小林古径記念美術館(こばやしこけいきねんびじゅつかん)は、新潟県上越市高田城址公園にある、同市出身の日本画小林古径の作品を展示している個人美術館である。建築家吉田五十八が設計した国の登録有形文化財旧小林古径邸の敷地内に整備が進められている。

小林古径記念美術館
地図
地図
施設情報
正式名称 小林古径記念美術館
専門分野 美術
事業主体 上越市
管理運営 上越市
開館 2002年
所在地 943-0835
新潟県上越市本城町7-7
位置 北緯37度06分38.3秒 東経138度15分17.8秒 / 北緯37.110639度 東経138.254944度 / 37.110639; 138.254944座標: 北緯37度06分38.3秒 東経138度15分17.8秒 / 北緯37.110639度 東経138.254944度 / 37.110639; 138.254944
アクセス ETR高田駅から徒歩約20分
プロジェクト:GLAM
テンプレートを表示

概要 編集

 
上越市立歴史博物館と共有していた頃の施設

小林古径記念美術館は上越市立総合博物館(現:上越市立歴史博物館)と施設を共有して、2002年(平成14年)に開館した。旧小林古径邸および画室を含めて一体的に運営している。小林古径の初期の作品群すなわち古径芸術の源泉ともいえる写生画稿模写などを含めて約1,300点、小林古径のゆかりの品々を収蔵している。これらの収蔵品は、上越市が収集したものおよび上越市内の篤志家寄贈による約1,100点に加えて、小林古径保存会から250点以上の素描作品、加えて文化勲章をはじめとする古径ゆかりの品々で構成されている。全国の美術館に収蔵されている小林古径作品のデジタル複製画を展示していた。複製画ではあるが代表作をまとめて観覧でき、写生や画稿、模写などから小林古径の画業を知ることができる。

小林古径記念美術館は、施設を共有していた上越市立総合博物館のリニューアル工事にともなって2016年(平成28年)11月から長期休館していたが、旧小林古径邸敷地内への移転の上、小林古径作品や郷土ゆかりの美術作品を展示公開するための展示室等の増築して、2020年10月3日に新築開館した[1]

なお旧小林古径邸は、2018年(平成30年)6月1日から長期休館していた。

主な収蔵品 編集

本画 編集

  • 『少女』1898年明治31年)頃、絹本着彩。67.8×54.8cm
  • 『丘』1951年昭和26年)第16回清光会展、紙本着彩。50.6×69.4cm
  • 『牡丹』1951年(昭和26年)五月会展、紙本着彩。59.8×76.8cm

模写 編集

写生 編集

資料 編集

アクセス 編集

当館を含む旧小林古径邸高田城址公園内にあり、同じく園内に立地する上越市立歴史博物館に隣接している。アクセス方法の詳細は高田城址公園#アクセスを参照。

脚注 編集

  1. ^ [1]

参考文献 編集

  • 小林古径記念美術館 展覧会案内
  • 小林古径邸 案内

関連項目 編集

外部リンク 編集