実咲凜音

日本の女優 (1989-)
実咲凛音から転送)

実咲 凜音(みさき りおん、1989年[1]7月5日[1] - )は、日本女優。元宝塚歌劇団宙組トップ娘役[2]

みさき りおん
実咲 凜音
生年月日 (1989-07-05) 1989年7月5日(34歳)
出身地 日本の旗 日本 兵庫県神戸市
身長 163cm
血液型 A型
職業 女優
ジャンル 舞台ドラマ
活動期間 2009年 -
活動内容 2009年:宝塚歌劇団入団、花組配属
2012年:宙組へ異動、宙組トップ娘役就任
2017年:宝塚歌劇団退団、芸能活動再開
配偶者 廣瀬友祐
事務所 ホリプロ・ブッキング・エージェンシー
公式サイト 実咲凜音 公式プロフィール
主な作品
宝塚歌劇
風と共に去りぬ
ベルサイユのばら
王家に捧ぐ歌
エリザベート
舞台
屋根の上のバイオリン弾き
ラ・マンチャの男
備考
宝塚歌劇団卒業生
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兵庫県神戸市[1][2]県立須磨友が丘高等学校出身[2]。身長163cm[1]。血液型A型[1]。愛称は「みりおん」[2]

所属事務所はホリプロ・ブッキング・エージェンシー[1]

来歴 編集

2007年、宝塚音楽学校入学[2]

2009年、宝塚歌劇団に95期生として入団[3][4]。入団時の成績は4番[3]。宙組公演「薔薇に降る雨/Amour それは…」で初舞台[3]。その後、花組に配属[3]

端正な美貌と歌える強みから有望な娘役として期待され、2010年、真飛聖蘭乃はなトップコンビ大劇場お披露目となる「麗しのサブリナ」で、新人公演初ヒロイン[5][6][2]。入団2年目での抜擢となった[6]。続く「CODE HERO」(バウホール日本青年館公演)で、バウホール・東上公演初ヒロイン[7][6][2]。後にコンビを組むこととなる朝夏まなとの相手役を務める[2]

2011年の「ファントム」で2度目の新人公演ヒロイン[8][6]。オペラ歌手志望の少女クリスティーヌを演じ、高い評価を受ける[6]。続く「カナリア」(ドラマシティ・日本青年館公演)で、2度目の東上公演ヒロイン[9][6][2]

2012年の「復活」で3度目の新人公演ヒロイン[8]。続く「近松・恋の道行」(バウホール・日本青年館公演)で、3度目の東上公演ヒロイン[10][2]。同年に宙組へと組替えし、宙組トップ娘役に就任[6][2]凰稀かなめの相手役として、「銀河英雄伝説@TAKARAZUKA」でトップコンビ大劇場お披露目[11][6][2]

2015年に凰稀が退団後は朝夏まなとを2人目の相手役に迎え、「王家に捧ぐ歌」で新トップコンビ大劇場お披露目[4]

2017年4月30日、「王妃の館/VIVA! FESTA!」東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を退団[4]

退団後はホリプロ・ブッキング・エージェンシー所属となり、舞台を中心に活動を続けている[1]

2023年に俳優の廣瀬友祐と結婚したことを発表[12]

人物 編集

6歳上の兄と2歳下の弟がいる[13]

3歳からクラシックバレエを習い始め、他にも習字やスイミングなど毎日習い事に通っていた[13]

小学生の時、母の勧めでミュージカルのオーディションを受け、地元の劇団に入団し2年間通った[13]

中学3年の時、進路について調べていて宝塚に興味を持ち、花組公演「マラケシュ・紅の墓標エンター・ザ・レビュー」で、宝塚初観劇する[13]

高校へ進学後、充実した学生生活を送り、球場での飲み物の売り子のアルバイトなども経験した[13]

ある日ふと宝塚受験を思い立ち挑戦するも、不合格となる[13]

宝塚受験のための教室に通って再挑戦し、2度目の受験で合格した[13]

宝塚歌劇団時代の主な舞台 編集

初舞台 編集

花組時代 編集

  • 2009年9 - 11月、『外伝 ベルサイユのばら-アンドレ編-』 - 新人公演:イザベラ(本役:白華れみ)『EXCITER!![4][2]
  • 2010年1月、『BUND/NEON 上海』(バウホール) - 申麗秋
  • 2010年3 - 5月、『虞美人』 - 新人公演:桃娘(本役:望海風斗
  • 2010年7 - 10月、『麗しのサブリナ』 - ジュリー、新人公演:サブリナ・フェアチャイルド(本役:蘭乃はな)『EXCITER!!』 新人公演初ヒロイン[5][6][4][2]
  • 2010年11 - 12月、『CODE HERO/コード・ヒーロー』(バウホール・日本青年館) - ヴァネッサ・ネイビル バウ・東上初ヒロイン[14][6][4][2]
  • 2011年2 - 4月、『愛のプレリュード』 - 新人公演:パメラ・クレメール(本役:天咲千華)『Le Paradis!!(ル パラディ)』
  • 2011年6 - 9月、『ファントム』 - 幼いエリック、新人公演:クリスティーヌ・ダーエ(本役:蘭乃はな) 新人公演ヒロイン[8][6][4]
  • 2011年10 - 11月、『カナリア』(ドラマシティ・日本青年館) - アジャーニ 東上ヒロイン[9][6][2]
  • 2012年1 - 3月、『復活-恋が終わり、愛が残った-』 - ミッシィ、新人公演:エカテリーナ・マースロワ(カチューシャ)(本役:蘭乃はな)『カノン』 新人公演ヒロイン[8]
  • 2012年5月、『近松・恋の道行』(バウホール・日本青年館) - 柏屋さが 東上ヒロイン[10][2]

