少女向けアニメ(しょうじょむけアニメ)は、少女が見ることを想定して製作されたアニメの総称。

概要編集

少女漫画原作の作品が多く、次項で挙げる「幼児 - 小中学生向け作品」は、小学生以下を対象としたいわゆる「女児向けアニメ」の一部、「10代以上向け作品」は狭義の「女性向けアニメ(女子アニメ)」の一部とされている作品が多い。 少女漫画を原作としてアニメ化された作品については、少女漫画関連アニメ作品の年代別一覧も参照のこと。

※作品名が太字のものは漫画か小説を原作とするか原案を引用してアニメ化を含む何らかの映像化が行われた作品を指し、細字のものは漫画や小説を由来としない「アニメオリジナル作品」を指す。

幼児 - 小中学生向け作品編集

本ジャンルの発祥は『りぼん』及び『なかよし』の小中学生向け少女漫画雑誌に連載された少女漫画を原作とした『魔法使いサリー』(第1作・1966年)・『リボンの騎士』(1967年)・『ひみつのアッコちゃん』(第1作・1968年)の3作である。東映東映動画製作の『魔法使いサリー』及び『ひみつのアッコちゃん』は東映魔女っ子アニメシリーズの端緒となる作品であった。

1970年代になると低年齢層と高年齢層向けに作品の傾向が分かれ始めるようになり、低年齢層向けにおいては東映魔女っ子アニメシリーズの続編となる『魔法のマコちゃん』で原作が存在しない「アニメオリジナル作品」が登場し台頭していったが、後半時期には男児層の「変身ブーム」の衰退を端緒にキャラクター物の人気に陰りが見えていた。そんな中で1976年に現在に通ずる「少女漫画原作アニメ」の原点となった『キャンディ・キャンディ』が誕生、女児向け玩具のビジネスモデルを築き上げ、以後の本ジャンルの商品展開に大きな影響を与えた[1]

1981年に『おはよう!スパンク』(1981年)がアニメ化され、『キャンディ・キャンディ』に続き原作物で商品展開を成功させヒットした。また、折からのアニメブームの勢いで『魔法のプリンセス ミンキーモモ』(1982年)、『魔法の天使クリィミーマミ』(1983年)、『とんがり帽子のメモル』(1984年)などの「アニメオリジナル作品」が再び台頭し、立て続けにヒットした。

1980年代後半になると、『とんがり帽子のメモル』は時間帯移動の憂き目にあい、同枠の数年後の『新メイプルタウン物語 パームタウン編』は放映途中から少年向けアニメの『ビックリマン』と抱き合わせたコンプレックス枠になって『ビックリマン』に主力を譲り[注釈 1]、また、ぴえろ魔法少女シリーズは『魔法の天使クリィミーマミ』の成功によってシリーズ化されたものの、最終作の『魔法のアイドルパステルユーミ』では放映期間の打ち切りが生じ、1980年代前半からのアニメブームはこの時期より衰退して[2] 冬の時代に入った[注釈 2]。1980年代末期にはアニメブームと正反対の流れとして赤塚不二夫藤子不二雄原作アニメなど1960年代にヒットした作品のリメイクが多くなり、女児向けでも『ひみつのアッコちゃん』(第2作・1988年 - 1989年[注釈 3]魔法使いサリー』(第2作・1989 - 1991年)が復活するが、どちらも原作および1960年代に放映されたアニメ版第1作から大幅にリニューアルされ、「アニメオリジナル作品」と同然であった。

1990年代に入るとアニメブームが再燃し、本ジャンルでも『ちびまる子ちゃん[3]1990年 - 1992年、1995年 - )、『きんぎょ注意報![4]1991年 - 1992年)、『美少女戦士セーラームーン』シリーズ(1992年 - 1997年・以下『セーラームーン』)の大ヒットで10年ぶりに「少女漫画原作アニメ」が息を吹き返した。特に『ちびまる子ちゃん』は国民的アニメとなり、東映が得意とする「魔法少女」、「変身ヒロイン」、「戦隊」の3要素をミックスさせた『セーラームーン』は国内外を問わず幅広い年齢層に支持され、玩具も爆発的にヒットした[5]。そして、この3作品の成功を元に1993年頃から『姫ちゃんのリボン』(1992 - 1993年)、『赤ずきんチャチャ』(1994 - 1995年)、『ママレード・ボーイ』(1994 - 1995年)などを筆頭に多様な作品が続々とアニメ化され、本数が激増した[6]。このうち『ママレード・ボーイ』は高校生以上の女性にも人気が高く、今までアニメ化が行われることが少なかった後述の10代以上向けの作品のアニメ化を促すきっかけを作った。

1990年代中盤になると少女向けアニメの様相が一変した一方で、小中学生を対象とした作品の総数が増えたことにより競争が激化し、1994年頃から商業的に不振に陥った作品も多くなった。特にバトルヒロイン系は元祖格の『セーラームーン』が大ヒットとなった影響で、『愛と勇気のピッグガール とんでぶーりん』(1994年 - 1995年)、『魔法騎士レイアース』(1994 - 1995年)、『愛天使伝説ウェディングピーチ』(1995 - 1996年)、『ナースエンジェルりりかSOS』(1995 - 1996年)、『怪盗セイントテール』(1995 - 1996年)といった類似した作品がほぼ同時期にアニメ化され、更には『赤ずきんチャチャ』もバトルヒロイン物に一部手直しされ乱立状態に至った[7]。1996年秋頃には『セーラームーン』の最終シリーズに当たる『美少女戦士セーラームーン セーラースターズ』(1996年 - 1997年)の人気が低下していたこともあり、流れは収束するが、新たに玩具商品がヒットした作品がバトルヒロイン物ではなく、ラブコメディ物の『こどものおもちゃ』(1996 - 1998年)ぐらいしかないという状況となった。またこの時期には、『あずきちゃん』(1995年 - 1998年)、『水色時代』(1996年 - 1997年)のように小中学生以下向けの作品であるのに関わらず、玩具商品の展開はほとんど行わなかった作品も登場した(詳細は下記参照)。また、『ちびまる子ちゃん』もこの時期にはファミリー向けとして定着し、玩具商品がほとんど発売されなくなっていった。

