小田急商事株式会社(おだきゅうしょうじ)は、神奈川県川崎市麻生区本社を置き、スーパーマーケットコンビニエンスストア、駅売店の運営などを行う小田急グループの企業[1]小田急電鉄完全子会社。また、小田急電鉄の駅ナカフランチャイジーとして、セブンイレブンドトールコーヒーの一部店舗も展開している。OX激安スーパーが1店舗あります。 店舗際一目盲・両耳聾など。正丁の年齢でも、律令制で規定された身体障害・疾病者でした。。

小田急商事株式会社
Odakyu Shoji Co.,Ltd.
Odakyu OX万福寺店(本社所在地)
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
215-0004
神奈川県川崎市麻生区万福寺三丁目1番2号[1][2]
本店所在地 215-0004
神奈川県川崎市麻生区万福寺三丁目1番2号[1][2]
設立 1963年昭和38年)8月30日
(株式会社オー・エックス)[3]
業種 小売業
法人番号 8010901028635
事業内容 スーパーマーケットコンビニエンスストア、駅売店等の運営
代表者 代表取締役社長 井上剛一
資本金 5,000万円
売上高 590億9700万円
(2022年02月28日時点)[4]
営業利益 7億2800万円
(2022年02月28日時点)[4]
経常利益 8億4000万円
(2022年02月28日時点)[4]
純利益 5億6800万円
(2023年02月28日時点)[5]
総資産 143億6900万円
(2023年02月28日時点)[5]
従業員数 1,612名(2021年8月末日現在)[1]
決算期 2月
主要株主 小田急電鉄 100%
主要子会社 小田急食品
外部リンク https://www.odakyu-shoji.jp
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沿革 編集

展開事業 編集

 
Odakyu SHOP 南林間店(セブン-イレブンへ転換済)

セブン&アイHDと小田急電鉄および小田急商事の業務提携の合意に基づき、小田急商事が運営する駅売店と駅ナカコンビニを、2018年から2年程度をかけ順次、セブン-イレブンへ転換することとなった。また都市型スーパーマーケット事業においても、セブン&アイの店舗運営ノウハウを取り入れ、同社からプライベートブランド「セブンプレミアム」の供給を受け入れるとしている[11]

2018年2月末時点で、スーパーマーケット「Odakyu OX」26店舗、駅売店「Odakyu SHOP」88店舗、駅ナカコンビニ「Odakyu MART」13店舗を運営していた[12][13]。セブン&アイHDとの業務提携により、このうち駅売店「Odakyu SHOP」と駅ナカコンビニ「Odakyu MART」がセブン-イレブンへ順次転換された。セブン-イレブン・ジャパンは鉄道事業者との提携を進めており、JR西日本およびJR四国京浜急行電鉄京王電鉄多摩都市モノレールなどと提携している。

都市型スーパーマーケット事業「Odakyu OX」 編集

2020年7月現在28店舗。小田急ポイントサービスの加盟店。

「OX(オーエックス)」の由来は、Odakyu(小田急)から「O」、Exchange(交換・取引所)から「X」をそれぞれ一字取ったものであり、「小田急の、商品を交換・取引する場所。」という意味である。米軍基地にある物品交換所のことを「PX(ピーエックス)」と言っていたため、それをもじったとも言われる。

なお、小田急電鉄社史によると、「Odakyu OX」の広告の作成を外部に委託した際に「Odakyu ×(おだきゅう まるばつ)」と呼び合っていたことがあった。[要出典]

