小宮義孝
略歴
編集埼玉県出身。旧制熊谷中学校、第一高等学校をへて、1925年東京帝国大学医学部卒、同衛生学教室助手。国崎定洞の影響を受けて社会医学を志す。1931年上海自然科学研究所に入所、寄生虫を研究。1932年「鐵筋コンクリート建病室に於ける換気に関する研究」で医学博士(東京帝国大学)。
戦後は、1949年群馬大学医学部教授、1952年目黒寄生虫館評議員、1966年国立予防衛生研究所長、1967年日本寄生虫学会名誉会員。1964年第8回野口英世記念医学賞を受賞。
著書
編集- 『農暦新春』華中鉄道 1944 華中鉄道江南叢書
- 『城壁 中国風物誌』1949 岩波新書
- 『集団検便・集団駆虫指針』金原出版 1956
- 『鉤虫と鉤虫症』績文堂出版 1958 保健衛生の研究と進歩
- 『新中国風土記 上海自然科学研究所のことども』メヂカルフレンド社 1958
- 『魚の体温 その他』光風社書店 1967