対空レーダ装置 JTPS-P25(たいくうレーダそうち ジェイティーピーエスピーにじゅうご)は、陸上自衛隊の装備。対空警戒用のレーダー装置として高射特科部隊に配備される。

JTPS-P25
開発・運用史
開発国 日本の旗 日本
就役年 2013年
アンテナ
形式 4面フェイズド・アレイ・アンテナ
その他諸元
重量 アンテナ:約25,000kg
制御装置:約12,750kg
体積 11,600mm×2,490mm×3,710mm
(全長×全幅×全高)
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概要 編集

三菱電機が開発・製造している。対空レーダ装置 JTPS-P14の後継として2012年度から配備が始まった。

重装輪回収車ベースの車両に搭載されている。地上設置時は、固定脚を伸ばして機器を安定させる。

対空戦闘指揮統制システム(ADCCS)の構成要素であり、中高度から高高度より侵入する敵を探知する。4面のフェイズド・アレイ・アンテナで全周の連続監視ができる。目標の検出・識別・類別・追随を自動で行う機能を持つ。最大探知距離は約300kmで、JTPS-P14と比べてステルス機、巡航ミサイル、高速小型目標等を探知しやすくなった。対空戦闘指揮統制システム表示方式はPPI方式で、電源は115V/200V・400Hz・135kVAである。

 
全体像

配備部隊・機関 編集

 第15旅団

導入歴 編集

2023年(令和5年)1月27日:第1高射特科団が、対空レーダ装置P25の火入れ式を実施。 対空レーダ装置P25の導入は陸上自衛隊として3台目であり、北部方面隊としては第1高射特科団本部付隊が初めてとなる[1]

参考文献 編集

  • 朝雲新聞社編集局『自衛隊装備年鑑2018-2019』朝雲新聞社、2018年7月25日。 

関連項目 編集

外部リンク 編集

  1. ^ a b 第1高射特科団 対空レーダ装置P25の火入れ式”. 2024年4月14日閲覧。
  2. ^ 第15高特とは”. 2024年4月14日閲覧。