小貫芳信
小貫 芳信(おぬき よしのぶ、1948年8月26日 - 2018年1月21日)は、日本の検察官。最高裁判所裁判官(2012年4月11日 - 2018年1月16日)、検察官、亜細亜大学法学部教授、東京高等検察庁検事長などを歴任。
略歴
編集福島県出身。1973年、中央大学大学院修了。司法研修所を経て東京地方検察庁に検事として任官。法務総合研究所長等を歴任し、2010年5月より名古屋高等検察庁検事長、同年12月より東京高等検察庁検事長[1]。2011年8月に依願退官[2]、同年9月に亜細亜大学法学部教授に就任[3]。
2012年3月16日の閣議において、同年4月7日に定年退官する古田佑紀の後任として、最高裁判所裁判官に任官することが決定した[4]。同年4月11日に発令[3]。同年12月16日の最高裁判所裁判官国民審査において、罷免を可とする票4,499,849票、罷免を可とする率7.79%で信任。同時に審査された10判事のうち罷免を可とする票の数が最少であった[5]。
2018年1月16日、健康上の理由により定年(同年8月25日)を待たずに最高裁判所裁判官を同日付で依願退官し[6]、同月21日に左耳下腺導管がんのため死去した。69歳没[7]。叙正三位、旭日大綬章受章[8]。
脚注
編集出典
編集- ^ “東京高検検事長に小貫氏を起用”. 日本経済新聞. (2010年12月24日) 2012年3月16日閲覧。
- ^ 2011年8月3日付朝日新聞社会面(2012年3月16日、記事データベースにて閲覧)
- ^ a b “最高裁判事に小貫芳信氏”. NHK. (2012年3月16日) 2012年3月16日閲覧。
- ^ 官房長官記者発表(平成24年3月16日午前)(首相官邸、2012年3月16日閲覧)
- ^ 平成24年12月16日執行 衆議院議員総選挙・最高裁判所裁判官国民審査 速報結果総務省
- ^ “最高裁判事の小貫芳信氏が依願退官 健康上の理由で”. 産経ニュース. 産業経済新聞社. (2018年1月16日) 2018年1月16日閲覧。
- ^ “小貫元最高裁判事死去”. 時事通信. (2018年1月24日) 2018年1月24日閲覧。
- ^ 『官報』第7209号、平成30年2月23日
外部リンク
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