1997年には『セーラームーン』の満5年間続いた放映が終了し、後継はアニメオリジナルの『キューティーハニーF[注釈 4](1997 - 1998年)及び、児童小説が原作で未就学児童・小学校低・中学年を主な対象とした『夢のクレヨン王国』(1997 - 1999年)となった。1998年には『こどものおもちゃ』も終了し、後番組は男性向けアニメの『カウボーイビバップ』となり、『姫ちゃんのリボン』から5年半続いた『りぼん』アニメの流れが終息した。『セーラームーン』の後継としてヒットが期待されていた『キューティーハニーF』や『神風怪盗ジャンヌ』(1999 - 2000年)は視聴率や商業面で不振に終わり、『カードキャプターさくら』(パイロット版:1997年、放送:1998年 - 2000年)は原作やアニメが小中学生はもちろんアニメファンにも大ヒットし2度も映画化されものの、一方で未就学女児など低年齢層への訴求はいまひとつで、玩具はヒットに至らず[注釈 5][8]、1990年代前半から中盤にかけて盛況であったバトルヒロイン系アニメは完全に鳴りを潜めた。その代わりに『夢のクレヨン王国』の後継で玩具メーカーや広告代理店ら主導で企画し、原作がない「アニメオリジナル作品」かつバトルヒロイン要素がない「魔法少女」アニメの『おジャ魔女どれみ』シリーズ(1999 - 2004年)[9]幼年漫画が原作の『とっとこハム太郎』(2000年 - 2008年・2011年 - 2013年)[10]、もともと男児向けアニメながら『ちゃお』で掲載されたタイアップ漫画の人気の影響もあって1997年のアニメ化から数年後には人気を女児層まで拡大していたアニメ版『ポケットモンスター』(1997年・1998年 - )、そして小学校中・高学年の女児にも人気が拡大し始めていた一部の10代以上向けの作品など[注釈 6]に人気が押されており、『セーラームーン』や『ママレード・ボーイ』などが市場を牽引していた1990年代前半と打って変わって『なかよし』・『りぼん』原作アニメの話題性や影響力が小さくなっていき、1995年度から微減傾向にあった2誌の部数の著しい減少が始まった。

2002年には公立の小中学校が完全週休2日制になったことを睨み、テレビ東京系において『満月をさがして』(2002 - 2003年)、『東京ミュウミュウ』(2002 - 2003年)、『わがまま☆フェアリー ミルモでポン!』シリーズ(2002 - 2005年・以下『ミルモでポン!』)と、広告代理店・出版社・スポンサー企業において競合関係となる3作を土曜朝に並べて放映するという試みが行われ[11]、最も後座の『ミルモでポン!』が高視聴率となって放送期間が延長され、2003年秋から2005年秋のシリーズ終了まではゴールデンタイムに昇格して放映された[注釈 7]。この結果、この時期の『なかよし』・『りぼん』の部数低下が止まらない中で『ちゃお』の部数は『ミルモでポン!』効果で伸び、2002年に両誌を抜いて少女漫画誌で首位となった。

2004年には「アニメオリジナル作品」の『ふたりはプリキュア・ふたりはプリキュア Max Heart』(2004年 - 2006年)が視聴率面・商業面とも大ヒットし[12]、1996年頃から低迷していたバトルヒロイン系アニメが復権する。さらに第4・5シリーズ(プリキュアとしては3代目)の『Yes!プリキュア5・Yes!プリキュア5GoGo!』(2007年 - 2009年)及び第7シリーズ(同5代目)の『ハートキャッチプリキュア!』(2010年 - 2011年)の大成功[13]によって『プリキュアシリーズ』(2004年 - )へと昇華し、「女児向けアニメ」全体を見ても2022年現在も続く史上最長のシリーズ作品となり、「アニメオリジナル作品」が少女漫画原作アニメに代わって「女児向けアニメ」の主役に取って代わられるきっかけとなった。 一方で『ちゃお』原作の『きらりん☆レボリューション』シリーズ(2006 - 2009年)も当時モーニング娘。に所属していた久住小春とタイアップした音楽CDやカードゲームなどが大ヒットし一大ブームとなり、従来のヒット作よりも若干低年齢層となる小学校低学年を中心に売れた。また、『しゅごキャラ!』シリーズ(2007 - 2010年)は初期に展開されていた玩具商品こそ不振で1年目限りで姿を消したものの、Buono!を起用した主題歌CDの売上が堅調で長期にわたってアニメ化された。また、これらの作品に交じる形で2000年から2003年にかけて『セーラームーン』シリーズ、2004年と2006年に『カードキャプターさくら』が共に全国ネットで再放映され、玩具商品が再発売された。2000年代の幼児・小中学生向け作品群の特徴として、『セーラームーン』を除き1-2年ごとに新作に入れ替えていた1990年代までと打って変わって、アニメ化する本数を絞る代わりに同一の作品を2年以上引き伸ばして継続する商業展開が多く見られ、人気が低迷するまで原作をアニメにあわせて展開する状況になっていた。また、これらの作品の多くは幼児から小学校中学年までの低年齢層が主な対象年齢となり、後述の10代以上向けの作品とは方向性および年齡層が完全に分かれ、小学校高学年以上の視聴者が減少した。その波を受けて『ちびまる子ちゃん』を除き、『おジャ魔女どれみシリーズ』や『プリキュアシリーズ』などの「アニメオリジナル作品」と同様に「女児向けアニメ」として括られることが多くなった。

