小松みゆき

日本の女優、モデル (1971-)

小松 みゆき(こまつ みゆき、1971年6月5日 - )は、日本女優グラビアモデルである。福島県いわき市出身。旧芸名は小松 美幸(読み方同じ)。イエローキャブマツ・カンパニー、オフィスミラクルボックスを経てサンズエンタテインメントに所属していた。2018年11月よりテンダープロに所属。

こまつ みゆき
小松 みゆき
別名義 小松 美幸(旧芸名)
生年月日 (1971-06-05) 1971年6月5日(52歳)
出生地 日本の旗 日本, 福島県いわき市
血液型 B型
職業 女優
活動期間 1990年 - 現在
配偶者 あり(2009年 - )
主な作品
テレビドラマ
大奥 (フジテレビの時代劇)』シリーズ
映画
北京原人 Who are you?
バラエティー番組
紳助の人間マンダラ
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身長156cm、スリーサイズはB84 W60 H86[1]

略歴 編集

10代の頃、1980年代前半に人気だったたのきんトリオ映画を好んで見るようになる。磐城女子高校に進学すると、高校の出身者に秋吉久美子がいたことや先述の映画などの影響を受けて役者に憧れ始める[2]

実践女子大学在学中に原宿でスカウトされ[2]1990年に「小松 美幸」として『週刊プレイボーイ』10月23日号の水着グラビアでデビュー。翌年には同誌で初ヌードになるとB82・W57・H82の抜群のプロポーションや[2]、美しいフォルムを描く美乳が話題となり、グラビアモデルとしてトップクラスの人気を得る。

雑誌のグラビア写真集イメージビデオを中心に活動し、1992年には星野陽子とともに共同石油のカレンダーガールに起用された。この間、Vシネマ『ダウンタウン・ガールズ』(1991年)に出演したことはあったが、1992年7月に出版された4冊めの写真集『The LAST SHOW』で女優への転身を宣言、同年8月の城戸賞受賞シナリオの映画化作品『福本耕平、かく走りき』(青春映画の佳作とされる[2])では準主役を務めた。

1993年2月、にっかつのVシネマ『スウィートルーム』で濡れ場を演じた。また同年5月のVシネマ『くノ一忍法帖』でも妖艶な演技を披露するなど、セクシー系作品への出演が続いた。

1994年、「小松みゆき」に改名。しばらくは『TOKYO BALLADE 危険な誘惑』『女教師』といった従来路線のセクシー系作品への出演や、ヘアヌード写真集のモデルとしての活躍が目立った。94年に「ファイナルヌード宣言」をした[2]後はVシネマ、テレビドラマを中心により幅広い役柄を演じた。

一般作品でも演技力は認められ、2003年からテレビドラマ『大奥』(フジテレビ)にレギュラー出演して、話題になった。

2009年12月6日にアパレル企業の取締役を務める8つ年下の男性[2]と婚姻。

2020年9月14日、妊娠を公表[3]2021年2月18日、第一子となる女児を出産[4][5]。2021年6月現在、自宅で11匹の保護猫の面倒を見ている[2]

人物 編集

生い立ち 編集

実家でボウリング場を営む両親のもとに二人姉妹の長女として生まれた[2]。子供の頃から活発でなんでも率先してやるタイプで、9歳から20歳までクラシックバレエを習っていた[2]。グラビアタレントになった当初、内緒のアルバイト感覚で活動していたが、翌年ヌードになったことで母にバレて怒られるも、小松の頑固な性格を知っていたためそれ以降は見守ってくれたとのこと[2]

結婚 編集

一般作品への出演が増えてきた頃には30歳を過ぎていたが、本人は役者の仕事が面白く「結婚なんて」と思いながら仕事をしており、一人で生きていくつもりで30代前半でマンションも購入していた[2]。ただし夫とは若い頃に出会っており、長い同棲生活を経て小松が38歳、夫が30歳の時に結婚した[2]。一年後の秋に結婚式をすることを考えていたが、直後に舞台版「大奥」が決まりスケジュールが2年先まで埋まったこともあり、子作りも先延ばしとなった。

不妊治療 編集

舞台が終わった42歳の頃に不妊治療を開始し[2]人工授精体外受精顕微授精などを繰り返すも成功しないまま4年が経過。色々とサポートしてくれた夫と話し合って最後の顕微受精を決めると、同時期に受けた子宮鏡検査で子宮内膜炎と良性ポリープが発覚[2]。2度の子宮の手術を受けるなどしている間に2年が過ぎ、49歳になった直後の2020年6月に病院から妊娠が告げられる。安定期に入った9月に妊娠を公表し、その後49歳8ヶ月で帝王切開で女の子を出産した[2]。出産までの間、ブログに乗せた不妊治療の詳細について男女問わず同じ悩みを抱える人たちの間で大きな共感を呼んだ[2]

エピソード 編集

  • デビュー当時のインタビューでは、理想の男性像について「自分をしっかり持っている人」と語ったとのこと[2]
  • 20代の頃からしばらくは俳優業だけでは生活できなかったため、女優業の傍らとあるブティックでバイトしていた[2]。 
  • 代表作の一つである映画『北京原人 Who are you?』では北京原人のハナコを演じた。裸体の上に直接特殊メーキャップを施された。
  • 役柄的にはやや薄幸なイメージのものが多いが、公式ホームページによれば実際は性格が明るく、アウトドア派とのこと。

