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小樽築港駅

日本の北海道小樽市にある北海道旅客鉄道の駅
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小樽築港駅(おたるちっこうえき)は、北海道小樽市築港1番4号にある北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線駅番号S13電報略号タコ事務管コードは▲130117[1]

小樽築港駅
南口外観(2018年9月)
南口外観(2018年9月)
おたるちっこう
Otaruchikkō
S14 南小樽 (2.1km)
(3.1km) 朝里 S12
所在地 北海道小樽市築港1番4号
駅番号 S13
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 函館本線
キロ程 256.2km(函館起点)
電報略号 タコ
駅構造 橋上駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
2,501人/日(降車客含まず)
-2017年-
開業年月日 1910年明治43年)11月21日
備考 社員配置駅
みどりの窓口
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小樽築港駅
おたるちっこう
Otaru-Chikkō
(3.2km) 浜小樽
所属事業者 日本国有鉄道(国鉄)
所属路線 函館本線貨物支線
キロ程 0.0km(小樽築港起点)
開業年月日 1932年昭和7年)7月1日
廃止年月日 1984年(昭和59年)2月1日
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本項では、駅周辺にある日本貨物鉄道(JR貨物)のコンテナ集配基地(オフレールステーション)である小樽築港オフレールステーション(小樽築港ORS)についても記載する。

目次

概要編集

防波堤など小樽港の港湾工事基地とするために開業した駅であり、かつては操車場(貨物ヤード)・機関区を擁する大規模な駅であった[2]。現在は快速エアポート」・「ニセコライナー」、区間快速「いしかりライナー」が停車する主要駅として機能している。

歴史編集

 
1976年の小樽築港駅と小樽機関区、周囲約1.75 km範囲。下側を走るのが本線で、左が小樽駅方面。右下カーブの頂点に当駅の駅舎と島式ホーム1面2線がある。駅舎側は貨物ホームとして使用され、小樽寄りに引込線が3本敷かれている。既に石炭船積駅としての役目は終わっており、海上桟橋の基礎や構内配線はまだそのまま残されているが、左上では現在の勝納埠頭の埋立が始まっており、かつての貯炭ヤードには土木資材が置かれている。また右側の港湾設備には多くの木材が浮かび、木材取扱いが主要になっている。機関区は半円以上閉じた大きな扇形車庫が残り、その外側を左端に向けて浜小樽駅への貨物支線が敷かれている。機関庫の上の青い屋根の建家は小口貨物取扱い上屋で、右端の青い屋根は車扱貨物の上屋であった。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成
  • 1910年明治43年)11月21日:国有鉄道函館本線の駅として、小樽駅(初代・現在の南小樽駅) - 朝里駅間に開業。一般駅
  • 1918年(大正7年)10月:2代目駅舎竣工[2]
  • 1927年(昭和2年)7月1日:小樽機関庫廃止し、「小樽築港機関庫」設置。
  • 1928年(昭和3年):手宮駅の石炭船積設備能力不足及び老朽化対策として小樽築港の石炭船積設備整備第1期工事着工。
  • 1932年(昭和7年)7月1日:函館本線(貨物支線)当駅 - 浜小樽駅間開業。操車場操業開始。
  • 1936年(昭和11年)9月1日:小樽築港機関庫を「小樽築港機関区」と改称。
  • 1937年(昭和12年)
    • 3月25日:石炭船積設備整備第1期工事竣工。貯炭場及び陸上桟橋、海上桟橋(長さ144 m、幅35.25 m)[3]設置。貯炭場線、積出線敷設。
    • 4月:石炭船積設備整備第2期工事着工。
  • 1940年(昭和15年)2月:石炭船積設備整備第2期工事竣工。積出装置拡張。
  • 1949年(昭和24年)6月1日:日本国有鉄道法施行に伴い、日本国有鉄道(国鉄)に継承。
  • 1950年(昭和25年)2月10日:「小樽築港客貨車区」設置。
  • 1964年(昭和39年)10月1日:小口貨物取扱い上屋新設。南小樽駅・小樽駅の小口および小口混載貨物取扱い廃止し、当駅へ集約。
  • 1965年(昭和40年)10月1日:車扱貨物取扱い上屋新設。南小樽駅・小樽駅の車扱貨物取扱い廃止し、当駅へ集約。
  • 1968年(昭和43年)
    • 4月1日:石炭船積設備及び海上桟橋廃止。
    • 8月28日:函館本線小樽駅 - 滝川駅間が電化交流20,000V・50Hz)。
  • 1980年(昭和55年)10月1日:小樽築港客貨車区が「札幌客貨車区小樽築港支区」となる。
  • 1982年(昭和57年)3月1日:荷物の取扱廃止。
  • 1984年(昭和59年)2月1日:函館本線(貨物支線)当駅 - 浜小樽駅間廃止。
  • 1986年(昭和61年)11月1日:貨物の取扱いを廃止し、旅客駅となる。小樽築港コンテナセンター設置し、自動車代行輸送開始。
  • 1987年(昭和62年)
  • 1998年(平成10年)12月1日:小樽運転所が小樽駅構内に移転。
  • 1999年(平成11年)
  • 2006年(平成18年)4月1日:小樽築港コンテナセンターが「小樽築港オフレールステーション」と改称。
  • 2007年(平成19年)10月1日:駅ナンバリング実施[報道 1]
  • 2008年(平成20年)10月25日:ICカードKitaca使用開始[報道 2]