2010年代は『しゅごキャラ!』シリーズ及び、2009年4月に登場した『極上!!めちゃモテ委員長』(2009年 - 2011年)[注釈 8]や同年10月に登場した『夢色パティシエール』シリーズ(2009年 - 2010年)[注釈 9]など当時の『なかよし』『りぼん』『ちゃお』を代表するアニメが、商業面で『プリキュアシリーズ』や『サンリオキャラクターテレビシリーズ』[注釈 10]などの「アニメオリジナル作品」との競争に敗退したことがより鮮明となり、2011年以降はそれらに加えて『プリティーシリーズ』(2011年 - 2022年)や『アイカツ!シリーズ』(2012年 - 2020年・2021年)もヒットして「女児向けアニメ」は「アニメオリジナル作品」が完全に主流となった。その結果、2000年代以前と比べて少女漫画を原作とした作品がアニメ化される機会が大幅に少なくなり[注釈 11]、2011年3月の『極上!!めちゃモテ委員長』の終了から『12歳。〜ちっちゃなムネのトキメキ〜』(2016年)開始の同年4月までの約5年間と、2018年10月の『若おかみは小学生!』(2018年)[注釈 12]の終了から2021年7月現在に至るまでは小中学生向け少女漫画を原作としたアニメのうち、地上波にて全日帯の単独枠で本放送された作品が1990年代から続く『ちびまる子ちゃん』のみとなり、単独枠での新作アニメが放映されない状況に陥っている[注釈 13]。その煽りを受けた『なかよし』・『りぼん』・『ちゃお』の各誌も、本誌やコミックスの売上部数や発行部数が激減している[注釈 14][注釈 15]

2020年に入り、新型コロナウイルス(COVID-19)の蔓延による消費落ち込みの影響や他ジャンルのアニメコンテンツとの競合の激化[注釈 16]もあって、「少女漫画原作アニメ」に数年遅れる形で「アニメオリジナル作品」も冬の時代を迎えている。2021年6月には『アイカツ!シリーズ』の最新シリーズである『アイカツプラネット!』が放送開始後わずか半年で放送終了(ただしこれは実写撮影の関係上、最初から半年間の放映と決まっていた)、2022年は『サンリオキャラクターテレビシリーズ』の最新シリーズである『ミュークルドリーミー みっくす!』が3月に、『プリティーシリーズ』の最新シリーズである『ワッチャプリマジ!』も10月に相次いで放送終了[注釈 17]し、同年秋から「女児向けアニメ」の主力作品は『プリキュアシリーズ』のみ、ショートアニメを合わせても同年10月から放送開始したテレビ東京系日曜9時30分枠(後半15分)の『ぷにるんず』の2作品のみとなっている。

10代以上向け作品編集

1970年の『おくさまは18歳』などスポ根衰退の影響で小学校高学年~高校生に相当する10代少女向けのドラマが製作される中、アニメにおいても1971年に『さすらいの太陽』、翌1972年には『モンシェリCoCo』が製作され、特に前者は日本初の芸能界を舞台にしたアニメとされ、後に頻出する歌手が主人公を演じるタイアップの嚆矢となっている。その後、1979年の『ベルサイユのばら』、『はいからさんが通る』(1978年)、『パタリロ!』(1982年)などの様に後世に名作と伝えられる作品をいくらか輩出している。ただ、これらの作品は玩具などの商業展開が確立されているとは言えず、辛うじて人形が販売されたり、音楽商品の商業展開に留まっていた[注釈 18]。アニメブームの追い風の中、1983年には小学生以上の視聴層をメインターゲットとした作品としては初の映画化となる『パタリロ!』の劇場版が東映系で上映された。『ベルサイユのばら』も1987年に製作された総集編を元に音声を再録し、1990年に劇場公開されている。1985年頃までこの路線の作品のアニメ化が続いたが、それ以降の10年間はまばらな状態となる。

だが、1990年代後半から小学校中学年以下を対象に含めた作品群が不振となる一方で、本ジャンルの本数が再び多くなり始める。1992年の『セーラームーン』及び1994年の『ママレード・ボーイ』の大ヒットに触発され、テレビ東京系において『ふしぎ遊戯』(1995年 - 1996年)がアニメ化されてヒット、続編がOVA化されるなどの長期シリーズとなった[14]。翌年以降も『赤ちゃんと僕』(1996年 - 1997年)、『花より男子』(1996年 - 1997年)、『CLAMP学園探偵団』(1997年)など小学中、高学年以上の年齢層を中心とした作品や、『少女革命ウテナ』(1997年)[注釈 19]など女性に加え青年男性もメインターゲットにした作品が続々登場し、10代をターゲットにしたアニメが復権、少女漫画原作アニメの年齢層が一気に高まった。

