安藤ありさ
安藤 ありさ(あんどう ありさ、1961年3月5日[4] - )は、日本の元女性声優。
あんどう ありさ 安藤 ありさ | |
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プロフィール | |
本名 | 斎藤 ありさ(さいとう ありさ)[1](旧姓安藤[2]) |
性別 | 女性 |
出身地 |
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生年月日 | 1961年3月5日(62歳) |
職業 | 声優 |
事務所 | 81プロデュース(最終) |
配偶者 | あり |
活動 | |
活動期間 | 1980年代 - 2000年代 |
略歴編集
東京都国立市に生まれる[3]。父は生命保険会社に務めていたサラリーマン[5]。高校2年生のときに見た再放送の『侍ジャイアンツ』『宇宙戦艦ヤマト』でアニメに夢中になり、声優を志願。東京都立国分寺高等学校後[5]の大学浪人を1年した後、1980年に俳協付属養成所に入所[3]。10期生。同期には平松広和、平野義和ら[6]。養成所時代には顔出しビデオの仕事をした[7]。養成所卒業後はNPSアクターズゼミナールで学び、俳協付属養成所講師だった手塚敏夫主宰の劇団「-劇舎(SHIBAIYA)-燐」にも参加[2]。初仕事は教材用テープの女の子役[7]。アニメデビュー作は、声優志望者による自主運営の勉強会ボイスアーツ[8]在籍中の1983年[2]、テレビアニメ『プラレス3四郎』のヒロイン、吹雪今日子役となる[7][9]。原作を出版する秋田書店の『マイアニメ』誌ではエッセイを連載した[3]。高校卒業時にはアニメ制作の仕事に携わろうとアニメ専門学校への進学を考え、アニメ声優としてデビューした後もセル画に彩色する仕上げのアルバイトをしていたという[10]。
人物・エピソード編集
姉がいる[5]。
趣味はレコード鑑賞と詩の創作[4][2]、ピクチャーロジック[7]。前述の『マイアニメ』連載エッセイ「声がどこかではばたいてるよ」でも何度か自作の詩を披露した[12]。
『宇宙戦艦ヤマト』の大ファンであり[10]、声優デビュー前の1980年、アニメ映画『ヤマトよ永遠に』公開記念の詩の一般公募に自作の詩4編を応募。そのうち1編が8千通の応募の中から選ばれ、同年より放送されたテレビアニメ『宇宙戦艦ヤマトIII』のエンディング主題歌「ヤマトよ永遠に」(歌:ささきいさお)として採用された。もう1人の入選作のエンディング「別離」が山口洋子による直しが入ってるのに対してほとんど直しもなかったという。補作詩のクレジットもない[11][13]。
後任 編集
安藤の引退後持ち役を引き継いだのは以下の通り。
- 長沢美樹 - (『それいけ!アンパンマン』:オニオンおに役)
- 嶋方淳子 - (『それいけ!アンパンマン』:きりまる役)
- 今井由香 - (『それいけ!アンパンマン』:スポンジマン役)
出演編集
テレビアニメ編集
- プラレス3四郎(1983年 - 1984年、吹雪今日子)
- 北斗の拳(1984年、アイリ)
- 超時空騎団サザンクロス(1984年、ヴィーア、ミゲア、シモーヌ)
- ふしぎなコアラブリンキー(1984年、サンディー)
- ハイスクール!奇面組(1985年、子役締ひろ)
- 六三四の剣(1985年、杉子)
- ドラえもん(テレビ朝日版第1期)(1986年、女の子B)
- きまぐれオレンジ☆ロード(1987年、女子生徒、母親)
- それいけ!アンパンマン(1988年、オニオンおに〈初代〉、スポンジマン〈初代〉、きりまる〈2代目〉)
- 青いブリンク(1989年、メイド)
- 鴉天狗カブト(1990年、夜叉姫)
- おちゃめなふたご クレア学院物語(1991年、ケティ)
- ハイスクールミステリー学園七不思議(1991年、OL、田島しのぶ)
- 横山光輝 三国志(1991年、何皇后)
- 風の中の少女 金髪のジェニー(1992年、ナンシー)
- フランダースの犬 ぼくのパトラッシュ(1992年、主婦A)
- 美少女戦士セーラームーンR(1994年、ギワーク)
- ゴールFH(1994年、飛鳥井剛志〈少年時代〉)
- あずきちゃん(1995年、勇之助の母〈初代〉)
