小西良幸

日本のファッションデザイナー

小西 良幸(こにし よしゆき、本名:小西正紀 (こにし まさのり)[1]1950年10月9日 - )は、 日本男性ファッションデザイナー。芸名はドン小西。
三重県津市出身。サムデイ所属。 独身。離婚歴あり。

こにし よしゆき
小西 良幸
生誕 (1950-10-09) 1950年10月9日(72歳)
日本の旗 日本三重県津市
別名ドン小西 a.k.a DON Konishi
出身校文化服装学院卒業
職業ファッションデザイナー


略歴・人物編集

父方の親族は医者が多く、母は呉服屋を営む。

三重大学教育学部附属小学校三重大学教育学部附属中学校[2]佼成学園高校卒業後、芝浦工業大学を目指したが落ち、明星大学理工学部中退。在学時にはロンドンに短期留学する。文化服装学院卒業後、アパレルメーカー「GRASS」(本社は広尾、店舗は原宿)に就職。同僚に舘ひろしや永田友純もいた[3][4][5]

1981年に独立し、小西良幸デザインオフィスを設立。自身のファッションブランド「FICCE(FICCE UOMO、FICCE RAZZA)」を立ち上げる(FICCEという言葉には意味はない)[6]。当初は苦戦していたが、業者から無料で仕入れた端切れを使うなどして、アバンギャルドなファッションスタイルを提案しヒットを出す。80年代後半から90年代前半にはDCブランドブームにも乗じ、ビートたけしが「FICCE」を着用。ほかにも谷村新司エルトン・ジョンらが愛用したことで、ブランドが知られるようになり、税関(当時の大蔵省)、東武鉄道の制服などもデザインした[7]。しかし、バブル崩壊に加え、シンプルな服装を好むファストファッションが台頭するようになり、売り上げが低迷。スタッフにも見放され、ショップはすべて閉店に追い込まれ、負債15億円を抱えるまでに至る[7]。ブランドを売却するなどして負債を圧縮するも債務は残り、テレビ出演を開始。フジテレビとくダネ!」でのファッションチェックコーナーに「ドン小西」の芸名で出演、人気を博す。「とくダネ!」のディレクターが命名した[8] この芸名を、以後使用するようになる。

のちに自身のブランドを再設立(「YOSHIYUKI KONISHI」「d.k.f - Produced by Don Konishi」)。一時期Gacktをブランドのイメージキャラクターに起用していた。「FICCE」は山本寛斎が保有しているが、2016年には小西が参加し、自身の創り出したブランドに復帰を果たしている。

テレビ出演開始で本人の知名度が上がったことをきっかけに、名古屋学芸大学メディア造形学部ファッション造形学科特別講師を務めたり、2007年には出身地三重県の観光大使である「みえの国観光大使」に就任している。

2012年11月、テレビ東京系「主治医が見つかる診療所」に出演。心臓ドッグを受診する企画に参加した際、心臓弁膜症であることが判明した。同年12月22日に手術を行ったことが2013年2月13日、明らかになった[9]。術後の経過は良好であるという。

低迷後に離婚した妻との間に娘がいる。プロ野球読売ジャイアンツファン。

出演編集

テレビ番組編集

ラジオ番組編集

映画編集

CM編集

書籍編集

新聞編集

雑誌編集

週刊誌編集

  • ドン小西のイケテルファッションチェック(週刊朝日

著書編集

  • 逆境が男の「器」を磨く(2010年、講談社)
  • 部長!ワイシャツからランニングがすけてます 男の器は服でつくる(2009年、朝日新聞出版)
  • ドン小西のなんでもチェック!(2002年、アップオン)

脚注編集

  1. ^ 『デザイナー人名事典』(日外アソシエーツ) より
  2. ^ 佼成学園同窓会web(活躍する同窓生たち)
  3. ^ ドン小西さん<1> 新人時代はどんくさいと思われ損ばかり 日刊ゲンダイDIGITAL
  4. ^ あの伝説のブランドGRASSのメンバーと40年ぶりに再会の巻 小西良幸オフィシャルブログ「ドン小西の水玉モード」
  5. ^ 第136回 永田 友純 氏 (株)ホットスタッフ・プロモーション 代表執行役員 会長兼社長 Musicman-NET
  6. ^ Roland Barthes (1967). Système de la mode. ditions du Seuil, ロラン・バルト 著、佐藤信夫 訳 『モードの体系』みすず書房、1972年。ISBN 4-622-01963-9 
  7. ^ a b しくじり先生」(テレビ朝日、2017年1月23日放送)
  8. ^ ドン小西のファッション激辛丼 http://fanet.jp/regular/don_konishi/49.html
  9. ^ ドン小西氏心臓手術 番組企画で異常判明”. nikkansports.com (2013年2月14日). 2015年7月1日閲覧。
  10. ^ “『とくダネ!』ラスト2週間で毎日特別企画 名物コーナー復活&歴代出演者登場”. マイナビニュース (マイナビ). (2021年3月14日). https://news.mynavi.jp/article/20210314-1803421/ 2021年3月19日閲覧。 

関連項目編集

外部リンク編集