小惑星の鉱業の想像図。
エロスは地球に近い軌道に存在するS型小惑星である。

小惑星の鉱業(しょうわくせいのこうぎょう)とは、小惑星やその他の小天体(地球近傍天体も含む)から資源採掘すること。[1]

小惑星や枯れた彗星から採掘できる鉱物は、宇宙で建築資材として、また地球に持ち帰り利用することができる。地球に輸送して利用可能な鉱物としては、イリジウムオスミウムパラジウム白金レニウムロジウムルテニウムタングステンが、宇宙で資材として使う鉱物としてはコバルトマンガンモリブデンニッケルアルミニウムチタンといったものがある。

宇宙飛行の輸送コストが高いこと、ならびに採掘に適した小惑星の特定、実際の採掘方法といった課題から、2018年現時点では地球上での採掘のみが資源を得る唯一の手段となっている。もし宇宙計画への投資が公的民間とわず大きく上昇すれば、この状況が変化し、(宇宙開発全般も含めた)小惑星の鉱業の可能性の研究が進み、資源枯渇へと向かう地球の将来にも影響を与えることになるかもしれない。[2]:47f しかしながら、小惑星の鉱業が惑星の資源枯渇を補えるほどの規模と種類に達し得るかについては、まだ不明瞭である。[3][4][5]

企業編集

小惑星の鉱業に関する事業を実施している企業や組織を列挙する。

脚注編集

  1. ^ O'Leary, B. 1977. Mining the Apollo and Amor Asteroids. Science: 197, 363-366.
  2. ^ Alotaibi, Ghanim (2010年). “ASteroid mining, Technologies Roadmap, and Applications”. Strasbourg: International Space University. 2016年12月9日閲覧。
  3. ^ Esty, Thomas (2013). “Asteroid Mining and Prospecting”. H.C.O. Astronomy 98 (Cambridge, Massachusetts: Harvard University). https://zenodo.org/record/31520/files/Thomas_Esty.pdf 2016年12月9日閲覧。. 
  4. ^ Steigerwald, William (2013年). “New NASA Mission to Help Us Learn How to Mine Asteroids”. NASA. Greenbelt, Maryland: Goddard Space Flight Center. 2016年12月9日閲覧。
  5. ^ Zacny, Kris (2013). “Asteroid Mining”. Reston, Virginia: American Institute of Aeronautics and Astronautics. doi:10.2514/6.2013-5304. ISBN 978-1-62410-239-4. http://www.friendsofbest.org/wp-content/uploads/2015/05/AIAA-2013-5304_Asteroid_Mining.pdf 

関連項目編集