- ヤンボウ ニンボウ トンボウ(1995年、カラスの母)
- 爆走兄弟レッツ&ゴー!!(1996年、R)
- ブギーポップは笑わない Boogiepop Phantom(2000年、女教師)
OVA編集
- 戦え!!イクサー1(1985年、セピア)
- 黒猫館(1986年、鮎川亜理沙)
- トゥインクルハート 銀河系までとどかない(1986年、クラスメート)
- 孔雀王(1988年、阿修羅)
- バイオレンスジャック 地獄街(1988年、アイラ)
- 魔界都市〈新宿〉(1988年、女店員)
- レイナ剣狼伝説(1988年、吉田京子)
- サーキットの狼II モデナの剣(1990年、吉永愛子)
- 花のあすか組!(1990年、あかね)
- 一本包丁満太郎(1991年、母A)
- けっこう仮面(1991年、高橋真弓)
- スパイダーマン(1991年、ファイヤースター)
- 聖伝-RG VEDA-(1991年、乾闥婆王)
- 魔宮戦場(1991年、ロサ)
- 永遠のフィレーナ(1992年、フィレーナ)
- ハロー張りネズミ(1992年、遠山さよ子)
- D-1 DEVASTATOR(1992年、オペレーター)
- ジョジョの奇妙な冒険(1993年、空条ホリィ)
- 紅狼(1993年、鷲尾瑞穂)
- 同級生 夏の終わりに(1994年、斎藤真子)
- ミネルバの剣士(1995年、ヒルダ)
- 真・女神転生 東京黙示録(1995年、百合子)
- ドクターかめかめ(1996年、まくら)
- 魔界転生(1998年、お蝶)
劇場アニメ編集
ゲーム編集
- ホーンドアウル(1995年、ケイト)
- ソニックウィングス アサルト(1998年、グリンダ[16])
ドラマCD編集
- 花のあすか組!(紅)
- サンダーバード秘密基地セット(1992年、ロンドンタワー場内アナウンス)
吹き替え編集
映画編集
- 初体験/リッジモント・ハイ ※フジテレビ版
アニメ編集
- X-MEN(ルクル)
- ザ・シンプソンズ(テリー、シェリー、シーシー)※シーズン14まで
- ザ・シンプソンズ MOVIE(コリン)※オリジナル版
- スパイダーマン&アメイジング・フレンズ(ファイアスター)※ビデオ版
- チップとデールの大作戦(シェリフ)※新録版
ナレーション編集
CM編集
出典編集
- ^ 『声優事典』キネマ旬報社、1994年、p.187
- ^ a b c d 「VOICE TOPICS NEW STAR SELECT 39」『アニメージュ』1983年9月号、p.147
- ^ a b c d 安藤ありさ「声がどこかではばたいてるよ ふらっぷふらっぷの1回目」『マイアニメ』1983年7月号、秋田書店、p.48
- ^ a b 『声優名鑑 アニメーションから洋画まで…』近代映画社、1985年、p.14
- ^ a b c d 「声優クローズあっぷ」『ジ・アニメ』1983年8月号、近代映画社、1983年7月、162頁。
- ^ 勝田久「声優クローズあっぷ 平松広和(俳協)の巻」『ジ・アニメ』1984年3月号、p.162
- ^ a b c d 『ザ・声優1995』メディアックス、1994年、p.76
- ^ 『アニメージュ』1984年8月号、p.133
- ^ 安藤ありさ「声がどこかではばたいてるよ ふらっぷふらっぷのお・し・ま・い」『マイアニメ』1984年2月号、秋田書店、p.60
- ^ a b 安藤ありさ「声がどこかではばたいてるよ ふらっぷふらっぷの3」『マイアニメ』1983年9月号、秋田書店、pp.34-35
- ^ a b 小川びい『こだわり声優事典'97』徳間書店、1997年、p.10
- ^ 安藤ありさ「声がどこかではばたいてるよ ふらっぷふらっぷの2回目」『マイアニメ』1983年8月号、秋田書店、p.25
- ^ 『ロマンアルバム・デラックス43 宇宙戦艦ヤマトIII』徳間書店、1981年、pp.118-119
- ^ “北斗の拳|キャラクター/キャスト”. 東映アニメーション. 2022年7月25日閲覧。
- ^ “妖獣都市”. マッドハウス. 2016年6月13日閲覧。
- ^ “アサルト 声の出演(ウェブアーカイブによるキャッシュ)”. ビデオシステム. 2023年1月7日閲覧。