家庭教師のおねえさん 〜Hの偏差値あげちゃいます〜』(かていきょうしのおねえさん エッチのへんさちあげちゃいます)は、2005年4月28日アトリエかぐやより発売された18禁恋愛アドベンチャーゲーム。及び、それを原作として2007年4月27日に発売されたピンクパイナップルアダルトアニメ

家庭教師のおねえさん 〜Hの偏差値あげちゃいます〜(回収版/修正版)
家庭教師のおねえさん 〜Hの偏差値あげちゃいます〜 DVDPG(DVDPG版)
ジャンル 恋愛ADV
対応機種 Windows 98/Me/2000/XP(回収版/修正版)
DVDプレーヤー(DVDPG版)
開発元 アトリエかぐや (Berkshire Yorksire)
発売元 アトリエかぐや(回収版/修正版)
アイチェリー(DVDPG版)
発売日 2005年4月28日(回収版)
2006年2月5日(修正版)
2006年7月21日(DVDPG版)
レイティング 18禁
キャラクター名設定
エンディング数 9
メディア DVD-ROM(回収版/修正版)
DVD-Video(DVDPG版)
画面サイズ 800×600 16bit-COLOR(回収版/修正版)
BGMフォーマット PCM
キャラクターボイス 女性のみ有り
備考 初回版は回収
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概要 編集

アトリエかぐやの第20作。初回版は発売から半年以上も後にモザイク処理の不備を問題視されて回収指示を受け、後に修正版が発売された。

夏休み中に4人の女性家庭教師と同居しながら、勉強とHなレッスンを受けることになる。ゲーム内の期間は7月23日から始まり、実質的には夏休みの終わる8月後半まで。舞台は、基本的に自宅内が中心。

あらすじ 編集

ごく普通の学生・佐倉透也は、夏休み中に小野寺理央秋月沙良汐乃渚雨宮天音ら4人の女性家庭教師と同居することになった。父が海外出張へ行ってしまったため、透也は4人と同居しながら、お姉さんだらけの夏季集中エロチカレッスンを受けていく。

