寛永江戸地震
寛永江戸地震(かんえいえどじしん)とは、寛永年間に、日本の関東地方南部(江戸とその周辺)で相次いで発生した地震である。地震の規模は、いずれもM6.0前後で、南関東直下地震に該当するとされる[1]。
1628年編集
寛永江戸地震(1628年) | |
---|---|
本震 | |
発生日 | 1628年8月10日 |
震央 | 関東南部 |
規模 | M6.0 |
被害 | |
被害地域 | 関東地方 |
| |
プロジェクト:地球科学 プロジェクト:災害 |
1628年8月10日(寛永5年7月11日)、江戸(現:東京)・相模(現:神奈川県)付近でM6.0の地震が発生した[1]。
1630年編集
寛永江戸地震(1630年) | |
---|---|
本震 | |
発生日 | 1630年8月2日 |
震央 | 関東南部 |
規模 | M6.0前後 |
最大震度 | 震度5:江戸 |
被害 | |
被害地域 | 関東地方 |
| |
プロジェクト:地球科学 プロジェクト:災害 |
1630年8月2日(寛永7年6月24日)、南関東でM6.0程度の地震が発生[2]。
江戸では、現在の震度階級にして震度5程度の揺れがあったとされる[2]。
この地震でも、江戸城の石垣が被害を受けた[1]。
1635年編集
寛永江戸地震(1635年) | |
---|---|
本震 | |
発生日 | 1635年3月12日 |
震央 | 関東南部 |
規模 | M6.0前後 |
最大震度 | 震度5:江戸 |
被害 | |
被害地域 | 関東地方 |
| |
プロジェクト:地球科学 プロジェクト:災害 |
1635年3月12日(寛永12年1月23日)、江戸付近でM6.0前後の地震が起きた[1]。
江戸では、震度5相当の揺れを観測したと推定されている[2]。
脚注編集
- ^ a b c d e f 国立天文台「日本付近のおもな被害地震年代表」 『理科年表』 平成23年版、丸善、2010年11月、714-746頁。ISBN 978-4-621-08292-8 。2019年7月31日閲覧。
- ^ a b c 地震予知総合研究振興会 (2014年3月24日). “史料地震学による断層帯周辺の被害地震の解明”. 立川断層帯における重点的な調査観測 平成25年度 第2回運営委員会. 東京大学地震研究所. 2019年7月31日閲覧。