宝塚歌劇団18期生(たからづかかげきだん18きせい)は、1928年に宝塚音楽歌劇学校に入学し、1929年に宝塚少女歌劇団の初舞台を踏んだ51名を指す[注釈 1][1]

概要 編集

初舞台の演目は、花組公演「春のをどり」[注釈 2][1]

主な生徒 編集

OG 編集

一覧 編集

芸名[1] 読み仮名[1] 誕生日 出身地 出身校 身長 愛称 役柄 配属[1] 退団年[1] 備考
七草悦子 ななくさ えつこ 雪組 1932年 後に七草露子(ななくさ つゆこ)へ改名[1]
月夜見久子 つきよみ ひさこ 雪組 1932年
水上清子 みなかみ きよこ 花組 1935年
櫻井七重 さくらい ななえ 声楽専科→花組→雪組(声楽科) 1938年
北原時雨 きたはら しぐれ 雪組 1933年
大路多雅子 おおじ たかこ 花組 1937年
故里しのぶ ふるさと しのぶ 花組 1937年
千鳥関子 ちどり せきこ 月組 1937年
衣川千浪 きぬかわ ちなみ 舞踊専科→花組→舞踊専科 1937年
玉津眞砂 たまつ まさご 舞踊専科→ダンス専科→月組(ダンス科)→星組→月組(ダンス科)→ダンス専科→洋舞専科→舞踊専科→専科 1947年
里野小美智 さとの こみち 舞踊専科→ダンス専科 1937年
葵八重子 あおい やえこ 月組 1935年
隼律子 はやぶさ りつこ ?→舞踊専科 1935年
越路順子 こしじ じゅんこ 声楽専科 1933年
篁八十子 たかむら やそこ 雪組→星組 1937年
志賀都 しが みやこ 雪組→花組(演劇科) 1938年
神路日出子 かみじ ひでこ 舞踊専科→ダンス専科→月組(ダンス科) 1940年
冨士野たかね ふじの たかね 月組→月組(演劇科)→舞踊専科→専科→舞踊専科 1972年 後に冨士野高嶺へ改名[1]
千歳君代 ちとせ きみよ 雪組→舞踊専科→花組 1937年 後に千歳百合子(ちとせ ゆりこ)へ改名[1]
梅野愛子 うめの あいこ 舞踊専科→ダンス専科→月組(ダンス科)→ダンス専科→洋舞専科→舞踊専科 1947年
檜垣葉子 ひがき ようこ 月組→舞踊専科→雪組 1937年
宮島あき子 みやじま あきこ 雪組→舞踊専科→ダンス専科→花組(ダンス科) 1940年
東龍子 あずま りゅうこ ?→日本舞踊専科 1934年
寶生雅子 ほうしょう まさこ 花組 1934年
秦都美子 はた とみこ 雪組→雪組(演劇科)→月組(演劇科) 1939年
壽三千代 ことぶき みちよ 声楽専科→月組(声楽科) 1940年
瑠璃若子 るり わかこ ?→舞踊専科 1937年
末廣榮子 すえひろ えいこ ?→月組 1938年
早瀬千代子 はやせ ちよこ ?→舞踊専科→ダンス専科→花組(ダンス科) 1939年
摩耶弘子 まや ひろこ 月組 1934年
葦原邦子 あしはら くにこ 花組→声楽専科→星組→星組(声楽科)→雪組(声楽科) 1939年
常盤君子 ときわ きみこ ?→舞踊専科→ダンス専科 1936年
翠松子 みどり まつこ 月組→星組→雪組→花組(演劇科) 1937年
高根雪子 たかね ゆきこ 舞踊専科 1932年
長雲喬子 ながくも たかこ ?→花組 1930年死去[1]
那智美奈子 なち みなこ 月組→舞踊専科→花組 1937年
春日野八千代 かすがの やちよ 月組→星組→雪組→雪組(演劇科)→花組(演劇科)→雪組→専科→演劇専科 2012年死去[1]
倭ひふみ やまと ひふみ 雪組→月組→星組(演劇科)→雪組(演劇科) 1938年 後に倭一二三へ改名[1]
若月麗子 わかつき れいこ ?→声楽専科 1931年
春山かすみ はるやま かすみ 花組→舞踊専科→星組 1937年
難波かつ子 なんば かつこ 雪組→星組→雪組(演劇科)→花組(演劇科)→月組(演劇科)→舞踊専科 1947年 後に難波章子(なんば あきこ)へ改名[1]
松浦房子 まつうら ふさこ 月組→舞踊専科→ダンス専科→雪組(ダンス科) 1938年
池水幸子 いけみず さちこ 月組 1932年 後に池水咲子(いけみず さきこ)へ改名[1]
石山うた子 いしやま うたこ 雪組 1934年 後に石山歌子へ改名[1]
山吹みさ子 やまふき みさこ ?→舞踊専科 1932年 後に山吹みや子(やまふき みやこ)へ改名[1]
御所櫻子 ごしょ さくらこ 月組 1932年
梅園由紀子 うめその ゆきこ 花組 1933年
阿古屋珠子 あこや たまこ 雪組 1935年
深草彌生 ふかくさ やよい 声楽専科 1933年
御劔敬子 みつるぎ けいこ 雪組→雪組(演劇科)→花組(演劇科) 1942年 後に御鶴敬子(みつる けいこ)へ改名[1]
若松節子 わかまつ せつこ 花組→舞踊専科→月組(演劇科) 1938年

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 当時の音楽学校と歌劇団は一体であり、入学イコール入団であった。
  2. ^ 一部の生徒は「繪踏」「エスパーダ」にも出演。

出典 編集

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 100年史(人物) 2014, pp. 14–15.
  2. ^ 100年史(人物) 2014, p. 129.
  3. ^ a b 100年史(人物) 2014, p. 132.

参考文献 編集

  • 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(人物編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14601-0