宙組トップ娘役時代 編集

出演イベント 編集

  • 2011年11月、第51回『宝塚舞踊会』
  • 2011年12月、タカラヅカスペシャル2011『明日に架ける夢』
  • 2012年12月、タカラヅカスペシャル2012『ザ・スターズ!〜プレ・プレ・センテニアル〜』
  • 2014年4月、宝塚歌劇100周年 夢の祭典『時を奏でるスミレの花たち』
  • 2014年12月、タカラヅカスペシャル2014『Thank you for 100 years』
  • 2015年5月、『王家に捧ぐ歌』前夜祭
  • 2015年9月、第53回『宝塚舞踊会』[15]
  • 2015年12月、タカラヅカスペシャル2015『New Century,Next Dream』
  • 2016年12月、タカラヅカスペシャル2016『Music Succession to Next』
  • 2017年3月、実咲凜音ミュージック・サロン『Million Carat!!』 主演[16]

宝塚歌劇団退団後の主な活動 編集

舞台 編集

ドラマ 編集

映画 編集

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受賞歴 編集

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 4/7〜10のみ凰稀かなめと特別出演。
  2. ^ 樋口麻美とWキャスト。
  3. ^ 妃海風・華優希とトリプルキャスト。
  4. ^ 宝塚在団中に出演。

出典 編集

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m 実咲凜音 公式プロフィール ホリプロ・ブッキング・エージェンシー。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x 【実咲凛音】ついにマリー・アントワネット役「本当にうれしいです」 ZAKZAK。
  3. ^ a b c d 100年史(人物) 2014, p. 121.
  4. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 第8回 娘役としての完成形―実咲凜音に寄せて WEB青い弓。
  5. ^ a b 100年史(舞台) 2014, p. 318.
  6. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 100年史(人物) 2014, p. 158.
  7. ^ 100年史(舞台) 2014, p. 242.
  8. ^ a b c d 100年史(舞台) 2014, p. 319.
  9. ^ a b 100年史(舞台) 2014, p. 249.
  10. ^ a b 100年史(舞台) 2014, p. 243.
  11. ^ a b 100年史(舞台) 2014, p. 202.
  12. ^ 廣瀬友祐、元宝塚宙組トップ娘役・実咲凜音と結婚「より一層精進して参ります」”. ORICON NEWS (2023年8月20日). 2023年8月20日閲覧。
  13. ^ a b c d e f g ますっく「波瀾爆笑!?我が人生:実咲凜音」『宝塚GRAPH 2014年6月号』阪急コミュニケーションズ、2014年5月20日、78-80頁。 
  14. ^ 100年史(舞台) 2014, p. 2421.
  15. ^ 第53回「宝塚舞踊会」('15年・宝塚) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
  16. ^ 実咲凜音ミュージック・サロン「Million Carat!!」('17年・宝塚ホテル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
  17. ^ 元娘役トップ実咲凜音、初仕事で神田沙也加と姉妹役 日刊スポーツ。
  18. ^ 宝塚版「エリザベート」25周年記念コンサートの出演者発表、歴代出演メンバーがずらり ステージナタリー。
  19. ^ ミュージカル「ジェイミー」×池袋PARCO、コラボドリンクやネイルを提供 ステージナタリー。
  20. ^ 松本白鸚主演「ラ・マンチャの男」ファイナル公演、共演に松たか子ら ステージナタリー。
  21. ^ 「モダン・ミリー」上演決定、朝夏まなと「復活できること、心から嬉しい!!」 ステージナタリー。
  22. ^ ミュージカル『スクルージ ~クリスマス・キャロル~』|【公式】ホリプロステージ”. HORIPRO STAGE. ホリプロ. 2022年6月16日閲覧。
  23. ^ 20周年の「CLUB SEVEN」玉野和紀・吉野圭吾・東山義久・西村直人ら16名が登場 ステージナタリー。
  24. ^ 初演から54年、最後の「ラ・マンチャの男」閉幕に松本白鸚「命ある限り芝居を続けます」 ステージナタリー。
  25. ^ 柚希礼音×ソニンが女性の闘いと連帯描く「FACTORY GIRLS」再び、新キャストに平野綾ら ステージナタリー。
  26. ^ 市村正親と鹿賀丈史が3度目の渡辺勘治役に、ミュージカル「生きる」9月に上演 ステージナタリー。
  27. ^ タイトルロールは井上芳雄、クンツェ&リーヴァイのミュージカル「ベートーヴェン」 ステージナタリー。
  28. ^ 「千と千尋の神隠し」2024年の全出演者決定、ハク役新キャストに増子敦貴 ロンドン公演延長も ステージナタリー。
  29. ^ 元宝塚トップ娘役・実咲凜音がドラマ初出演『遠山の金四郎』で花魁役「貴重な経験」 オリコンニュース。
  30. ^ 100年史(人物) 2014, p. 77.
  31. ^ 100年史(人物) 2014, p. 57.
  32. ^ 100年史(人物) 2014, p. 53.
  33. ^ 『2014年 宝塚Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2015年、81頁。ISBN 978-4-908135-34-7
  34. ^ 『2015年宝塚 Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2016年、85頁。ISBN 978-4-908135-68-2

参考文献 編集

  • 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(舞台編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14600-3 
  • 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(人物編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14601-0 

外部リンク 編集