1998年春には『LEGEND OF BASARA』が独立局ながらも少女漫画原作アニメでは初めて深夜帯に放映された。同年秋の『彼氏彼女の事情』(1998 - 1999年)でもテレビ東京や同系列の5局では全日帯で放送されつつも系列外の多くの地方局では深夜に放映され、翌1999年の『KAIKANフレーズ』(1999 - 2000年)の後半に制作された分はキー局のテレビ東京系6局でも深夜に放映された[注釈 20]。しかし、2000年から2004年頃までは中高生以上向け漫画を原作にした作品でも『フルーツバスケット』(初代:2001年)や『学園アリス』(2004 - 2005年)など低年齢層を狙って全日帯に放映されるケースが多く、さらに『しあわせソウのオコジョさん』(2001 - 2002年)のように小学生以下の女児やファミリーでの需要を意識し内容面や絵柄など低年齢層向けに支持されやすいよう演出・改変された作品もあった。その中で2004年に『マリア様がみてる』シリーズ(2004年・2006 - 2007年・2009年)[注釈 21] が久々に深夜帯に放映された。

2005年より、フジテレビにおいて主にF1層を意識した展開を図るアニメ枠「ノイタミナ」(2005年 - 放送中)が新設されると、ターゲットも今まで中学生前後の少女が主体だったのが、従来はアニメを見る機会が少ないとされていた高校生・大学生・成人の女性が中心となり、内容も深夜帯ということで描写の制限が緩くなるためか、原作に忠実な作品が多くなり始める。また、2006年には日本テレビの『animo』枠及び、AT-Xの「アニメ女子部」といった「ノイタミナ」と同様の層を意識したアニメ放映枠が設けられた(ただし、「animo」は『NANA』(2006年)一作限りで消滅した)。こういった情勢から『ハチミツとクローバー』シリーズ(2005・2006年)、『NANA』、『ラブ★コン』(2007年)、『のだめカンタービレ』シリーズ(2007・2008・2010年)、『夏目友人帳』シリーズ(2008・2009・2011・2012年)、『君に届け』(2009 - 2010年)、『ちはやふる』(2011年 - 2012年)といったヒット作が次々と生まれ、特に『のだめカンタービレ』に至ってはファン層を小学校低中学年の女子にまで広めた商品展開が行われ[注釈 22]、『夏目友人帳』シリーズも元々深夜アニメながら再放送では全日帯に移るほどの人気となった。

2010年代前半は前述の幼児・小中学生向け作品が減少しても、これらの主に10代以上の女性をターゲットとした作品群は比較的好調であり、2013年度を除いて新作アニメがリリースされており、2015年は『俺物語!!』が深夜帯としては高い視聴率(3.4%)を記録していた[15]。しかし2010年代の後半にあたる2016年以降は10代以上向けの作品群でも少女漫画原作アニメに関しては新規にアニメ化される作品数が減少する傾向にある。

一方で2010年代から、『美少女戦士セーラームーンCrystal』(2代目[注釈 23]:2014・2015・2016・2021年)や、『フルーツバスケット』(2代目:2019・2020・2021年)がいずれも初代アニメよりも原作者の意向に沿い、かつての初代アニメの視聴者や原作の読者であった主に1980年代から1990年代生まれ[注釈 24]の層に向けたリメイクという形態で再アニメ化されている。また『おジャ魔女どれみ』の20周年を記念したスピンオフの『魔女見習いをさがして』がかつてのアニメの視聴者であった1990年代生まれの層[注釈 25]に向けて2020年に映画化されている。

小中学生向け少女漫画雑誌『なかよし』や『りぼん』で掲載された一部作品でも10代以上もターゲットと見据えて深夜帯やインターネット上でアニメ化され放送されたものもある。『なかよし』掲載の作品にはそれが多く、原作をアニメ化した作品では『さばげぶっ!』(2014年)・『美少女戦士セーラームーンCrystal』・『カードキャプターさくら クリアカード編[注釈 26]、アニメを漫画化した作品では『地獄少女』(2005 - 2006・2006 - 2007・2008 - 2009年)がある。また原作小説を漫画化した後にアニメ化され、一部がアニメと並行して「なかよしKC」でコミックス化された作品では『ゴーストハント』(2006 - 2008年)が該当する。『りぼん』では原作漫画が深夜帯にアニメ化されたケースはないが、『あにゃまる探偵キルミンずぅ』(2009年 - 2010年)[注釈 27] が漫画化されている。なお『ちゃお』では原作漫画が深夜帯にアニメ化されたり、深夜アニメを漫画化したケースのいずれもない。

販促方法や販促商品の変化編集

幼児 - 小中学生向け作品

1960年代から1996年頃までの長い間、このジャンルのアニメにおけるマーチャンダイジングは、玩具(電子ゲームプライズ商品[注釈 28]を除く)、キャラクターの絵が入った文房具、食品などの関連商品の販促が主体であった[注釈 29]。『セーラームーン』などの幼児から小学高学年を対象とした作品はもちろん、小学校中~高学年以上をメインターゲットとし年齢層が比較的高めであった『ママレード・ボーイ』、『ふしぎ遊戯』(1995 - 1996年に放映されたTVアニメ版)、『花より男子』(アニメ版)などの作品でも、そのほとんどが玩具会社・文具メーカーなどとタイアップをしていた。

