富士急百貨店

山梨県でファッションビルを運営する企業

株式会社富士急百貨店(ふじきゅうひゃっかてん)は、山梨県富士吉田市富士山駅(旧・富士吉田駅)にある駅ビル型専門店街「キュースタ(Q-STA)」を運営する富士急グループの企業である。

株式会社富士急百貨店
FUJIKYU DEPARTMENT STORE
富士急グループロゴ
本社が入居するキュースタ(Q-STA)
本社が入居するキュースタ(Q-STA)
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
403-0005
山梨県富士吉田市上吉田2-5-1[1]
業種 小売業
法人番号 4080101001695 ウィキデータを編集
事業内容 百貨店業
代表者 勝俣 收
資本金 9923万8000円
純利益 4985万3000円
(2021年03月31日時点)[2]
総資産 13億4700万2000円
(2021年03月31日時点)[2]
外部リンク http://www.q-sta.jp/
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富士急百貨店
FUJIKYU Department store
店舗概要
所在地 410-0801
静岡県沼津市大手町三丁目2番1号
座標 北緯35度6分7.1秒 東経138度51分38.8秒 / 北緯35.101972度 東経138.860778度 / 35.101972; 138.860778座標: 北緯35度6分7.1秒 東経138度51分38.8秒 / 北緯35.101972度 東経138.860778度 / 35.101972; 138.860778
開業日 1967年昭和42年)10月1日[3]
閉業日 2019年令和元年)11月18日[5]
施設所有者 富士急行[4]
施設管理者 富士急百貨店
敷地面積 約1,820 m2[4]
商業施設面積 約7,000 m2[4]
前身 富士急名店会館
1967年(昭和40年)12月1日 開業[3]
最寄駅 JR東海道線御殿場線沼津駅[4]
富士急行
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日本百貨店協会加盟店。

かつては静岡県沼津市で同名の百貨店を運営していた。本稿では主に同店について記述する。

歴史・概要

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1965年昭和40年)12月1日に開業した富士急名店会館を拡張発展させる形で、1967年(昭和42年)10月1日富士急百貨店を開店したのが始まりである[3]

JR沼津駅南口に建てられ、店舗の周囲に富士急グループのバスの乗降所を配したターミナル的な立地の店舗で、近隣にあった西武百貨店沼津店と共に沼津駅南口のにぎわいの中核となっていた[4]

鉄筋コンクリート造、地下2階、地上9階建ての建物のうち地下1階から地上6階までを売場として使用し、食品からファッション関連まで幅広い商品を扱うテナント40 - 50店舗を集めた専門店ビルの形態で営業していた[4]

2002年平成14年)には耐震補強などの大規模改修を行った[6]が、その際に2012年(平成24年)4月までに全テナントとの契約が切れる定期借地権契約を結んで新規テナントにもこの期限での契約を求めたため[4]、退店に伴う空きフロアへの後継店舗の招致が出来ず客足が減少する悪循環に陥り[4]、更に、2009年(平成21年)10月に誘客力のあった有力テナントだった1階の化粧品店が近隣に完成した再開発ビルイーラdeに移転し[6]2010年(平成22年)2月に地下1階の食品スーパーのキミサワが赤字を理由に閉店するなど有力テナントの撤退が相次いだ[6]

こうしたテナントの流出により2010年(平成22年)1月末で28店舗まで減少していたが[6]、さらに同年3月に1階の大半を占める婦人服3店舗が閉店や移転を決めるなどテナントの流出が続いている[4]

2010年(平成22年)3月時点で土地・建物を所有する富士急行は2012年(平成24年)4月以降について白紙とし[4][6]、規模を大幅に縮小して営業を続けていた[7]

2019年令和元年)6月、建物の老朽化に伴い残っていたテナント・案内所・オフィス等が10月から11月にかけて閉店または移転し、12月以降に解体される予定と報じられた[8]。そして、実際に最後まで入居していたモスバーガー富士急沼津店の賃貸契約終了に伴い11月18日に閉店し、12月2日から解体工事が始まった[5]。跡地の利用に関しては駅周辺鉄道高架事業の進展を見据えて検討するとされている[8]

また、「百貨店」を名乗っているが、売場は専門店が入居するファッションビル形態であり、かつ日本百貨店協会には加盟していないため、百貨店として扱われない場合がある[9]

なお、当店を運営していた株式会社富士急百貨店は、2005年(平成17年)12月にイトーヨーカドー富士吉田店が撤退した山梨県富士吉田市の富士急ターミナルビルを改装して、2006年(平成18年)3月31日にテナント48店を集めた専門店ビルキュースタ(Q-STA)を開業し[10]、新たな主力事業としている。

フロアガイドと主なテナント

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2012年(平成24年)4月までに賃貸契約終了などですべてのテナントが撤退する見込みであったが、2019年(令和元年)10月時点ではモスバーガー富士急沼津店、ミーツ(100円ショップ)、富士急シティバスの案内所などが存在していた。なお、バス案内所は11月5日に向かいの沼津商連会館第一ビルに移転した[5]

脚注

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  1. ^ 株式会社富士急百貨店沼津店の情報”. 国税庁 (2018年7月23日). 2020年4月29日閲覧。
  2. ^ a b 株式会社富士急百貨店 第57期決算公告
  3. ^ a b c 『富士山麓史』富士急行、1977年8月。 
  4. ^ a b c d e f g h i j “富士急全テナント撤退へ 2012年春客足鈍り採算悪化 沼津駅前の百貨店”. 読売新聞 (読売新聞社). (2010年3月6日) 
  5. ^ a b c 富士急百貨店沼津店、2019年12月に解体はじまる-11月18日に最後のテナント撤退で”. 都市商業研究所 (2019年12月15日). 2020年4月22日閲覧。
  6. ^ a b c d e “テナント退店相次ぐ 富士急百貨店沼津店”. 静岡新聞 (静岡新聞社). (2010年3月7日) 
  7. ^ “【沼津西武閉店】商業関係者に衝撃”. 静岡新聞 (静岡新聞社). (2012年6月28日) 
  8. ^ a b 沼津・富士急百貨店解体へ 跡地、高架見据え検討|静岡新聞アットエス”. @S[アットエス]. 2019年11月22日閲覧。
  9. ^ 百貨店として扱われないことがある点は、山梨県甲府市にあった山交百貨店もあてはまる。
  10. ^ “富士急百貨店 ターミナルビル一新「Q-STA」31日オープン ジャンル別に48店入居”. 山梨日日新聞 (山梨日日新聞社). (2006年3月16日) 

関連項目

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外部リンク

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