宝塚GRAPH(たからづかぐらふ)は宝塚歌劇団の機関誌。月刊誌、毎月20日発売。1936年創刊。AB判サイズ。発行元は宝塚クリエイティブアーツ

概要 編集

  • 宝塚歌劇団の機関誌の中で歌劇に次いで歴史がある機関誌である。
  • 歌劇が読み物の記事が多いのに対して、宝塚GRAPHはポートレイトなどが多い。そのため、カラーページの比率が歌劇より多くなっている。
  • 表紙は各組のトップスターをはじめ、主要な男役スター、トップ娘役が登場する。トップスターが退団する月は「サヨナラ特集号」として表紙を飾ることが通例となっている。
  • 戦後の復刊号では、当時宝塚歌劇の出版部に岩谷時子が在籍しており、手塚治虫も挿絵の漫画を提供していた。
  • 1989年から2011年までは、篠山紀信が表紙とカバースナップの撮影を担当していた。
  • 生徒の生い立ちをイラストレータのますっくがマンガで解説するコーナーの『波瀾爆笑!?我が人生』は、単行本化もされた。

略歴 編集

  • 1936年、創刊。当時の表記は「寶塚グラフ」。表紙は二條宮子
  • 1938年、増刊号として、所属劇団員全員の写真入りプロフィールを収めた「寶塚をとめ」が発行される。のちに、「宝塚おとめ」として毎年刊行されるようになった。
  • 1940年、第二次世界大戦時下により休刊を余儀なくされる。
  • 1947年、復刊を果たす。復刊号の表紙は神代錦
  • 1955年、復刊100号を達成。表紙は春日野八千代
  • 1964年、復刊200号を達成。表紙は甲にしき
  • 1972年、復刊300号を達成。表紙は瀬戸内美八
  • 1975年、臨時増刊号として「宝塚ステージアルバム」が発行された。
  • 1980年、復刊400号を達成。表紙は麻実れい
  • 1989年、復刊500号を達成。表紙は大浦みずき
  • 1997年、復刊600号を達成。表紙は真矢みき
  • 1998年、表記を「宝塚GRAPH」に変更し、表紙を篠山紀信が担当。
  • 2005年、復刊700号を達成。表紙は轟悠
  • 2014年1月号にて復刊800号を達成。表紙は轟悠。

現在の主な連載 編集

Cover Special
撮影は渞忠之が担当。
舞台ポートレイト
ポートレイト(オフショット)
GRAPHスペシャルピンナップ 
トップスター、トップ娘役、二番手男役スターを中心に毎月変わる。折り込みページ。

関連項目 編集

  • 歌劇
  • 篠山紀信(1998年 - 2011年まで表紙と巻頭ページのポートレイト撮影を務める)

参照 編集

「宝塚GRAPHの歩み」

外部リンク 編集