これらの玩具展開は『きんぎょ注意報!』と『セーラームーン』で定着したと言われているが、早くも1995年頃から視聴率の低迷や売上不振に陥る作品が出始め、特に1997年3月に『セーラームーン』の本放送が終了した時にはこのジャンルのアニメにおいて、玩具の販促を目的とする作品群が完全に衰退したことが明確となった[注釈 30]。当の1997年は『セーラームーン』の後番組としてリメイク作品の『キューティーハニーF』が、同年9月には『花より男子』の後番組として原作は少女漫画ではなく児童向け小説とし、それまでの小学高学年をターゲットとした路線から幼稚園児・小学校低学年がメインの低年齢層向けにシフトした『夢のクレヨン王国』(1997 - 1999年)が登場し、翌1998年にかけてこの2作の関連商品が多数発売されたが、その一方で、少女漫画原作アニメの『ケロケロちゃいむ』(1997年)には玩具および文具商品を発売するスポンサーが付かず、関連商品がほとんど発売されない状態であった。 1997年以降、『夢のクレヨン王国』や、その後番組のアニメオリジナル作品である『おジャ魔女どれみ』が成功し、また『少女革命ウテナ』など映像商品や音楽CDなどに頼り、玩具・文房具の販促を全く行わない後述の高年齢層向けの作品も成功し始めるようになると、本ジャンルのアニメにおける市場構造と、アニメ製作会社・スポンサー企業におけるマーケティング戦略が大きく変化[注釈 31] し、このジャンルのアニメからは、低年齢層向けの作品を除き玩具・文房具といった商品の販促が絡む作品が大幅に減少した。

それでも2000年代は『わがまま☆フェアリーミルモでポン!』シリーズ、『きらりん☆レボリューション』のヒットで一時期は盛り返していたものの、2008年になると『きらりん☆レボリューション』のブームが終息し、やがて低年齢層向け少女漫画がアニメ化される本数も激減した。そして2010年代以降で電子ゲーム・プライズ商品を除く玩具の販促が絡む作品は2010年から2019年までの10年間で『極上!!めちゃモテ委員長』、『夢色パティシエール』、『12歳。〜ちっちゃなムネのトキメキ〜』、『プリプリちぃちゃん!!』(2017年)、『カードキャプターさくら クリアカード編』のみと僅かとなった。

また、1980年代前半及び、1990年代後半以降は小中学生向けの作品でも、後述の10代以上向け作品と同様に、玩具主体ではなく原作が掲載された雑誌やコミックス、音楽CD、映像商品(DVDビデオ等)などの販売促進にマーチャンダイジングの主軸をおいた作品も登場する[注釈 32]。更に1990年代後半からは玩具の販売が全く行われなかった作品も生じ始めた[注釈 33]

10代以上向け作品

先述の『ふしぎ遊戯』(TVアニメ版)、『花より男子』と『みかん絵日記』(1992年)、『赤ちゃんと僕』、『夏目友人帳』などにおいて玩具化されている。それ以外の作品でもゲームセンター用のプライズ商品や電子ゲームが展開されているものもある。

玩具以外では音楽商品として1980年代『花とゆめ』や『りぼん』などの少女漫画においては漫画作品のイメージソングや短編のドラマを収録したイメージアルバムの展開が積極的に行われており、その流れから『ベルサイユのばら』や『パタリロ!』などのアニメ化作品においても声優を主体にした音楽商品が展開されていた。1980年代後半にはアニメ作品そのものが途絶え息を潜めたが、漫画作品のイメージアルバムの音楽商品自体は好調であり。その流れで1987年頃『闇のパープル・アイ』のイメージアルバムの音楽に映像をつけたミュージックビデオが発売され、当ジャンル初のOVAとなる。その後1988年の『妖精王』を筆頭に1993年まで『花とゆめ』原作の作品が連作され、後の花とゆめ原作のテレビアニメの礎になる。その後、1995年の『ふしぎ遊戯』シリーズと1997年の『少女革命ウテナ』を皮切りに一部の男性向けアニメやOVA作品と同じくDVD[注釈 34]CD、有料放送、ネット配信など映像・音楽商品の売上での制作費の確保を企図する作品が増え、「ノイタミナ」など女性をターゲットとしたアニメ枠が登場した2000年代中盤以降はアニメファンを意識せず、高校生以上の女性のみをメインターゲットとする作品が増加した。