駅構造編集

島式ホーム1面2線を有する橋上駅。鉄骨2階建となる駅舎デザインはJR北海道と姉妹提携しているデンマーク国鉄(DSB)との共同で決定し、襖・障子をイメージとして上部をガラス張り、下部を石造りとした物である[5]。総工費13億円のうち7億円を小樽市が負担している[5]

終日社員配置駅。みどりの窓口(営業時間:5時30分 - 23時00分)・自動券売機自動改札機エレベーターエスカレーター設置。駅の南北を自由連絡通路(マリンロード)で結んでいる。

かつて小樽築港機関区のあった駅の北西に、保線車両・除雪車両の留置線や資材基地が置かれている。「C62ニセコ」運転当時は、C62 3はここで整備され運転に向かっていた。

のりば
番線 路線 方向 行先
1 函館本線 上り 小樽倶知安方面
2 下り 札幌新千歳空港岩見沢方面

(出典:JR北海道:駅の情報検索

小樽築港オフレールステーション編集

JR貨物のコンテナ集配基地で、小樽築港駅の西側1 kmほどの場所にある。ここでは12 ftコンテナのみを取り扱っている。貨物列車の代替のトラック便札幌貨物ターミナル駅との間に1日4往復運行する。

国鉄分割民営化前の1986年(昭和61年)11月に小樽築港駅での貨物の取扱いが廃止された。同時に小樽築港コンテナセンターが設置され、トラック代行輸送が開始された。その後、2006年(平成18年)4月に、コンテナセンターからオフレールステーションに改称した。

利用状況編集

「小樽市統計書」によると、近年の年度別乗車人員の推移は下記のとおりである。

年度 乗車人員
(千人)
出典
2005年(平成17年) 955 [8]
2006年(平成18年) 945
2007年(平成19年) 929
2008年(平成20年) 913
2009年(平成21年) 887
2010年(平成22年) 869 [9]
2011年(平成23年) 855
2012年(平成24年) 879
2013年(平成25年) 918 [10]
2014年(平成26年) 923
2015年(平成27年) 915
2016年(平成28年) 903 [11]
2017年(平成29年) 913

駅周辺編集

 
ウイングベイ小樽(2012年6月)

