富山第一銀行
富山市にある第二地方銀行
株式会社富山第一銀行(とやまだいいちぎんこう、英: THE FIRST BANK OF TOYAMA,LTD.[4])は、富山県富山市に本店を置く第二地方銀行。
本店が入るTOYAMAキラリ | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
機関設計 | 監査役会設置会社[1] |
市場情報 | |
略称 | ファーストバンク |
本店所在地 |
日本 〒930-8630 富山県富山市西町5番1号 |
設立 | 1944年(昭和19年)10月1日 |
業種 | 銀行業 |
法人番号 | 8230001002106 |
金融機関コード | 0534 |
SWIFTコード | FBTYJPJ1 |
事業内容 | 預金業務、貸出業務、有価証券売買業務・投資業務、為替業務など |
代表者 |
代表取締役会長 金岡純二 代表取締役頭取 野村充 |
資本金 |
101億8200万円 (2020年3月31日時点)[2] |
発行済株式総数 |
6730万9700株 (2020年3月31日時点)[2] |
売上高 |
連結:322億3000万円 単体:272億1300万円 (経常収益、2020年3月期)[2] |
経常利益 |
連結:39億3100万円 単体:35億3100万円 (2020年3月期)[2] |
純利益 |
連結:22億3200万円 単体:21億3800万円 (2020年3月期)[2] |
純資産 |
連結:969億5800万円 単体:880億9000万円 (2020年3月31日時点)[2] |
総資産 |
連結:1兆3913億3300万円 単体:1兆3774億7200万円 (2020年3月31日時点)[2] |
従業員数 |
連結:616人 単体:602人 (2023年3月31日時点) |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 |
日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 3.26% 北陸銀行 2.90% 日本生命保険 2.79% 福井銀行 2.67% 東京海上日動火災保険 2.30% (2019年3月31日時点)[3] |
主要子会社 | #関係会社参照 |
外部リンク | https://www.first-bank.co.jp/ |
富山第一銀行のデータ | |
---|---|
法人番号 | 8230001002106 |
店舗数 |
66店 (本支店・インターネット支店) |
貸出金残高 | 8227億3200万円[2] |
預金残高 | 1兆1845億4000万円[2] |
特記事項: 諸表は2020年3月31日時点(単体)。 |
概要
2015年(平成27年)6月8日、建設が進められてきた富山市西町南(旧:富山大和跡地)の再開発ビルである「TOYAMAキラリ」内に本店を移転し業務を開始した[5][6][注 1]。これに伴い、旧本店は耐震化工事を施した後、16年夏を目処に法人向け支援を担う「ビジネスプラザ(BP)支店」として活用される[7]。
このほか高岡市内に中核店舗を新築するなど[8][9]、北陸新幹線の開通や東京証券取引所での上場を視野に入れた営業体制の見直しを図り、2016年(平成28年)3月15日に東証第一部に上場している[10][11]。
イメージキャラクターとして関口知宏を起用。2011年(平成23年)4月から同行CMに出演している。
県外には、北陸地方の石川県金沢市(3店舗)、新潟県(糸魚川・長岡・上越)[12]、中部地方の岐阜県(高山・飛騨神岡)に複数店舗を構える。都市部では、大阪市と東京都(空中店舗)に店舗を開設している。
沿革
- 1912年(大正元年)10月10日 - 氷見町(現:氷見市)に明正貯金(株)発足[13]。
- 1913年(大正2年)2月8日 - 高岡市にて高岡貯金(株)発足[13]。
- 1914年(大正3年)12月8日 - 共益貯金(株)設立[13]。
- 1915年(大正4年)11月22日 - 富山市に中越無尽貯金(株)設立[13]。
- 1916年(大正5年)
- 1917年(大正6年)2月20日 - 明正貯金(株)が明正無尽(株)に商号変更[14]。
- 1919年(大正8年)5月1日 - 東岩瀬町(現:富山市岩瀬地区)に興業無尽(株)発足[14]。
- 1920年(大正9年)7月27日 - 興業無尽(株)が岩瀬興業無尽(株)に改称[14]。
- 1940年(昭和15年)3月1日 - 岩瀬興業無尽が高岡無尽と合併して日本海無尽(株)となる[15]。
- 1944年(昭和19年)
- 1945年(昭和20年)
- 1946年(昭和21年)
- 1947年(昭和22年)4月16日 - 物資不足の時勢から延期になっていた無尽館の落成式。同年4月18日には無尽館食堂が開設される[20]。
- 1950年(昭和25年)11月30日 - 新社屋が佐藤工業の請負で着工[21]。
- 1951年(昭和26年)
- 1954年(昭和29年)11月22日 - 本店第2期工事竣工[23]。
- 1963年(昭和38年)
- 1987年(昭和62年)3月 - ディーシーカードと共同で富山ファースト・ディーシーを設立。
