対話

二人以上の人の間での会話

対話(たいわ、: dialogue, ダイアローグ)とは、直接に向かい合って互いに話をすること[1]

複数の人物の会話によって進行される叙述形式を採用した文学・哲学作品のことを対話篇(たいわへん)と呼んだりもする[2]。三人の場合、鼎談と呼ぶ。

一人語り(: monologue, モノローグ)と対比される。

歴史 編集

古代 編集

対話形式(ダイアローグ)は、古くから洋の東西を問わず、思想・宗教・哲学や、文学・演劇に関する作品に、数多く採用されてきた。

西洋においては、古代ギリシャギリシア悲劇の諸作品や、プラトンクセノポンらによる「ソクラテス的対話篇」などが有名。ソクラテスの場合、彼自身が問答法産婆術)と呼ばれる対話的手法を用いていたため、対話形式の作品と相性が良い。散逸してしまったものの、アリストテレスもまた、対話篇の哲学作品を数多く著していた(アリストテレス著作目録)。

東洋においても、仏教儒教などの経典においては、釈迦孔子とその弟子との対話(問答)形式の作品が多い。ヒンドゥー教の重要経典『バガヴァッド・ギーター』も、大部分がクリシュナアルジュナの対話によって進行する。

中世 編集

近代 編集

脚注 編集

  1. ^ 日本国語大辞典
  2. ^ "対話篇". ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典. コトバンクより2022年5月21日閲覧

関連項目 編集