登場人物 編集

声優はゲーム版のもの(アダルトアニメ版はクレジット未表記な為不明)。

佐倉 透也(さくら とうや)
本作の主人公。成績が良くないため、父親によって家庭教師を付けられる。家族構成は父だけであり、母はいないことをストーリーの中で語っている[注 1]
アダルトアニメ版
沙良からは「可愛い顔」と評され、授業中に沙良の巨乳に気を取られて集中できないことを見抜かれ「おっぱい好き」と言われている。また沙良にパイズリで射精させられたことがきっかけでパイズリ好きとなる。
1話、2話と2の2話で精力剤を飲んでしまい、性交に及んだ際にペニスの大きさと精液の多さで家庭教師たちを驚かせていた。
小野寺 理央(おのでら りお)
声 - 楠鈴音
国語教師。おっちょこちょいな女子大生。髪の色は赤色。髪型はロングヘア。黒いスーツを着ている。
私服は白のワンピース。
身長162cm、体重53kg、スリーサイズB85・W53・H86。胸が小さいことを気にしている。
電車内の事故の所為で帰宅途中の透也を痴漢と断定し、偶然同じ車両に乗り合わせていた沙良によって誤解が解かれている。
大学卒業後の進路は小学校教師であり、教育を含めた物事を難しく考えてしまうこともしばしば。トラブルになると、不器用な言動が目立つ。佐倉家に同居する前に住んでいた家は築100年のアパートだったため既に老朽化しており、崩壊してしまった。怪談話は苦手。
アダルトアニメ版
メインヒロインとして登場。初登場時では電車が揺れた拍子に透也に押し倒されてしまい、誤解が解けた以降も透也を男として意識するようになる。開始当日の夜にお風呂で透也と鉢合わせしてしまい、透也が性欲を抑えきれず自分の入浴を覗きに来たのだと勘違いしてしまう。その後も透也に想いを寄せていたが、2話で透也が他の家庭教師と肉体関係があることを知ってしまい、ショックのあまり自室に籠ってしまう。後日談で授業中にもかかわらず押し掛けてきた沙良と愛し合う透也に幻滅する。
秋月 沙良(あきづき さら)
声 - 天天
英語教師。セクシー悩殺天然系の塾講師。髪の色は金色。赤い口紅をつけており、胸の谷間を強調するようなデザインのベアトップを着ている。
身長172cm、体重63kg、スリーサイズB98・W58・H92。渚に「ロケットおっぱい」と称される爆乳が特徴で、一挙一動で揺れる度に透也が気を取られてしまう程の大きさと、透也に「いくら揉んでも飽きない」と思わせるマシュマロのような感覚を併せ持つ。
電車内で帰宅途中の透也と偶然居合わせており、理央による冤罪を弁解し、透也を救った。またこの時点で透也を一目見て気に入っている。天然な性格であり、佐倉家に入り、初対面の天音を透也の父親と間違えたほど。
自身の爆乳を活かしたパイズリは驚異的なテクニックを誇り、透也を連続で大量の射精に導き骨抜きにしてみせている。透也に奉仕をした後で勉強の続きをやらせたりするなどサディストなところもある他、一度のセックスで透也に何度も射精を強要するなど、性欲も他の家庭教師より強い。
佐倉家に同居する前に住んでいた家は、仕事中にガス爆発が起こり自宅に火が燃え移り火事になってしまい、消失してしまっている。沙良ルートではその後に、実篤により住居を手配されている。
アダルトアニメ版
ゲーム版以上に爆乳にスポットを当てられており、爆乳が効果音付きでアップになるシーンが数回挿入される他、自分の胸の大きさを自覚している言動がある。またストラップレスのフロントホックタイプのブラを着用している。
登場時早々に、満員電車内でよろけた透也に胸の谷間に顔を突っ込まれるというハプニングに遭う。その後は透也を「可愛い顔」と評して気に入り、開始当日から胸の谷間や尻を見せつけて誘惑、ゲーム版同様に家庭教師の中で真っ先に肉体関係を結ぶ。透也のおっぱい好きを看破し、無理やり体をこすりつけて愛撫。爆乳を透也の顔に押し付けた後に半ば強引にパイズリを行ない、ものの1分強で沙良も驚くほどの盛大な射精に導いてみせた。
2話では白いビキニ姿で授業を行い、机の上に胸を乗せる、透也の腕に胸を当てるなどして誘惑。興奮した透也を授業そっちのけでパイズリとフェラチオ、騎乗位のセックスを経て避妊具無しのまま膣内射精させる。最後は透也の集中力を鍛える名目で始まった肉体関係が真の愛情で結ばれたことを示唆するように、放置された教科書と、二人の愛を確かめ合うような深いディープキスシーンが映し出される。その後も、理央の前で見せつけるように透也に自分の胸を触らせて誘惑する。
後に沙良本人が授業中の誘惑行為について「可愛さのあまり興奮してついパイズリを決意した」と語っている。
汐乃 渚(しおの なぎさ)
声 - かわしまりの
数学教師。サバけたノリの良い先生の女子大生。髪の色は茶色。髪型はショートヘアー。
身長168cm、体重59kg、スリーサイズB90・W55・H88。沙良に次ぐ張りのある巨乳の持ち主。
透也の家庭教師になる前に過去に一度、女の子の家庭教師をした経験がある。本人曰く「昔から数学だけは得意」と自負しているがそれ以外の教科は芳しくないらしい。
プロレス(観戦・実践ともに)が趣味でプロレス観戦に夢中になると熱くなり、無意識のうちに透也にプロレス技を掛けてしまうほど。料理の腕は悪く、透也がその料理を口にした途端病院送りになった。
アダルトアニメ版
初登場時では、満員電車が揺れた拍子に透也に胸を触られてしまい、透也を痴漢と勘違いして詰問しようとした。
しかし沙良同様に当初から透也に興味津々であり、1話では授業中に競泳水着で現れて問題を間違えたペナルティとしてプロレス技をかけた際、透也が興奮したのを察してそのままセックスに発展し透也と肉体関係を結ぶ。「避妊具を用意してなかったから」という理由で膣外に射精させた後に透也の精液の量に驚くもののすぐに気を取り直して彼をフォローし、口づけを交わした。
2話では透也が天音に自慰を強要させられているところに、裸にワイシャツ、下は下着のみという服装で乱入し、男性経験の無い天音をからかって透也とセックスするよう差し向ける。透也には避妊具を渡して天音とのセックスを傍観するも、その最中に自らも興奮して自慰行為に耽る。天音のセックスを見届けた後、透也を自室に招いてフェラチオし、それを理央に見せつける。
雨宮 天音(あまみや あまね)
声 - 大波こなみ
生物教師。「入ることですら難しい」と言われている海凌院大学の院生。髪の色は赤紫で髪型は前髪が長く、右目が隠れている。
身長160cm、体重50kg、スリーサイズB79・W52・H84。性格はぶっきらぼうで几帳面、なおかつシャイ。
担当教科が生物なのは大学で生物を専攻していたため。授業のスタイルは他の3人と違い基礎から教えるのではなく、ぶっつけ本番で小テストをやらせていくという、半ばスパルタ方式。
ある日、天音が前の自宅に帰宅したときに透也の父親に荷物を勝手に佐倉家に移動され、その家に残された手紙を頼りに佐倉家を辿った。自身の部屋は意外とファンシーな雰囲気であり、ぬいぐるみがいくつか置いてある。その中では「ニャーたん」がお気に入り。
胸が小さいことを気にしている。怖がりでもあり怪談話は苦手。原付の免許を持つ。料理は上手い。
いつも強がりな言動を取っているが、素は処女そのものであり、佐倉家に住み込み始めの翌日の朝、トイレにて透也と事故同然に鉢合わせしてしまい、その拍子に放尿を見られた[注 2]
アダルトアニメ版
四人の中では最後に登場。他の三人と同様に透也の顔を知らず、実家に戻った彼を侵入者として訝しんだ。当初から透也を嫌っており、スパルタ授業を行った。1話では透也や他の家庭教師たちとの会話はなかったが、ドア越しに透也と渚のセックスを目撃し、その様子をふしだらと蔑むも、それを見て興奮し、自慰行為をする描写がある。
2話では沙良との交尾で授業に遅れた透也を叱責し、テストをさせたまま自分は眠ってしまうが、その際に脚を広げて下着をさらけ出す。その姿を透也にオカズにされたことを知ると激怒して、透也を全裸にしたうえで手錠で拘束し、報復として自分の前で射精させようとする。その際コスプレをして透也を興奮させようと試みるが、一連の流れを渚に見られ、やり口を諌められたのちに男性経験のなさをからかわれる。渚の挑発に乗り透也と避妊具を着けたセックスに臨むも処女膜が破れたことから、自身が処女であることを知られてしまう。その後刺激にも慣れたところで渚からセックスの感想を求められるも快楽をうまく受け入れらずに返答を拒否、そのペナルティとして答えるまでセックスを中断させられてしまう。堪りかねて続行を懇願すると快楽に身をゆだね、最後は後背位からオーガズムに達すると同時に透也の精液を背中に浴びる。その後は透也と打ち解けたようで、理央の授業中にコスプレ姿を見せに来ている。
佐倉 実篤(さくら さねあつ)
透也の父。職業は不明。海外での出張が多く家にいないことが多々ある。上記の4人の家庭教師を雇った張本人であり、親戚などからも相談されて4人とも家庭教師の依頼を引き受けたとのこと。家庭教師4人を主人公と対面させた次の日、1ヶ月の海外出張に行ってしまう。
奇想天外かつ型破りな人物であり、天音の自宅から住居侵入に触れるほど荷物を勝手に自宅に移動したり、沙良ルートに進むと新しい住所の手配を済ませていたりする。