脚注編集

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出典編集

  1. ^ 赤星政尚、高橋和光、早川優「第8章 ボクらの欲望に火をつけたキャラクターグッズ大行進 89|『キャンディ』の大ヒットが玩具メーカー・ポピーを変えた!?」『懐かしのTVアニメ99の謎〈東映動画 編〉』二見書房、1995年1月25日、ISBN 4-576-94199-2、222-224頁。
  2. ^ WEBアニメスタイル アニメ様365日 小黒祐一郎 『第305回 1986年はTVアニメ冬の時代』
  3. ^ WEBアニメスタイル SPECIAL TVアニメ50周年史のための情報整理 第28回 1990年(平成2年) 90年代の『サザエさん』こと『ちびまる子ちゃん』の登場(2013年1月21日)
  4. ^ WEBアニメスタイル SPECIAL TVアニメ50周年史のための情報整理 第29回 1991年(平成3年) 『きんぎょ注意報!』と名作もので輝くヒロインたち (2013年1月28日)
  5. ^ WEBアニメスタイル SPECIAL TVアニメ50周年史のための情報整理 第30回 1992年(平成4年) 『クレヨンしんちゃん』と『美少女戦士セーラームーン』(2013年2月4日)
  6. ^ WEBアニメスタイル SPECIAL TVアニメ50周年史のための情報整理 第32回 1994年(平成6年) 2大「りぼん」アニメの登場と『ガンダム』シリーズの転機(2013年2月26日)
  7. ^ WEBアニメスタイル SPECIAL TVアニメ50周年史のための情報整理 第33回 1995年(平成7年) 90年代アニメの分岐点とふたつのロボットアニメ(2013年3月4日)
  8. ^ WEBアニメスタイル 片渕須直 β運動の岸辺で 第96回 ストレスなく高野豆腐になる(2011年9月20日)
  9. ^ WEBアニメスタイル SPECIAL TVアニメ50周年史のための情報整理 第37回 1999年 (平成11年) 『ONE PIECE』--原点回帰と子ども向けアニメの復権(2013年4月1日)
  10. ^ WEBアニメスタイル SPECIAL TVアニメ50周年史のための情報整理 第38回 2000年(平成12年) 多チャンネル化と作品激増時代の始まり(2013年4月8日)
  11. ^ WEBアニメスタイル SPECIAL TVアニメ50周年史のための情報整理 第40回 2002年(平成14年) 土曜午前アニメの開拓と土曜18時『ガンダムSEED』の大ヒット(2013年4月23日)
  12. ^ WEBアニメスタイル SPECIAL TVアニメ50周年史のための情報整理 第42回 2004年(平成16年) 男児向け、女児向けそれぞれの長寿シリーズ『ケロロ軍曹』と『プリキュア』(2013年5月22日)
  13. ^ WEBアニメスタイル SPECIAL TVアニメ50周年史のための情報整理 第48回 2010年(平成22年) 『ハートキャッチプリキュア!』のヒットとグループ・タックの倒産(2013年7月12日)
  14. ^ 私の少女漫画史 辻本吉昭 第39回 小学館・少女漫画部門のアニメ
  15. ^ 俺物語:深夜にもかかわらず3.4%の高視聴率 まんたんウェブ 2015年08月20日

