小澤酒造(おざわしゅぞう)は、東京都青梅市沢井に本社および工場を置く日本の酒造会社。現在、東京にて伝統を守っている10軒の酒造業者の一つである。

小澤酒造 株式会社
OZAWA SHUZO CO.,LTD
Ozawa shuzo1.jpg
小澤酒造
(2016年10月6日撮影)
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
198-0172
東京都青梅市沢井二丁目770番地
北緯35度48分17.8秒
東経139度11分37.17秒
座標: 北緯35度48分17.8秒 東経139度11分37.17秒
設立 1702年(元禄15年)
業種 食料品
法人番号 2013101003488 ウィキデータを編集
事業内容 酒造業、飲食業
代表者 代表取締役 小澤 順一郎
資本金 1,680万円
売上高 17億円(出荷高年間1万石(1升瓶で180万本))
従業員数 80名
外部リンク http://www.sawanoi-sake.com/
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概要編集

創業は明確ではないが、1702年(元禄15年)の古文書に記録があることから、これ以前に既に酒造業を営んでいた模様である。1966年(昭和41年)、酒蔵の見学を始める。1984年(昭和59年)、社員杜氏の育成を開始、後に、社員杜氏の第1号・田中充郎が誕生した。1992年(平成4年)、小澤順一郎、22代目当主を継承、「澤乃井」ブランドの日本酒を醸造販売する老舗酒造メーカーである[1]

「澤乃井」の由来

現在地の沢井は、その昔、「澤井村」と呼ばれており、その地名に因んで命名された。「沢井」とは、豊かな名水が沢となって流れるところからつけられた地名。1967年昭和42年)、見学者用の施設として「沢乃井園」を開設し、観光酒造としての第一歩踏み出す。さらに、豆腐・湯葉の料理やレストランを開き、高付加価値酒の拡販を強化し、1988年平成元年)、「中小企業合理化モデル工場」に指定された[1]

沿革編集

  • 1702年(元禄15年) - 古文書により酒造業を営んでいたことが確認される。
  • 1954年(昭和29年) - 小澤順一郎(後の22代目当主)生まれる。
  • 1966年(昭和41年) - 酒蔵の見学を始める。
  • 1967年(昭和42年) - 「澤乃井園」を開設した。
  • 1977年(昭和52年) - 特選酒を完成、発売を開始した。
  • 1979年(昭和54年) - 「まゝごと屋」を開設した。
  • 1984年(昭和59年) - 社員を新潟の杜氏集団に加え社員杜氏の育成を開始[2]
  • 1992年(平成4年) - 小澤順一郎、22代目当主を継承。越後杜氏と社員杜氏の数が逆転、これを契機に新工場「平成蔵」が完成した。
  • 1994年(平成6年) - 「いもうとや」を開設した。
  • 1998年(平成10年)4月 - 「澤乃井 櫛かんざし美術館」を開設した。
  • 2000年(平成12年) - 越後杜氏の時代が終わった。
  • 2002年(平成14年) - 蔵の裏山に立つ樹齢300年の杉の大木3本を伐採、木桶用の製材を地元・飯能で、桶作りは大阪の職人に依頼した。琺瑯から木に素材が変わった[3]
  • 2003年(平成15年) - 「木桶仕込 彩は(いろは)」発売される。
  • 2005年(平成17年) - 「パストライザー」を導入した。
  • 2006年(平成18年) - 「わっぱ屋蔵亭」を閉店した。
  • 2007年(平成19年) - 「豆らく」を開店した。
  • 2016年(平成28年)11月 - JR両国駅舎内の商業施設「-両国-江戸NOREN」に「東京商店」オープン[4]

営業情報編集

  • 定休日 - 土・日曜日・祝日、年末年始
  • 営業時間 - 午前8時 - 午後5時
  • 駐車場 - 有り
酒蔵見学
  • 見学期間 - 5月(新緑の季節)、10・11月(紅葉の季節)は混み合うので早めに予約必要
  • 定休日 - 月曜日(祝日の場合は火曜日)、年末年始
  • 営業時間 - 午前10時 - 午後5時
  • 見学時間 - 1回 - 午前11時、2回 - 午後1時、3回 - 午後2時、4回 - 午後3時(各回定員40名、所要時間45分)
  • 見学人数 - 1名より10名以内、11名以上の団体(日時の相談必要)
  • 予約申込 - 電話にて予約必要