アダルトアニメ 編集

2007年にピンクパイナップルより、『家庭教師のおねえさん THE ANIMATION 〜Hの偏差値あげちゃいます〜』のタイトルで発売された。DVD全2巻。各巻40分。初回限定版には、同一内容のUMD-Video版が同梱されている。その後2010年10月から新シリーズが発売された。

各巻タイトル 編集

家庭教師のおねえさん
  • Lesson1 初レッスンはいきなりドキドキクライマックス!?(2007年4月27日発売)
  • Lesson2 セカンドレッスンはドキドキギンギン! コスプレ授業!?(2007年7月27日発売)
家庭教師のおねえさん2(セカンド)
  • Instruct.1 もっとエッチなこと教えてあげる♪(2010年10月22日発売)
  • Instruct.2 どんなことでも教えてあげる☆ (2011年1月28日発売)

スタッフ 編集

  • 原作 - アトリエかぐや
  • 監督 - ひぐちよしたか
  • アニメーションキャラクター - 石原恵
  • 作画監督 - 北村友幸
  • 美術監督 - 佐藤ヒロム
  • プロデューサー - 織賀進
  • 制作 - フレーバーズ・ソフト
  • 製作 - ピンクパイナップル

脚注 編集

  1. ^ ただし、新作2弾のOVAでは母親らしい人物がデフォルメで父と一緒にいる場面がある。
  2. ^ その際、仕返しとして透也に自身の前で同じように放尿することを強要した。

外部リンク 編集

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