1980年昭和55年)の日本国有鉄道(国鉄)貨物ヤード機能廃止による遊休地を有効活用するため[12]、小樽市は小樽築港駅周辺地区の土地利用の見直しを決定し[13] 、魅力あるウォーターフロントを創出するために土地区画整理事業「小樽築港駅周辺地区土地区画整理事業」(ふるさとの顔づくりモデル土地区画整理事業)を行い、小樽築港駅も南北の駅前広場と自由通路、新駅舎の建設が決まり[12]、1999年(平成11年)に完成した。駅舎は自由連絡通路(マリンロード)によって「ウイングベイ小樽」に直結している。新日本海フェリー「小樽フェリーターミナル」までは車で約5分の距離に位置している。南口は駅前に「小林多喜二住居跡」碑や国道5号があるほか、北海道小樽水産高等学校への最寄口になっている。

バス路線編集

隣の駅編集

北海道旅客鉄道(JR北海道)
快速「エアポート」・「ニセコライナー
南小樽駅 (S14) - 小樽築港駅 (S13) - 手稲駅 (S07)
区間快速「いしかりライナー」・普通
南小樽駅 (S14) - 小樽築港駅 (S13) - 朝里駅 (S12)

かつて存在した路線編集

日本国有鉄道(国鉄)
函館本線(貨物支線)
小樽築港駅 - (貨)浜小樽駅

脚注編集

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出典編集

  1. ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
  2. ^ a b 交通新聞 2010年7月5日
  3. ^ 札幌工事局70年史 昭和52年発行 P555 小樽水陸連絡設備計画表、P556 小樽築港駅石炭積上設備略図。
  4. ^ 築港地区再開発地域*3月8日に4車線供用”. フォト北海道(道新写真データベース). 北海道新聞社 (1999年1月29日). 2017年5月26日閲覧。
  5. ^ a b c 鉄道ジャーナル』第33巻第5号、鉄道ジャーナル社、1999年4月、 87頁。
  6. ^ JR小樽築港駅*新駅舎ほぼ完成*26日から業務スタート”. フォト北海道(道新写真データベース). 北海道新聞社 (1999年2月23日). 2017年5月26日閲覧。
  7. ^ マイカル小樽 あすオープン(2の2)*アクセスも充実”. フォト北海道(道新写真データベース). 北海道新聞社 (1999年3月10日). 2017年5月26日閲覧。
  8. ^ 小樽市統計書 平成22年版 (PDF)”. 小樽市. p. 80 (2010年). 2018年2月6日閲覧。
  9. ^ 小樽市統計書 平成25年版 (PDF)”. 小樽市. p. 80 (2013年). 2018年2月6日閲覧。
  10. ^ 小樽市統計書 平成28年版 (PDF)”. 小樽市. p. 77 (2016年). 2018年2月6日閲覧。
  11. ^ 小樽市統計書 平成30年版 (PDF)”. 小樽市. p. 77 (2018年). 2019年4月22日閲覧。
  12. ^ a b 坂本眞一「北海道における駅周辺整備とまちづくり (PDF) 」 『運輸政策研究』、運輸総合研究所、2002年、 7-8頁、2017年5月26日閲覧。
  13. ^ 金田孝之、近藤健雄、桜井慎一、宇於崎泰寛「港湾再開発における公民共同に関する実証的研究」『土木学会論文集B3(海洋開発)』第70巻第2号、土木学会、2014年、 3-4頁、 doi:10.2208/jscejoe.70.I_1332017年5月24日閲覧。
  14. ^ 路線バス | 小樽方面”. ジェイ・アール北海道バス. 2019年5月22日閲覧。

報道発表資料編集

  1. ^ “駅番号表示(駅ナンバリング)を実施します” (PDF) (プレスリリース), 北海道旅客鉄道, (2007年9月12日), http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2007/070912-3.pdf 2014年9月6日閲覧。 
  2. ^ “Kitacaサービス開始日決定について” (PDF) (プレスリリース), 北海道旅客鉄道, (2008年9月10日), https://www.jrhokkaido.co.jp/press/2008/080910-1.pdf 2015年6月12日閲覧。 

関連項目編集

外部リンク編集