小笠原村ケーブルテレビ

小笠原村ケーブルテレビ(おがさわらむらケーブルテレビ)は、東京都小笠原村にある村営のケーブルテレビ局である。

概要編集

村独自のチャンネルを含むテレビ放送の送信、およびインターネット接続事業を行っている。

小笠原村は地理的制約により地上デジタルテレビ放送の中継局が設置されていないため、同放送を視聴するにはこのケーブルテレビに必ず加入する必要がある[1]。放送は八丈中継局の電波を八丈島内で受信し、海底ケーブルによって小笠原に送信しているもので、いわゆる「デジ・アナ変換」のサービスも実施している[2]

沿革

小笠原村では、従前から村も関与した組合によるケーブルテレビが存在したものの、2011年(平成23年)7月24日の地上波テレビ完全デジタル化に際し、村内のテレビ放送受信をどうするかが大きな問題となった。またそれまで通信衛星に依っていたインターネット回線網[3]の高速化も課題であった。

そこで既に本土との海底ケーブルが敷設されていた八丈島との間に、テレビ放送の送信およびインターネット接続を兼ね備えた海底ケーブルを新設し、村内の既存の有線光ファイバー網と接続することとなった。海底ケーブルは2010年(平成22年)に敷設され、小笠原村ケーブルテレビは同年1月31日に総務省から設置が許可され、2011年5月に試験放送を開始、7月1日から正式運用となった。同時にインターネット接続は光ファイバーに切り替えられ[4]、旧来のケーブルテレビ組合は解散された。

所在地編集

  • 東京都小笠原村父島字西町

サービスエリア編集

東京都小笠原村のうち父島及び母島

主な放送チャンネル編集

地上波テレビ局編集

デジタル 物理チャンネル 放送局
D011 40ch NHK東京総合
D021 38ch NHKEテレ東京
D041 30ch 日本テレビ
D051 37ch テレビ朝日
D061 32ch TBSテレビ
D071 39ch テレビ東京
D081 34ch フジテレビ
D091 41ch TOKYO MX
D111 43ch 小笠原村自主放送チャンネル
  • 小笠原村自主放送チャンネル以外は、八丈中継局の電波が同一周波数パススルー方式で配信されるため、送信される物理チャンネルも八丈中継局と同じチャンネルで、自主放送チャンネルを含めて国内他地域同様の市販の地上デジタル放送対応チューナーなどで受信できる。
  • 八丈中継局で送信していないテレビ放送の区域外再放送には対応していない。またラジオ局の再送信も行っていない。

衛星波テレビ局編集

代表ch番号 局名
BS101 NHK BS1
BS103 NHK BSプレミアム
BS141 BS日テレ
BS151 BS朝日
BS161 BS-TBS
BS171 BSテレビ東京
BS181 BSフジ
BS211 BS11デジタル
BS222 TwellV
  • NHK以外の有料衛星放送は送信対象外で、村内での視聴にはBS・110度CSパラボラアンテナの設置および事業者との契約が別途必要となる[5]
  • 無料放送[注釈 1]の中でも放送大学学園は送信対象外で、村内での視聴にはアンテナの設置がある。

料金編集

テレビは2011年7月、ネットは同年8月以降。

テレビ[5]
一律1,500円(世帯・事業所単位)
元CATV組合員には割引の経過措置有り。
インターネット[4]
  • 事業所 9,000円
  • 一般 4,000円

関連項目編集

脚注編集

[脚注の使い方]
注釈
  1. ^ Dlifeは代表ch番号が放送開始から設定されることなく、2020年3月31日に放送を終了した。
出典
  1. ^ http://www.vill.ogasawara.tokyo.jp/soumu/info/post-9.html
  2. ^ 総務省発表
  3. ^ 小笠原村でネット衛星「きずな」利用のブロードバンド実証実験 -INTERNET Watch Watch(2020年5月4日閲覧)において、2009年11月現在では小笠原村のインターネット回線が商用衛星経由・島内は光ファイバーという形式をとっていると記載されている。
  4. ^ a b 村役場発行「小笠原村民便り」第586号より
  5. ^ a b 村役場発行「小笠原村民便り」第581号より

外部リンク編集