注釈編集

  1. ^ 少女向けアニメ枠を奪った『ビックリマン』であるが、女児人気も高く、20代、30代女性を対象にした『子供のころにひそかに集めていたものは?女性編』においても、ビックリマンシールがセーラームーングッズを上回り、さらには『愛の戦士ヘッドロココ』がビックリマンシリーズの少女漫画として扱われ、学年誌には男児向けのビックリマンのまんがが既に掲載された関係で一切掲載されず、当初連載されていた児童向け少女漫画雑誌の『ぴょんぴょん』が同誌の休刊に伴い、『ちゃお』の移籍ラインナップの一つになる程の人気作になっているように、『ビックリマン』が当時の女児人気をも掴んでいた事実がうかがえる。
  2. ^ 1980年代は地方民放テレビ局の数が少なく、遅れネットや番組販売等で全国放送される作品も少年向けアニメや藤子不二雄作品が多く、女児向けアニメの知名度は全国的には低かった
  3. ^ ひみつのアッコちゃん』は第1作から30年後、第2作から10年後の1998年 - 1999年に第3作が製作された。
  4. ^ 『キューティーハニー』自体は少年漫画原作であるが、元々アニメ企画であり、本来少女向けアニメとして進んでいた企画が少年向けに変更された経緯を持つ作品であり、『キューティーハニーF』は先祖帰りする形で少女向けに手直しした作品である。
  5. ^ カードキャプターさくら』はもともと民放で放送することを前提に1997年にパイロット版が制作されたアニメであるが、民放各局への営業が不調に終わり、『あずきちゃん』の後番組としてNHK各局で放送となった経緯がある。NHKは公共放送で、受信料で支えられている性質上、CMスポンサーといった広告活動が禁止されている影響もあり、ゲーム版の発売元も一定していなかった。雑誌媒体での宣伝に限られていたものの、玩具と異なってこちらは人気があり、ゲームボーイ版が一番売れていた。
  6. ^ テレビ東京系の『りぼん』枠のアニメが1998年3月の『こどものおもちゃ』の終了で消滅した一方で、同年10月に白泉社の少女漫画誌を原作とする『彼氏彼女の事情』が同局でアニメ化され、小学高学年にも読者層が拡大し、コミックスが1000万部超のヒットとなる。2001年に『フルーツバスケット』(第1作)がアニメ化され、コミックスの発行部数が2015年の段階で1850万部の大ヒットとなり、2019年には再アニメ化が行われた。
  7. ^ 2021年7月現在、独立U局を除く地上波テレビ局で放送される少女漫画原作アニメではゴールデンタイムに本放送が行われた直近の作品である。(ちなみにゴールデンタイムは一般的に19時0分から22時0分までの時間帯を指し、『ちびまる子ちゃん』が放送される18時台は一般的にゴールデンタイムには該当しない。)
  8. ^ 2011年春の終了と共に『Dr.リンにきいてみて!』(2001年 - 2002年)から約10年近く続いた『ちゃお』原作アニメの流れが途絶えた。ただし『ミルモでポン!』と『きらりん☆レボリューション』の間に半年間のブランクがあった。
  9. ^ 男児向けの『ヤッターマン』から女児向けへ変更する形で枠を新設されたものの、視聴率面・商業面双方で伸び悩み、本作品の後番組は再び少年漫画原作の『べるぜバブ』となり、主に男児をターゲットとする路線に戻された。
  10. ^ おねがいマイメロディシリーズ』(2005年 - 2009年)、『ジュエルペットシリーズ』(2009年 - 2016年)、『リルリルフェアリルシリーズ』(2016年 - 2019年)、『ミュークルドリーミーシリーズ』(2020年 - 2022年)。
  11. ^ 現状を踏まえて『ちゃお』はテレビアニメ作品・OVA作品に関わらず、アニメ作品を収録したDVDを付録にすることが一時期行われ、同時に『プリティーシリーズ』及び『アイカツシリーズ』といった「アニメオリジナル作品」の漫画化や関連情報の掲載も積極的に行った。その後は同社の少年誌で漫画原作が掲載され、アニメも含めて児童層に根強い人気を誇る『ドラえもん』(1979年 - )や『名探偵コナン』(1996年 - )とのコラボレーション企画を頻繁に行っている。『なかよし』では2016年7月号から『カードキャプターさくら』の続編にあたる『カードキャプターさくら クリアカード編』をアニメ化を前提として連載し、2018年1月から6月まで前作と同じくNHKにてアニメの放映が行われた。一方で『りぼん』では『ちびまる子ちゃん』を除いてアニメ化に依存しない戦略を採り、『ハニーレモンソーダ』(漫画連載:2015年 - )のコミックス累計売上が750万部と近年の少女漫画では大ヒットとなり、2021年7月には実写映画として映像化がされたが、アニメ化はなされていない。
  12. ^ 児童文学(青い鳥文庫)を原作とし、2003年に第1シリーズの新書が発売され、2006年から2012年まで『なかよし』に漫画版が掲載された。
  13. ^ 子供向けバラエティー番組内のショートアニメも含めると2011年10月から2014年2月まで『大!天才てれびくん』内で放送された『ちび☆デビ!』(2011年 - 2014年)、2020年4月から2021年3月まで『おはスタ』内で放送された『ガル学。〜聖ガールズスクエア学院〜』(2020年 - 2021年)も該当する。
  14. ^ もともと雑誌主導でアニメ化された作品が多い『なかよし』と『りぼん』は2000年代から売上不振に陥り、どちらも最盛期の1994年と比べて1/10以下、2005年と比べても半分以下に落ちている。また、他媒体とのタイアップでアニメ化された作品が多く、2000年代は売上が好調で最盛期の2005年には発行部数が120万部を超えていた『ちゃお』でも、2000年代末から部数が落ち始め、最盛期から15年経過した2020年度の発行部数が最盛期の1/4以下となる約27万部となっている。なお、雑誌の部数は一般社団法人日本雑誌協会調べである。
  15. ^ 1999年以前に連載を開始した作品のコミックスの国内売上は『キャンディ・キャンディ』、『ときめきトゥナイト』、『あさりちゃん』(1982 - 1983年にアニメ化)、『ちびまる子ちゃん』、『美少女戦士セーラームーン』、『ママレードボーイ』、『カードキャプターさくら』など累計1,000万部を超える作品が多数存在するが、2000年以降に連載を開始した作品には1作も存在しない。2000年代の『ちゃお』と『なかよし』でそれぞれ最も売れた作品となる『きらりん☆レボリューション』と『しゅごキャラ!』の原作コミックスの国内売上はそれぞれ300万部台に留まる。
