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小林・益川理論(こばやし・ますかわりろん)は、小林誠京都大学、当時)と益川敏英京都大学、当時)によって1973年に発表された理論である[1]

概要編集

両者は1973年に発表した論文の中で、もしクォークが3世代(6種類)以上存在し、クォークの質量項として世代間の混合を許すもっとも一般的なものを考えるならば、既にK中間子の崩壊の観測で確認されていたCP対称性の破れを理論的に説明できることを示した。

クォークの質量項に表れる世代間の混合を表す行列はカビボ・小林・益川行列(CKM行列)と呼ばれる。2世代の行列理論をN.カビボ1963年に提唱し、3世代混合の理論を1973年に小林・益川の両者が提唱した。

発表当時クォークはアップダウンストレンジの3種類しか見つかっていなかったが、その後、1995年までに残りの3種類(チャームボトムトップ)の存在が実験で確認された。

KEKBelle実験およびSLACBaBar実験英語版で、この理論の精密な検証が行われた。これらの実験により小林・益川理論の正しさが確かめられ、2008年、小林、益川両名にノーベル物理学賞が贈られた[2]

出典編集

参考文献編集

  • 立花隆 著『小林・益川理論の証明 -- 影の主役Bファクトリーの腕力』(A5判上製 200ページ)朝日新聞出版、2009年1月20日。ISBN 9784022505231

関連項目編集

外部リンク編集