学習センターがこの中に入る。

面接指導の特例編集

1.本来は、本校においての面接指導が必須であるが、文部科学省の特例に従うと本校の定めた基準でメディア教材や連携教育施設周辺での活動を面接指導の時間に算入することがかのうである。すべての面接指導をメディア教材や連携教育施設周辺での活動で面接指導時間を算入することは認められず、最低でも2割は本校または面接指導施設での面接指導を受ける必要がある。

2.定期試験は、本来は本校もしくは面接指導施設で受ける必要があるが、特例により連携教育施設を含めた学習センターで実施することができる。

学習センターなどで指摘される問題編集

1.本校が定める以外に基準がないため、劣悪な教育施設での授業が行われるなどの指摘がある。

2.必ずしもすべての教育活動の指導者すべてが教員免許状保有者である必要がないため、不適切な教育活動が行われるなどの実態がネット掲示板などに上がる。

3.本校自体が、生徒指導の殆どを学習相談センターなどに一任するなど、本校としての生徒指導が他の種別の高等学校に比べ極端に少ないことから本校が生徒の情報を正確に把握していないという実態が報告される。


通信制高校の学習センター一覧編集

学習センターに相当する施設を持つ通信制高校編集

関連項目編集

外部リンク編集