富山県立中央病院
富山県富山市にある医療機関
富山県立中央病院(とやまけんりつちゅうおうびょういん、Toyama Prefectural Central Hospital)は、富山県富山市西長江にある医療機関。富山県病院事業の設置等に関する条例(昭和41年12月23日富山県条例第59号)に基づき富山県が運営する病院である。病院の設置目的は、「県民に対し、高度の医療を提供するため」(条例第1条)である。
富山県立中央病院 | |
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情報 | |
英語名称 | Toyama Prefectural Central Hospital |
前身 | 不二越病院 |
標榜診療科 | 内科、精神科、神経内科、小児科、外科、整形外科、形成外科、脳神経外科、呼吸器外科、心臓血管外科、産婦人科、皮膚科、泌尿器科、眼科、耳鼻いんこう科、リハビリテーション科、歯科口腔外科、放射線科、麻酔科 |
許可病床数 |
765床 一般病床:665床 精神病床:80床 結核病床:20床 |
機能評価 | 一般500床以上:Ver5.0 |
開設者 | 富山県 |
管理者 | 飯田博行(病院長) |
地方公営企業法 | 一部適用 |
開設年月日 | 1942年(昭和17年)11月1日 |
所在地 |
〒930-8550 |
位置 | 北緯36度41分33秒 東経137度14分16秒 / 北緯36.69250度 東経137.23778度座標: 北緯36度41分33秒 東経137度14分16秒 / 北緯36.69250度 東経137.23778度 |
二次医療圏 | 富山医療圏(富山市、滑川市、中新川郡) |
PJ 医療機関 |
概要
編集富山県東部の中核的な医療機関であり、地域医療の中心的役割を果たしている。県内で救命救急センターを有する病院は、高岡市の厚生連高岡病院と当院の2つのみである。また、災害拠点病院(基幹災害医療センター)に指定されている。第一種感染症指定医療機関、第二種感染症指定医療機関である。
2015年(平成27年)8月24日には、当院を基地として富山県は北陸地方(北陸3県)で初めてドクターヘリの運航を開始[1][2]。それに先立ち岐阜県とドクターヘリの富山県と岐阜県飛騨地区北部との共同広域運航について2015年(平成27年)7月10日協定を締結し[3][4]、同日より連携運航も始まった[2]。岐阜県側の運用地区は高山市、飛騨市、大野郡白川村の2市1村となる[1][2][3][5]。運航は鹿児島国際航空[6]と静岡エアコミュータ[7]に委託している(共同運航)。
沿革
編集- 1951年(昭和26年)4月1日 - 不二越鋼材工業(現不二越)が従業員の厚生施設であった不二越病院(1942年〔昭和17年〕11月1日設立)を富山県立中央病院と改称、富山県に移管[8]。不二越は1958年に不二越病院を再開設している。
- 1971年(昭和46年)4月1日 - 臨床研修指定病院の指定を受ける。
- 1979年(昭和54年)7月23日 - 第3次救急医療体制として、救命救急センターを開設[9]。
- 1992年(平成4年)5月16日 - 鉄筋コンクリート造り地上10階、地下1階建、延床面積25,737㎡、病床数800床規模の新病棟(公立病院では初のターミナルケア病室も設置)が完成し、同年6月1日に新病棟での業務を開始[10]。
- 1996年(平成8年)6月6日 - 富山県内で初の院内学級を開始[11]。
- 2015年(平成27年)8月24日 - 富山県ドクターヘリ事業開始[1][2]。
診療科目
編集一般施設
編集交通アクセス
編集バス停留所
編集- 正面玄関前に富山地方鉄道の路線バスが発着するバス停留所(停留所名は中央病院)がある。
※ また、南へ徒歩5分のところにある石金停留所からは藤の木・高原西口・西の番・五百石駅方面へのバスが、北へ徒歩5分のところにある双代町停留所からは新庄新町・上飯野・針原・水橋方面へのバスがそれぞれ利用できる。
脚注
編集- ^ a b c “Toyama Just Now No.725:空飛ぶ救命救急室「ドクターヘリ」、富山と岐阜県飛騨地域北部へ”. 富山県経営管理部広報課 (2015年9月30日). 2019年10月16日閲覧。
- ^ a b c d 青池学 (2015年8月24日). “ドクターヘリ、運航開始 きょうから、県立中央病院”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 朝刊 富山全県版[要ページ番号]
- ^ a b “富山県ドクターヘリの共同運航について”. 岐阜県健康福祉部医療整備課. 2019年10月16日閲覧。
- ^ 豊平森 (2015年7月11日). “県ドクターヘリ、岐阜と運航協定 飛騨地方でも役立て”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 朝刊 富山全県版[要ページ番号]
- ^ 「ドクターヘリ共同運航へ協定締結 富山・岐阜知事症例検討委を設置」北日本新聞 2015年7月11日3面
- ^ ドクターヘリ - 鹿児島国際航空
- ^ ドクターヘリ - 静岡エアコミュータ
- ^ 『新聞に見る20世紀の富山 第2巻』(1999年7月30日、北日本新聞発行)60頁。
- ^ 『新聞に見る20世紀の富山 第3巻』(2000年11月26日、北日本新聞社発行)62頁。
- ^ 『北日本新聞』1992年5月17日付朝刊3面『高度医療の中核担う 県立中央病院新病棟が完成 来月1日から業務開始 公立初のターミナルケアも』より。
- ^ 『富山市史 続年史〈上巻〉』(2015年3月20日、富山市発行)324ページ。
- ^ “富山地方鉄道、不二越線の新駅設置を認可 国交省”. 日本経済新聞. (2018年8月13日) 2019年10月16日閲覧。
- ^ a b “富山地鉄に新駅 「栄町駅 県立中央病院口」”. 北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ(北日本新聞). (2019年3月16日) 2019年10月16日閲覧。