- 1988年(昭和63年)8月26日 - 新銀行名を『富山第一銀行』、愛称を『ファースト・バンク』にすると発表[26]。
- 1989年(平成元年)2月 - 普通銀行へ転換し、富山第一銀行と商号変更。
- 2003年(平成15年)3月 - 経営破綻した石川銀行の2店舗を譲受。
- 2005年(平成17年)10月 - 北國銀行・福井銀行とATM相互無料開放「FITネット」を開始。
- 2006年(平成18年)4月 - FITネットにカード相互入金機能を付加。
- 2007年(平成19年)
- 2008年(平成20年)
- 2009年(平成21年)10月 - セブン銀行ATMとの利用手数料無料開放。
- 2011年(平成23年)4月 - ローソンATMと提携。
- 2015年(平成27年)6月8日 - 本店を「TOYAMAキラリ」内に移転し業務を開始。
- 2016年(平成28年)3月15日 - 東京証券取引所第一部に上場。
歴代頭取
代 | 氏名 | 期間 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 金岡又左衛門(2代目) | 1944年10月 - 1957年11月 | |
2 | 金岡又左衛門(3代目) | 1957年11月 - 1981年3月 | 元富山薬学専門学校教授 |
3 | 金岡純二 | 1981年 3月 - 2010年3月31日 | |
4 | 横田格 | 2010年4月1日 - 2021年3月31日 | 日本銀行出身 |
5 | 野村充 | 2021年4月1日 - | 日本銀行出身[27] |
関係会社
連結子会社
- 富山ファースト・ビジネス株式会社
- 富山ファースト・リース株式会社
- 富山ファースト・ディーシー株式会社
- 株式会社富山ファイナンス
ギャラリー
-
設置されているATM
-
富山駅前支店
-
先代の本店(現:ビジネスプラザ支店)
-
長岡支店
脚注
注
出典
- ^ コンプライアンスへの取組み - 株式会社富山第一銀行
- ^ a b c d e f g h i “2020年3月期決算短信(連結)” (PDF). 富山第一銀行 (2020年5月14日). 2020年6月20日閲覧。
- ^ “2019年3月期 有価証券報告書” (PDF). 富山第一銀行 (2019年6月27日). 2020年6月20日閲覧。
- ^ 株式会社富山第一銀行 定款 第1章第1条
- ^ “金沢・富山の市街地再開発が再始動 新幹線開業にらむ”. 日本経済新聞. (2011年9月9日) 2014年5月17日閲覧。
- ^ “富山第一銀新本店オープン TOYAMAキラリ”. 北日本新聞. (2015年6月8日) 2015年6月8日閲覧。
- ^ “現本店 法人支援店に 富山第一銀、新本店6月8日開業”. 北日本新聞. (2015年2月21日) 2015年4月16日閲覧。
- ^ “富山第一銀、高岡の営業体制強化 新幹線新駅にらむ”. 日本経済新聞. (2012年3月2日) 2014年5月17日閲覧。
- ^ “高岡支店新築移転オープン 並びにイオンFB支店の閉店及び高岡支店への統合のお知らせ”. 富山第一銀行. (2013年5月20日) 2014年5月17日閲覧。
- ^ “富山第一銀が東証1部上場 横田頭取「地域経済に貢献」”. 北日本新聞. (2016年3月15日) 2016年3月19日閲覧。
- ^ “富山第一銀、東証1部上場 会長「リスク取り成長」”. 日本経済新聞. (2016年3月16日) 2016年3月19日閲覧。
- ^ 同県の地方銀行、北陸銀行は、県庁所在地の新潟市に店舗を構えているが、同行は新潟市に店舗がない。
- ^ a b c d e f 『富山相互銀行20年史』(1966年11月15日、富山相互銀行発行)付編35頁。
- ^ a b c 『富山相互銀行20年史』(1966年11月15日、富山相互銀行発行)付編36頁。
- ^ 『富山相互銀行20年史』(1966年11月15日、富山相互銀行発行)付編39頁。
- ^ 『富山相互銀行20年史』(1966年11月15日、富山相互銀行発行)付編40頁。
- ^ a b c 『富山相互銀行20年史』(1966年11月15日、富山相互銀行発行)付編41頁。
- ^ 『富山相互銀行20年史』(1966年11月15日、富山相互銀行発行)91頁、付編41頁。
- ^ a b 『富山相互銀行20年史』(1966年11月15日、富山相互銀行発行)92頁。
- ^ a b 『富山相互銀行20年史』(1966年11月15日、富山相互銀行発行)99 - 100頁。
- ^ a b 『富山相互銀行20年史』(1966年11月15日、富山相互銀行発行)131頁。
- ^ 『富山相互銀行20年史』(1966年11月15日、富山相互銀行発行)付編44頁。
- ^ 『富山相互銀行20年史』(1966年11月15日、富山相互銀行発行)付編46頁。
- ^ 『富山相互銀行20年史』(1966年11月15日、富山相互銀行発行)226頁。
- ^ 『富山相互銀行20年史』(1966年11月15日、富山相互銀行発行)付編50頁。
- ^ 『北日本新聞』1988年8月27日付朝刊5面『富相銀 新行名は「富山第一銀行」 普銀転換 来年2月1日発足』
- ^ 富山第一銀行頭取に野村副頭取が昇格 日本経済新聞 2021年1月28日 ※2022年12月10日閲覧