  16. ^ 特に「少年向けアニメ」かつ深夜アニメの『鬼滅の刃』(2019年・2021年 - 2022年)は女児・少女層にも大ヒットを記録し、同作品の女性キャラクターが印刷された女児用下着など女児層をターゲットにした商品が多数発売された。また「少年向けアニメ」かつ深夜アニメのSPY×FAMILY(2022年)も女児層をターゲットとした商品などは行っていないが、コスプレにより人気を集めている。また「男性向けアニメ」として展開され、第3作までは深夜アニメとして放送された『ラブライブ!シリーズ』も第4作の『ラブライブ!スーパースター!!』(2021年・2022年・続編予定あり)では女児層の人気を反映し、シリーズとしては初めてNHKEテレのゴールデンタイムで初回放送され、同じく初めての試みとして女児向けアパレル商品が2022年に発売された。また深夜アニメとして放送されたウマ娘(2018年・2021年・続編予定あり)が2021年の2期目放映と同時にソーシャルゲームも大ヒットを記録し、女児層にも人気が浸透していることから、子供向け用菓子を2021年秋より販売開始。同じくソーシャルゲームが原作で深夜枠で放送されたBanG Dream!(バンドリ!2017年・2019年・2020年)も女児層の人気が獲得できていることから、コラボ菓子を2022年より販売開始。
  17. ^ さらに女児向け特撮ドラマの『ガールズ×戦士シリーズ』の最新シリーズである『ビッ友×戦士 キラメキパワーズ!』も同年6月で放送終了。ただしプリマジに関しては4クールのみ放送と企画段階から決まっており、その後の展開についてはプリティーシリーズは小休止扱いとなっている。
  18. ^ ピンクレディ人形をヒットさせたアサヒ玩具から『ベルサイユのばら』のオスカルの人形が商品化されていた。他にバンダイ系列のあんそにいからは『ラ・セーヌの星』や『銀河鉄道999』のメーテルの人形も商品化されていた。音源の商品展開は『宇宙戦艦ヤマト』ブーム以降、サウンドトラックの商品化が行われるようになった、詳しくは後述、またビデオソフトの商品化自体は『パタリロ!』放映後の80年代初旬以降であり、放映後にソフト化が本格的に行われている。
  19. ^ 企画当初は『セーラームーン』のように小学生の女児をターゲットとしていたため『ちゃお』で連載が行われた。しかし企画当初と内容が大幅に変わり、作風や漫画を担当したさいとうちほの画風やアニメのファンと『ちゃお』読者の年齢層が合わず、続編『少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録』の漫画版は『別冊少女コミックSpecial』で連載された。2017年7月にアニメの放送から20年を記念した新作は『flowers』で掲載された。
  20. ^ KAIKANフレーズ』のアニメ版前半は全日帯でしかもゴールデンタイムで放映されており、深夜に枠移動した原因は全日帯で放送されていた時の視聴率が不振だったことによるネガティブなものであった。
  21. ^ しかし第2期にあたる『マリア様がみてる~春~』は全日帯に当たる朝枠での放映となった。OVAを経て再びTVアニメ化された『マリア様がみてる~4thシーズン』は再び深夜枠で放映された。
  22. ^ バンダイによるカードダス「のだめも」の対象年齢は4歳から20歳までの全年齢層を、「のだめカンタービレスナック」は8歳以上とローティーン層も意識した設定になっている。バンダイ のだめカンタービレスナック ちなみにゲーム関係は全年齢対象である。
  23. ^ 1992年から1997年にかけて「女児向けアニメ」の形態で放送された『美少女戦士セーラームーン』から『美少女戦士セーラームーン セーラースターズ』までの5作を初代とした場合。
  24. ^ 初代アニメ放送時に『セーラームーン』は主に幼児・小学生から中学生、『フルーツバスケット』(第1作)は主に小学生から10代後半、リメイク放送時はどちらも主に20代から30代となる。
  25. ^ 映画上映時には主に20代となる。
  26. ^ さばげぶっ!』は中高生以上のアニメファン、『セーラームーン』や『カードキャプターさくら』の本放送や再放送をリアルタイムで見ていた世代だった1980年代から1990年代生まれをメインターゲットにしている。『カードキャプターさくら クリアカード編』は本放送が全日枠、再放送が深夜枠で放送され、放送時現在の小中学生もターゲットとしている。『美少女戦士セーラームーンCrystal』は放送局によっては全日帯で放送されている。
  27. ^ テレビ東京・テレビ愛知テレビ大阪のみ深夜帯に『あにゃまる探偵キルミンずぅ+』のタイトルでリピート放映された。本放送は全日帯。
  28. ^ ゲームセンターで用いられる景品。一般の玩具とは流通が分けられ、玩具化とは無縁な高年齢層向けの作品も商品化されやすい。
  29. ^ ただし、1980年代にはアニメファンの台頭により、『魔法のプリンセス ミンキーモモ』や『魔法の天使 クリィミーマミ』などにおいてアニメ作品のサウンドトラック及び、漫画のイメージアルバムといった音楽商品の商品展開は積極的に行われた。
  30. ^ ちょうどこの頃にNHK及び民放キー局テレビ東京系を除く)にて全日帯アニメ枠自体の縮小が始まった点も、本ジャンルを含めた子供向けアニメの衰退に拍車をかけた。特に本ジャンルにとっては、『セーラームーン』などを全国放映していたテレビ朝日系の土曜19:00枠(末期は18:00に変更)が消滅した影響は大きかった。
  31. ^ 低年齢向け作品の原作として用いられる小中学生向け少女誌は全て月刊のため、ストックの問題からも完全オリジナルの方がアニメスタッフにとっては製作するときの自由度が高く、著作権使用料のうち原作者に支払う分が必要なくなるため、『おジャ魔女どれみ』のヒット以降は完全オリジナル作品が中心になっていった。
  32. ^ 1980年代前半の作品ではアニメオリジナル作品の『魔法のプリンセス ミンキーモモ』や『魔法の天使 クリィミーマミ』が該当し、『クリィミーマミ』はアイドル歌手を声優に招き、後年の嚆矢となる展開も行われた。1990年代後半以降の作品は『水色時代』、『満月をさがして』、『12歳。〜ちっちゃなムネのトキメキ〜』などが該当し『満月をさがして』は本放映時の視聴率では振るわなかったものの、CS放送での再放送後の視聴者からの反響が大きく放映終了から2年半も経ってから新作音楽CDがリリースとされるという異例の展開が行われた。また、玩具の販促を主体とする作品であった『カードキャプターさくら』、『マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ』(2003 - 2004年)、『きらりん☆レボリューション』、『極上!!めちゃモテ委員長』や1年目では玩具スポンサーが付いていた『しゅごキャラ!』シリーズにおいても同様に音楽CDの販促にも力を入れた。
  33. ^ 例えば『あずきちゃん』、『だぁ!だぁ!だぁ!』(2000 - 2002年)、『ちび☆デビ!』などはスポンサーの出資ではなく視聴者からの受信料による番組制作を前提とするNHK主導の企画でアニメ化されたためであり(一方で『カードキャプターさくら』は出版社と玩具会社主導の企画であり事情が異なる。)、民放で放送された『ケロケロちゃいむ』と『ウルトラマニアック』(2003年)は玩具商品を展開する予定でアニメ化企画が立ち上げられたものの、玩具会社のスポンサーを確保できなかったためとされる。さらに『ウルトラマニアック』は地上波テレビ局ではなく、CSのアニメ専門放送局の「アニマックス」のみで放送された。
  34. ^ 2000年頃にDVDが普及するまではVHSLD、2008年頃にBDが普及してからはBDとDVDの併売が主流である。

関連項目編集