駅売店・コンビニエンス事業 編集

  • Odakyu OX MART(駅ナカコンビニ)
    • かつては「Odakyu MART」の屋号で営業し、2018年11月時点で10店舗が存在した。また、2016年4月にはコンビニ型新業態「Odakyu OX MART」を出店したが[14]、2018年からセブンイレブンへ順次転換を開始。
    • セブンイレブンへの転換開始以降、Odakyu OX MARTは新百合ヶ丘店のみ現存していたが、2023年4月よりチェーン展開を再開し、同月には祖師谷店[15]が、翌5月には町田店[16]がオープンし、2023年5月時点で3店舗を出店する。
  • セブンイレブン(コンビニ、駅売店)
    • 主に「Odakyu MART」「Odakyu SHOP」「Odakyu AZUR」から転換されたものだが、一部では新規出店した店舗も存在し、出店範囲は駅舎外にも拡大している。小田原駅では土産物店「小田原駅名産店」を併設する。
    • 小田急商事運営店舗は原則として「セブンイレブン 小田急○○店」と店舗名に小田急が付けられる。
    • 2022年4月時点で、59店舗を出店する。

専門店事業 編集

過去に存在した店舗 編集

 
かつての経堂本店

下記の店舗以外にも、過去にはミニプラオンデーズ宝くじ売り場などのフランチャイズ運営も手掛けていた[18]

Odakyu OX(スーパーマーケット) 編集

東京都 編集

神奈川県 編集

Odakyu MART・Odakyu OX(コンビニエンスストア) 編集

以下はセブン&アイHDとの業務提携前に閉店した店舗。

Odakyu OX SHOP(駅売店) 編集

  • 当初は「OX SHOP」の屋号で展開していたが、Odakyu OXが現行の看板デザインを採用したのに合わせ、多くの店舗で順次「Odakyu SHOP」へ屋号を変更した。その後は「Odakyu SHOP」や「OX SHOP」、「Odakyu AZUR」、「Odakyu OX SHOP+くすり[31]」といった様々な屋号が混在し、2018年5月時点で88店舗を展開していた。
  • 2018年からセブンイレブンへ順次転換を開始。同時に不採算店舗の閉鎖も進められ、売店が全廃となった駅も存在する。

Odakyu BOOKMATES(書店) 編集

2019年3月に最後の店舗であった相模大野店が閉店。

  • 東北沢店(東京都世田谷区)
  • 祖師ケ谷大蔵店(東京都世田谷区)
  • 生田店(神奈川県川崎市多摩区)
  • 新百合ヶ丘北口店(神奈川県川崎市麻生区)
  • 玉川学園店(東京都町田市)
  • 相模大野店(神奈川県相模原市南区
  • 東林間店(神奈川県相模原市南区)
  • 南林間店(神奈川県大和市)
  • 大和店(神奈川県大和市)

The New's TSUTAYA 編集

カルチュア・コンビニエンス・クラブフランチャイズ契約を結び「The New's TSUTAYA」を展開していた。2018年5月に最後の店舗であった経堂店が閉店。

関連会社 編集

過去の関連会社 編集

  • 株式会社小田急ライフアソシエ - 2000年に小田急商事として保育・介護事業を開始[1]、2006年に会社分割により設立[1]。2016年7月1日付でニチイ学館が小田急商事から全株式を取得し、子会社として「株式会社ニチイふらわあ」へ社名変更[32]