関連会社編集

ままごと屋
  • 所在地 - 青梅市沢井二丁目748番地
  • 澤乃井直営の料亭 - 自家製豆腐ゆば会席
  • 定休日 - 月曜日(祝日の場合は火曜日)、年末年始
  • 営業時間 - 午前11時-午後5時
いもうとや
  • 所在地 - 青梅市御岳一丁目2号5番地
  • 甘味や喫茶
  • 定休日 - 月曜日(祝日の場合は火曜日)、臨時休業あり
  • 営業時間 - 喫茶・売店 午前10時30分-午後4時30分、軽食 午前11時-午後4時30分
  • 駐車場 - 完備
豆らく
  • 所在地 - 青梅市沢井二丁目748番地
  • ままごと屋の姉妹店、豆を素材にした料理店
  • 定休日 - 月曜日(祝日の場合は火曜日)、臨時休業あり
  • 営業時間 - 午前11時-午後4時30分、1-2月 平日のみ午後3時
櫛かんざし美術館
  • 所在地 - 青梅市柚子町三丁目764番地
  • 故岡崎智予の作品展示
  • 休館日 - 月曜日(祝日の場合は火曜日)、年末年始、臨時休館日あり
  • 開館時間 - 午前10時-午後5時
玉堂美術館
  • 所在地 - 青梅市御岳一丁目75番地
  • 玉堂が愛した御岳渓谷にある美術館
  • 休館日 - 月曜日(祝日の場合は火曜日)、12月24日-1月4日
  • 開館時間 - 3-11月 午前10時-午後5時、12-2月 午前10時-午後4時30分
  • 駐車場 - 60台収容
煉瓦堂朱とんぼ
  • 所在地 - 青梅市沢井一丁目403番地
  • バーベキュー場、レンガ加工販売
  • 定休日 - 月曜日
  • 営業時間 - バーベキュー 午前9時-午後4時、レンガ加工販売 午前8時-午5時

受賞歴編集

全国新酒鑑評会

平成14酒造年 - 29酒造年[5]

  • 「澤乃井」金賞受賞 - 平成17年、18年、24年、25年、26年、27年受賞

交通編集

鉄道

ギャラリー編集

脚注編集

[脚注の使い方]
  1. ^ a b 小澤順一郎著『今月の焦点』「外国人が見た技術立国日本の底力 ひと・わざ 300年の歴史を背景に、「東京の地酒」を守る」サンドゥー・アダルシュ東海大学助教授、2002年3月、国立国会図書館蔵書、2016年9月30日閲覧
  2. ^ 「小澤酒造は、創業当時から、毎年、部下を引き連れた越後杜氏が新潟から来た。しかし、時代が進み、交通の便が良くなり、工場誘致などで地元で仕事が出来るようになり、酒造りの世界に飛び込む若者がいなくなり、杜氏のなり手がいなくなっていった。後に、社員杜氏の第1号・田中充郎が誕生した」小澤順一郎著『スタッフアドバイザー』「トレンド探訪 第14回 木桶仕込 彩は」2007年5月、国立国会図書館蔵書、2016年9月30日閲覧
  3. ^ 小澤順一郎著『スタッフアドバイザー』「トレンド探訪 第14回 木桶仕込 彩は」2007年5月、国立国会図書館蔵書、2016年9月30日閲覧
  4. ^ 朝日新聞「日本酒 飲むなら東京産でしょ」売り込みの動き盛ん、「酒造」-オフィス街のビルで醸造(東京港醸造)、「小売」-都内10ヵ所の酒がずらり、「行政」-「酒どころ多摩」PR、2017年4月14日。
  5. ^ 独立行政法人 酒類総合研究所 -「全国新酒鑑評会 入賞酒一覧表」

関連文献編集

  • 小澤順一郎「インタビュー 食是人生 共通認識の構築と、常に考え、努力を重ねることが向上のカギ」『食生活』第97巻第1号(2003年1月)

関連項目編集

外部リンク編集