宮入 恭平(みやいり きょうへい、1968年2月7日[1] - )は、日本社会学者[2]。おもにポピュラー音楽を中心に、カルチュラル・スタディーズの観点からポピュラー文化研究を行なっている[2]

経歴 編集

中学1年生からギターを始め、やがてミュージシャンを目指すようになる[3]

1994年東京経済大学経営学部卒業[1]。後に30歳になってからハワイ大学マノア校へ留学し[3]2003年に卒業(B.A.(社会学))[1]。帰国後、東京経済大学大学院に学び、修士課程を修了し[3]2008年に博士課程を単位取得退学した[1]

研究者を目指して以降も音楽活動を続けており[4]、商品化された音源はないが、ライブハウスへの出演を継続的に行なっている[5]

おもな著書 編集

単著 編集

  • ライブハウス文化論、青弓社(青弓社ライブラリー)、2008年
  • J-POP文化論、彩流社(フィギュール彩)、2015年
  • ライブカルチャーの教科書:音楽から読み解く現代社会、青弓社、2019年
  • 音楽と政治 ポスト3・11クロニクル、青弓社、2023年

共著 編集

  • 佐藤生実との共著)ライブシーンよ、どこへいく:ライブカルチャーとポピュラー音楽、青弓社、2011年

編著 編集

  • 渡辺潤との共編著)「文化系」学生のレポート・卒論術、青弓社、2013年
  • 発表会文化論:アマチュアの表現活動を問う、青弓社(青弓社ライブラリー)、2015年

訳書 編集

脚注 編集

  1. ^ a b c d 経歴”. 宮入恭平. 2016年4月20日閲覧。
  2. ^ a b フィギュール彩 31 J−POP文化論”. 彩流社. 2016年4月20日閲覧。
  3. ^ a b c 鈴木博志 (2015年8月2日). “「J-POP文化論」を書いた 宮入恭平(みやいり・きょうへい)さん”. 北海道新聞. http://dd.hokkaido-np.co.jp/cont/books_visited/2-0027974.html 2016年4月20日閲覧. "中学1年のとき、友人が長渕剛を聴いていたのに影響を受けギターを始めた。一時はプロミュージシャンを目指した。東京経済大経営学部を卒業後、30歳でハワイ大学に留学。帰国後は東経大大学院でライブハウス文化を研究し修士号を得た。" 
  4. ^ 渡辺潤 (2008年4月7日). “(渡辺潤教授のキャンパスブログ)大学院生 元芸人・元記者…多彩な顔”. 朝日新聞・朝刊・東京都心: p. 37. "ぼくのところにいる学生たちも、そろって個性的だ。現役のミュージシャンがいるし、… ミュージシャンの宮入恭平君は『ライブハウス文化論』(青弓社)を書いた。"  - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧
  5. ^ セットリスト”. 宮入恭平. 2016年4月20日閲覧。

外部リンク 編集