関連項目 編集

脚注 編集

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 会社概要 小田急商事、2022年4月7日閲覧。
  2. ^ a b c 小田急商事株式会社の情報 法人番号公表サイト、国税庁、2022年4月7日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap aq ar as at au av aw ax ay az ba bb bc bd be bf bg bh bi bj bk bl bm bn bo 『流通会社年鑑 2003年版』日本経済新聞社、2002年12月20日、170-172頁。 
  4. ^ a b c 小田急商事株式会社 第69期決算公告
  5. ^ a b 小田急商事株式会社 第70期決算公告
  6. ^ a b c d e 『小田急五十年史』小田急電鉄、1980年。 
  7. ^ 駅ご利用者のニーズに合わせた、コンビニ型新店舗の展開を開始 Odakyu OX MART 1号店を出店 小田急電鉄
  8. ^ “当社及び当社の子会社である小田急商事株式会社と株式会社セブン&アイ・ホールディングスとの業務提携契約書の締結に関するお知らせ”. 小田急電鉄株式会社. (2018年7月5日). https://www.odakyu.jp/ir/news/o5oaa1000001axb6-att/0705.pdf 2018年7月20日閲覧。 
  9. ^ 小田急グループとセブン‐イレブン・ジャパンとの提携1号店 10月1日(月)、新宿駅西口地下にオープン 小田急商事、2018年8月8日
  10. ^ 8月18日(水)、スーパーマーケット Odakyu OX 全店にて『セブンプレミアム』 『セブンプレミアム ゴールド』 『セブンプレミアム フレッシュ』『セブンプレミアム ライフスタイル』 『セブンカフェ』 の販売を開始 小田急商事
  11. ^ “セブン&アイ、小田急と業務提携で最終合意”. 日本経済新聞. (2018年7月5日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO32653950V00C18A7HE6A00/ 2018年7月20日閲覧。 
  12. ^ セブンイレブン/2年間で小田急電鉄の駅売店100店をセブンに転換 流通ニュース、株式会社流通ニュース、2018年3月9日
  13. ^ 小田急がセブン・イレブンと提携。駅売店がまた大手コンビニ化 タビリス、旅行総合研究所、2018年3月11日
  14. ^ Odakyu O X MART 1号店を出店”. 小田急電鉄 (2016年3月25日). 2023年5月22日閲覧。
  15. ^ 2023年4月12日(水)Odakyu OX MART祖師谷店オープン”. 小田急商事 (2023年3月31日). 2023年5月22日閲覧。
  16. ^ 2023年5月17日(水)Odakyu OX MART町田店オープン”. 小田急商事 (2023年5月8日). 2023年5月22日閲覧。
  17. ^ ドトールコーヒーショップの営業再開について”. 小田急商事 (2020年5月25日). 2023年5月22日閲覧。
  18. ^ 店舗問合せ一覧”. 小田急商事 (2014年12月4日). 2014年12月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月14日閲覧。(Internet Archive Wayback Machine)
  19. ^ a b c “1ケタ成長,地方スーパー健闘-「小売業調査」より”. 生協運営資料 1982年8月号 (日本生活協同組合連合会) (1982年8月).pp108-109
  20. ^ a b c d 『日本スーパーマーケット名鑑 1970年版』 商業界、1970年。pp197
  21. ^ a b c 『日本スーパーマーケット名鑑 1970年版』 商業界、1970年。pp198
  22. ^ 池尻大橋の「Odakyu OX」が閉店 跡に「オーケー」5月開店へ三軒茶屋経済新聞
  23. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r 『流通会社年鑑 1998年版』日本経済新聞社、1998年12月2日、153-154頁。 
  24. ^ 小田急百貨店25年のあゆみ, 小田急百貨店, (1988) 
  25. ^ a b c 『日本スーパーマーケット名鑑 1970年版』 商業界、1970年。pp243
  26. ^ 事業概要”. 厚木駅南地区市街地再開発組合. 2023年5月22日閲覧。
  27. ^ これまでの歩み”. 厚木駅南地区市街地再開発組合. 2023年5月22日閲覧。
  28. ^ a b c d 流通会社年鑑 1990年版, 日本経済新聞社, (1989-11-24), pp. 133-135 
  29. ^ 「Odakyu OX 秦野店」新規出店のお知らせ Odakyu OX
  30. ^ a b c “SC情報”. ショッピングセンター 1975年5月号 (日本ショッピングセンター協会) (1975年5月1日).pp9
  31. ^ 「Odakyu O X SHOP+くすり」新規出店のお知らせ”. 小田急商事 (2017年11月14日). 2023年5月22日閲覧。
  32. ^ 株式会社小田急ライフアソシエの子会社化に関するお知らせ ニチイ学館、2016年7月1日、2022年4月7日閲覧。

外部リンク 編集