出演 編集

映画 編集

小松美幸 名義

小松みゆき 名義

Vシネマ 編集

小松美幸 名義

小松みゆき 名義

  • TOKYO BALLADE 危険な誘惑(1994年8月27日、MAT(新東宝ビデオ)) - 主演
  • 女教師(1994年10月7日、にっかつ) - 主演
  • 女犯(にょぼん)十手裏仕置(1994年12月21日、キングレコード)
  • クレイジー・コップ 捜査はせん!(1995年4月15日、タキコーポレーション) - 筈見アンナ
  • どチンピラ 12 危険なフェロモン(1995年8月4日、SHS(セイヨー))
  • 大阪最強伝説 喧嘩の花道 4(1998年3月27日、ケイエスエス
  • 大阪最強伝説 喧嘩の花道 5(1998年8月1日、ケイエスエス)
  • 新・バブルと寝た女たち(1999年2月26日、徳間ジャパン
  • ノストラダムス滅亡録 遺伝子の新世紀(1999年7月2日、アートポート) - 主演
  • サギ師一平(1999年10月29日、アンカー・フィルムズ)
  • 仁義22・狂った野獣(1999年12月24日、日本映像)
  • サギ師一平 2(2000年1月28日、アンカー・フィルムズ)
  • サギ師一平 3(2000年4月28日、アンカー・フィルムズ)
  • 縁切り闇稼業4 戦慄のカルト教団(2000年) - 新藤麗(教祖)
  • 本気! 15 激情編(2000年4月28日、日本映像)
  • 本気! 23 凶悪編(2002年7月19日、日本映像)
  • 新・ヤンママトラッカー 涙街道・爆走かぐや姫!(2003年1月25日、GPミュージアム) - リョウコ(渡り鳥)

テレビドラマ 編集

舞台 編集

  • お茶っぴき (2004年11月10~15日、新宿シアターブラッツ)-さくら役

バラエティ 編集

作品 編集

イメージビデオ(成人指定) 編集

小松美幸 名義

  • ピンクアイドル(1991年11月15日、Astro(笠倉出版社))
    レンタル版:ピンクの唇(1991年、Five Stars)
  • 背徳のエロス(1992年5月16日、笠倉出版社)
    レンタル版:ボンデージの罠(1992年、Five Stars)
  • 小松美幸SPECIAL(1992年10月16日、笠倉出版社)
    レンタル版:美天女(1993年、Five Stars)
  • 蜜月(1993年1月24日、宇宙企画
  • キスと煙突(1993年3月21日、宇宙企画)

小松みゆき 名義

  • LAST DANCE(1993年12月、IONA(明文社))

イメージビデオ(R - 一般指定) 編集

小松美幸 名義

  • 小松美幸(1991年、スコラ
  • 小松美幸(1991年、スコラnu!)
  • NUDE(1991年10月29日、英知出版
  • 魅せられて(1991年11月、Pyramid(大陸書房))
  • 美しき獲物(1992年、Galaxy(大陸書房))
  • ひとめぼれ(1992年4月10日、英知出版)
  • 美幸の手紙(1992年6月、英知出版)
  • FINAL(1993年1月、OLiVE
  • LAST ACTRESS(1993年4月21日、ポニーキャニオン
  • なみだ目の愛(1993年7月、英知出版)
  • 令嬢 小松美幸 櫻の蕾(1993年8月21日、Gekisya(Maxam))
  • 令嬢 小松美幸 蘭の鎖(1993年8月21日、Gekisya(Maxam))

小松みゆき 名義

  • 淫度二重丸 OH・モーレツ!!(1994年2月、オー・ケイ出版社
  • 妖艶の園(1994年6月3日、Gekisya(Maxam))
  • ミスティック・シャワー(1994年6月10日、Neo Image(にっかつ))
  • SEXY MOON 豊かな胸を揺らせて…(1994年6月26日、COLORS(笠倉出版社))
    レンタル版:イヴの香り(1994年、Five Stars)
  • セクシーマーメイド(1995年10月、笠倉出版社)
  • シスタードール 魅惑の美乳クイーン 一輝(1997年1月22日、iha(日本スカイウェイ))

書籍 編集

写真集 編集

小松美幸 名義

小松みゆき 名義

脚注 編集

  1. ^ 小松 みゆき”. テンダープロ. 2023年8月30日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r 女性自身6月22・29日合併号シリーズ人間女優・小松みゆき「49歳初産語ります」p60-66
  3. ^ “小松みゆき 49歳での妊娠公表 長年の不妊治療を経て「温かく見守っていただけたら」”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2020年9月15日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2020/09/15/kiji/20200915s00041000125000c.html 2020年9月15日閲覧。 
  4. ^ 小松みゆき49歳、第1子出産 不妊治療を乗り越え│tv asahi 芸能&ニュース”. テレビ朝日 (2021年2月19日). 2021年6月21日閲覧。
  5. ^ 49歳の小松みゆき、7年の不妊治療で第1子女児を出産 「夢もらえる」「まだ諦めなくてもいいのかな」と励まされる人も”. ねとらぼエンタ. アイティメディア株式会社 (2021年2月19日). 2021年6月21日閲覧。

外部リンク 編集